てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

肘頭骨折 術後61日目 夜のストレッチ 筋膜リリース

 朝晩、急に冷え込むようになりました。寒い・・・ 半纏着て、これ書いてます。

 そもそも今年、秋らしい日ってありましたっけ? 汗ばむ日が多く10月に入っても半袖のTシャツがしまえなくて、9月に来るような大型台風が上陸して、なかなか秋らしくならないなと思ったらいきなりこの冷え込み。冬は計ったようにちゃんとやってくるのですかね? 冬の始まりは例年通り。つまり秋が短い。地球温暖化が影響しているそうですが。

 これからもっと寒くなったら、骨折したところも痛むのでしょうか? 温め作戦を研究しなくちゃ。

 

 今日は起きたらもう雨で、傘さして出勤となりました。歩きにくいのを承知で長靴にしました。先日の雨の日に懲りたので、今日は綿のパーカーではなく、レインスーツの上着の方を着用。おかげで、服をぬらすことなく職場にたどりつくことができました。レインスーツ、あわや引退かと思いましたが、まだまだどうして、これからも私の「定番グッズ」に君臨しそうな予感です。

 

 こう寒いと昼間のちょこちょこストレッチは、あまりしませんね。歩くのだって、傘をさしていて両手が自由でないし、長靴でかぱかぱ歩きにくいから、ウォーキング効果はなし。こんな日は帰ってから、体をほぐさないと。そう思って、この間の雨の日は帰りにスーパー銭湯に行ったんでしたっけ。あれは金曜日だったから、週末限定の自分へのご褒美。普段の日は、やっぱり夜のストレッチで、固くなった体をリセットしましょう。

 

 で、そのストレッチがどんなかというと・・・

 夜のストレッチは、お風呂から出たときに、20分くらいかけて、「筋膜リリース」をしています。「筋膜リリース」、耳慣れない言葉かもしれませんね。私も「なに?」って思ったんですけれど。私と同時期に同じ肘頭骨折をした方とツイッターでつながりまして、その方のブログを拝見して知りました。気になって早速、書店で筋膜リリースについて書いてある本を探しました。私が購入したのは、『自分でできる!筋膜リリースパーフェクトガイド』(竹井仁 自由国民社)です。本に従って、説明しますね。

 

 「筋膜」とは、筋肉を包み込んでいる膜で、これを解きほぐすのが「筋膜リリース」です。浅筋膜・深筋膜(腱膜筋膜)・筋外膜・筋周膜・筋内膜の5つです。筋膜は、筋繊維1本1本の中にまで入り込んでいて、全身のさまざまな方向へとつながっています。筋膜リリースとは、このつながりの中のねじれやよじれを、滑らかにしていくことをいいます。筋膜のねじれやよじれが元に戻れば、筋と筋膜の正しい伸張性が回復し、筋肉が正しく動けるようになるのだそうです。

 まさに「これだ!」と思いました。ストレッチの一種なのでしょうが、ただ伸ばすだけではないのですね。私は術後しばらくは、肘周りの皮や筋肉がくっついてつっぱり、90度以上曲がらなかったのですが、あるときそれがすっと剥がれたように感じ、それを境に曲がり始めました。なので、「筋膜リリース」という考え方は、すごく納得がいったのです。

 『自分でできる!筋膜リリースパーフェクトガイド』(竹井仁 自由国民社)は、理論はよりも実際の動きについて、多くのページが割かれています。たくさんの動きが載っているので良いと思いますが、気が遠くなりそう。私はたくさん中から、たった3つだけ選んで、毎日やっています。なぜその3つにしたかというと、「腕の筋膜リリース」として紹介されているからです。部位にポイントを絞ってやろうというわけです。

 具体的にどんなかというと、写真を転載するわけにいかず、文章だけではわかりにくいのですが、ご参考になれば・・・

 

腕の筋膜リリース

腕の前側の筋膜リリース
  1. ドアや柱に、肘を伸ばしたままで手をつける。
  2. 足と一緒に、つけていない手の方へ体を回していき、腕の前側の上腕二頭筋を伸ばす。(20秒)
  3. 次に、手を肩よりも高い高さにつける。
  4. 体をつけていない手の方へ回していき、大胸筋を伸ばす。(20秒)
  5. 手を替えて同様に行う。

*左右をそれぞれ3回繰り返す。

腕の後ろ側の筋膜リリース
  1. 一方の手を頭の上に挙げ、肘を曲げてタオルをつかむ。
  2. もう一方の手で、腰の後ろでそのタオルの反対側をつかむ。
  3. 下側の手でタオルを引っ張り下ろすようにしながら上腕三頭筋を伸ばす。(20秒) 上側の肘が頭の後ろに来るように。

 *左右をそれぞれ3回繰り返す。

 

肩まわりの筋膜リリース
  1. 腕を挙げて壁にその側のからだ全体を付ける。もう一方の手で、上げた側の手首をつかむ。
  2. そこから手首を前に引っ張って外旋筋を伸ばす。(20秒)
  3. 次に手首を後ろに押して内旋筋を伸ばす。(20秒)

*左右をそれぞれ3回繰り返す。

 

 2が一番、わかりやすいしダイレクトに上腕三頭筋に伝わる感じ。これは効くと思う。1も、いつもにはない動きで、よさそう。3は、いまひとつやりかたに自信がないけれど気持ちいいです。

 この3つを始めてかれこれ10日くらい経ちますが・・・ どうなんでしょう? まあそうすぐにはわかりませんよね。焦らずボチボチです。

 

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肘頭骨折 術後60日目 肘伸ばしの自主トレは?

 今日は大変珍しいことなのですが、平日休み。家族がいつも通り家を出るので早起きしましたが、早い朝食の後は、一人でのんびり。なんだか今朝は寒かったので、久しぶりに蒸しタオルで肘を温めてみることにしました。寒いと固まってしまいそうで。

 あつあつの蒸しタオルは気持ちいいですが、そのあとの皮膚のコンディションがどうにもよくないので、今日は蒸しタオルを使ったホットパックにしてみました。

 ホットパックは、治療の一環として整骨院などでもよく使われるようです。私が調べてやってみたのは、以下のようなものです。

 

蒸しタオルのホットパック

  1. 浴用タオルでおしぼりを作る。(固く絞り過ぎない。)
  2. タオルをビニールの袋に入れてゆるく口を閉め、電子レンジで500wで1分加熱する。
  3. ビニールの上から乾いたタオルで包み、肘まわりにピッタリ当てる。(20分くらい)

 ビニールに入れたまま乾いたタオルでさらに包むことで、「アチチ!」ということにならず(低温やけどの心配がなくなり)、熱も逃げにくいみたいです。蒸しタオルを直接当てる気持ちよさはないですが、そのかわり、じんわり温まります。20分くらいは余裕で、温かさが持続します。

 ただ、肌にピッタリ押し当てないと温かさが実感できないです。上から何かで固定すればよさそうなものですが、肘という場所がら難しく、結局自分でじーっと押さえているのがいいみたい。これは、時間に余裕がある時でないとできませんね。これからよい方法を考えてみたいな。

 何はともあれ、じんわりじっくり温まって、肘の曲がりもよくなった気がしました。たぶん気のせいでしょうが、そういう気分が大事ですよね。

 

 いつもは仕事帰りに立ち寄っているリハビリですが、午前中に行ったらどんな感じなのだろうと思って、今日は午前中にリハビリを予約してありました。10時半という遅めの予約時間なので、ゆったりのんびり家事をしてから病院へ。

 

 まずはリハビリの先生に「先週の診察で、院長先生にぐぐぐーっと肘の曲げられ、すごく痛かったんですけど!」と訴えてしまいました。「ああ、やっぱり。しょっちゅうですよ。みなさんやられます。」 やっぱりサドだな・・・

「でもって、ぐぐぐーっと伸ばしの方もされて、まだまだだと言われたんですが・・・。伸ばしのトレーニングって、家ではどんなことをすればいいですかね?」

「えっ、伸ばしがまだまだですか? いやあ、結構いい線いってると思いますけど。あと一息ってとこですよ。その一息のことを言われているのならば・・・」

 先生はしばし考え込んでから、

「自分で伸ばす練習をするのはなかなか難しいのですが、ベッドに仰向けになって、だらんと腕を伸ばすことでしょうか。自分の力で腕をそらすのは難しいので、500mlのペットボトルとかを手に持って伸ばすといいです。」

とアドバイスをくださいました。なるほど、やってみます。

先生「肘の内側も柔らかくなったし、心配ないです。内側が固いと伸びないですから。」

私「前は、固かったですか?」

先生「はい、パツパツでしたよ。」

 あの頃は二の腕も肘周りもパンパンで、握った手のひらもクリームパンみたいだったから、肘の内側まで気が回らなかったけれど、パツパツだったんだ・・・

 肘の曲げ伸ばしよりも、骨をこりこりしたり肘周りをマッサージをしたりが主な施術でしたが、おかげで大変楽になりました。ベッドにうつ伏せになって手をだらんとさせて上げ下げすること(上腕三頭筋を鍛えるトレーニング)と、あおむけになってペットボトルを持って腕を伸ばすことが次回までの宿題となり、終了となりました。

 

 会計が終わると11時20分。この後、実家へ向かいます。

 ちょうど2か月前の8月26日に骨折したのですが、実はあの日は、夕方仕事帰りに実家に行き、泊まることを予定していました。というのも、実家の近くの神社の例大祭の日だったからです。我が家の3人の子どもたちが小さいころは、お祭りの日は、毎年3人を連れて泊まりに行っていました。子どもたちは皆大きくなりましたが、誰かしらいまだに泊まりに行き、私も1年に一度の実家に帰る口実にしています。

 まさにその日の朝、骨折してしまい、今年は息子一人が泊まりに行きました。高齢の両親には、「命にかかわることではないから、全然心配しないで」と言っていましたが、そろそろ復活した姿を見せねばと、今日訪ねることにしたのでした。

 実家に到着後、「その節は失礼しました」と神社にお参りに行き、両親の健康をお願いしてきました。この歳になって両親ともに健在なのは本当にありがたいことです。心配かけないように、私も元気でいなくてはと思います。


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肘頭骨折 術後59日目 たこ薬師と目黒不動尊

 秋の深まりを感じる今日この頃。早く街道ウォークを再開しないと冬になってしまう・・・ 再開の前に、ウォーミングアップを兼ねて、怪我の治癒を祈願するのはどうかしら?

 そう思いついてあれこれ調べてみまして、目黒の「たこ薬師」こと成就院を訪ねることにしました。同行人は、街道ウォーク同様くろやぎ(夫ともいう)です。

 

 JR目黒駅から徒歩10分ほど、目黒不動尊商店街の中にあります。小さな構えですが、大きなタコの絵が目を引くのですぐにわかります。

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 説明板があったので、アップします。

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 ご本尊は、3匹の蛸に支えられて座る薬師如来さまだから、蛸薬師なのですねー。確かに、「疫病除けの仏」と書いてあります。薬師様ですものね。そりゃそうだ。でもって、絵のように、蛸さんが口で福を吸い寄せてくれるから、開運なんですね。納得。

 

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 お堂は、蛸さんの絵こそインパクトがありますが、このように小さな建物です。

 

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 正面から見たところ。

 

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 絵馬の図柄もタコです。

 

 お守りか何か、求めようと思ったのですが、人気はなく(墓地分譲中のおじさんがテントにいたけど)、「ま、いいか」と思いました。大丈夫、怪我の治癒のお願いは、きっと届いたことでしょう・・・

 これだけでは、ちょっと物足りなかったので、近くの目黒不動尊にも寄ることにしました。

 

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 目黒不動尊商店街です。目黒と言いますと、東京郊外のカントリーの住民としましては、都会のお洒落な街というイメージを持っているのですが、このあたりは普通に庶民の街という感じがいたします。

 

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 目黒不動尊です。なかなか立派な門構えです。説明板もあったのでアップします。

 

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 創建は808年。古いですね。江戸時代には門前も含め、行楽地として賑わったとのこと。富くじが有名で、湯島天神と谷中の感応寺と並んで「江戸の三富」と呼ばれたんですって。面白そう。

 目黒のほかに、目白、目赤、目黄、目青があるんですか? 五色不動っていうの? 東京に住んでいながら知らなかったです。目白は、地名としてはもちろん認識していますが。五色不動、いつかめぐってみたいですね。

 

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 入ってすぐの「甘藷まつり」の横断幕が目を引きます。このお寺・瀧泉寺には、青木昆陽さんのお墓があるからですね。

 青木昆陽さんは、江戸時代の確か農学者で、人々を飢饉から救うためにさつまいもの栽培を推進した人ですよね。子ども向けではありますが、この人のことを書いた本を読んで以来、ひそかに尊敬しております。

 そうそう、『発見!しごと偉人伝 農業者という生き方』(藤井久子 ペリカン社)という本でした。二宮尊徳さんとか品種改良に尽力した人とか、10人の話が載っていて、どれも「そうなのか」と感心してしまう。小学校高学年から中学生に薦めたい。もちろん大人が読んでも面白いです。

 

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 本殿に続く石段の下にある「水かけ不動明王」です。身代わりで瀧泉に打たれてくださるのだそうです。不動明王さまに霊水をかけ、清らかなこころで参詣してくださいという説明でしたので、そのようにいたしました。

 説明板もアップしておきます。

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 本殿です。大きいですね! 小さな男の子が「神様がいっぱいだあ・・・!」と言いながら階段をかけあがっていきました。かわいい。

 

 本殿のお参りをすませて門を出ますと、七福神があるのに気が付いたのでお参りしました。恵比寿様です。

 江戸最初の山手七福神ですって。今度のお正月に、ここの七福神巡りをしようかしら。七福神巡りって、好きなんです。スタンプラリーみたいで。そういえば、街道ウォークもスタンプラリーみたいなものですね。気の遠くなるような。

 

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 近くにこんな案内板もありましたので、アップしておきます。

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 甘藷まつりのポスターも発見。

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 お祭りは明日なのですね。さつまいもいっぱいで、楽しそう。

 

 これより、もと来た道を戻ります。

 行きにも気になっていたのですが、「まちなみウォッチ」的な一枚です。

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 なんでも売っています。何とも不思議な雰囲気がただようお店でした。

 

 このあと商店街で、とあるお蕎麦屋さんで遅めの昼食にしました。

 すごく変なお蕎麦屋さんでした。

 たいして混んでいないのに20分待たされ、「どうぞ」と言われたものの、座る席の案内はなく、「お待たせしました」でもなく。お水が運ばれてきましたが、おしぼりとお箸の袋が飛んできました。(というのはちょっと大げさですが、つまり、とてもぞんざいに置かれたというか。) 

 トイレに入ったら、トイレットペーパーホルダーが二つとも紙がきれているし。

 オーダーしたくて呼んでも、聞こえないみたい。隣のテーブルのカップルさんも、「すみません。」「あのー、すみません。」と連呼していましたよ。ここの人たち、耳が遠いのかな。

 「山芋天せいろ」というのを注文しました。美味しかったら、それまでの処遇は忘れようと思いましたが、味は普通でした。

 全体に接客が雑。お会計の時、「ありがとうございました」でもなく、無言でお金を受け取った。「おまたせしました」とか「ありがとうございました」とか、一言あれば、雑な処遇も水に流せるのにね。創業は古く、しゃれた店構えなんですけれど、わからないものですね。

 ブログには、あまり辛口コメントは書かないようにしているのですが、ついぐちってしまいました。

 

 お昼はイマイチでしたが、よいウォーミングアップになった一日でした。それにしても、都心は人が多いこと! 駅の乗り換えなんか、いちいち人にぶつかりそうで怖いです。一応まだ骨折患者ですからね、人混みは用心しなければ。東京郊外の我が家の駅に降り立ちますと、ロータリーがすかすかでほっとしました。冴えない街ですけど、住めば都ですね。

 

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肘頭骨折 術後58日目 GORE-TEXのレインスーツ

今週のお題「私の定番グッズ」

 自宅から職場まで、4キロ。自宅も職場も駅から遠く、バス→電車→バスの通勤はあまりに不便でナンセンスな状況で、自転車通勤は当然の選択でした。さすがに雪の日は1時間かけて職場まで歩きましたが、それ以外は、もれなく雨の日も風の日も、片道30分(全力疾走25分)、自転車を飛ばしておりました。

 そう、雨の日も風の日もです。雨の日は本当にみじめ。レインスーツがぐっちょりぬれて服に貼り付く感覚が、なんとも気持ち悪いです。

 その辺のコンビニで買うような、間に合わせのレインコートでは、なんの意味もありません。ちょっとそこまでの買い物ならともかく、4キロ30分ですから、そんなビニールの切れ端みたいなのをかぶっているんじゃ、何もしていないのと変わりません。

 

 そういうわけですから、3000円くらいの割としっかりした自転車用のレインスーツを着ていたのですが、4キロ30分も走っていると最後の方にはじわじわと服の方に浸みてくるんですよね。職場に到着してそれを更衣室のハンガーにかけてはみるものの、帰りにはまた、しんめりしたビニールのスーツをまとうの、いやですねえ。

 それよりなにより、出張先に自転車で移動すると、湿ったレインスーツがさらにぐちょぐちょになり、「さて、こいつをどこに置かせてもらおう?」と悩みます。

 ザーザー雨に降られた挙句やっと帰宅すれば、べっとり貼りついたレインスーツをまず脱ぎ捨てて、「ああやれやれ」と済々したものでした。

 

 ところで、私は非正規雇用の労働者で1年契約。4回まで更新可能となっております。つまり、連続して5年間までしか勤務することが許されていないので、勤め続けるためには4年目の終わりに新規採用者として試験を受けなければならないのです。

 前回めでたく試験に合格し、再び雇用されることが決まった時、私は自分にお祝いを買いました。なんだと思いますか?

 それは完全防水のアウトドアワーク用のレインスーツです。雨の日の濡れたレインスーツの感触とはサヨナラしたかったのです。そのためには、ある程度の出費は躊躇しない・・・

 というわけで、アウトドア用品専門店の好日山荘でGORE-TEXの製品を購入しました。セール品だったし、GORE-TEXにしては安い方でしたが、それでも数万円はしましたね。でもお祝いですからね!

 で、実際雨の日に着用してみたら今までのとは全然違って、絶対に浸みてこない。ファスナー部分がしっかりガードされているし、素材もいいのでしょう。浸みてこないどころか蒸れないのがいい。さらっとしていて、ぺったり貼りつく不快感とはサヨナラです。

 年数を重ねるにつれ、少しずつサラッと感が薄れてきた気がしなくもなかったですが、購入以来ずっと、雨の日の私の「定番グッズ」。なくてはならない大切な商売道具でありました。

 

 今年の8月、自転車で転倒し、肘を粉砕骨折しました。痛いだけでなくトラウマもあって、自転車通勤をやめました。雨の日は傘をさしてテチテチぽくぽく歩きます。

 雨の中レインスーツを着て自転車をこいでいる人を見ると、怖い・・・。路面は滑るし、視界は狭いし、雨の中、長時間走りたくないから飛ばしているし。転倒したら骨折しちゃう。私はもう、レインスーツを着て自転車に乗ることはないでしょう。(たぶん)

 かわいそうに。数年間私を支えてくれたレインスーツは引退でしょうか? いやいやそれが、昨日横殴りの雨の中を歩いていて思ったのですが、徒歩でも着たらいいかもしれませんね。傘をさしていても、横殴りの雨ではぬれてしまい、みじめでしたから。

 レインスーツ、ずいぶんくたびれてしまったので、晴れた日に洗濯機の「おしゃれ着洗い」コースで洗ってみましょうか。カラッと気持ちよく、着たいですよね。

 雨の日の徒歩通勤をしてみて、徒歩通勤ならではの問題に気が付きました。横殴りの雨は、傘だけでは防げないこと。背中のリュックが濡れてしまうこと。長靴は水たまりには強いけれど、雨が降りこんで来るし歩きにくいこと、などなど。

 雨の日は快適に。徒歩通勤ならではの、雨の日対策定番グッズが、これから増える予感がします。

 

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肘頭骨折 術後57日目 雨とスパ

 今日は、朝からずっと雨降り。これでもかってくらい、しつこく降っております。

 出勤前に外を見たら、ザーザー降りだったので、長靴を履くことに。歩きにくいけれど、靴の中で足がぐちょぐちょになるのは気持ちが悪いから。上に羽織るものは、秋物のコートにしようかちょっと迷ったけれども、カジュアルを重視して、綿素材のパーカーにしました。

 今日は自宅近くのバス停からバスに乗りました。(いつもは自宅から歩いて25分のバス停まで歩くパターンですが、5回に1回ほど別の勤務地に行くことがあって、このルートになります。)

 屋根のないところで、なかなか来ないバスを待っているうちに、早くも服がしんめり。雨の日のバスは混んでいて、なんとか席に座れたものの、濡れた傘を手に持っているので、何もできず。

 目的地の駅前の停留所で降りたのはいいけれど、横殴りの雨で、とりあえず屋根続きのスーパーに駆け込み、お昼ご飯を調達しました。

 これより職場まで、25分ほど遊歩道を歩きます。いつもだと気持ちがよいロケーションなのですが、今日は最低最悪。雨ばかりか風も強く、10歩あるくと、1回は傘がおちょこになりました。その上、パーカーもスカートも微妙に濡れてしまい、こんなことならちゃんとコートを着てくればよかったと後悔しました。(ついでにスカートで来たことも後悔しました。) 遊歩道の途中にあるのんびりしたコンビニでお昼を選ぶのが好きなのですが、今日はとっとと駅前で調達して、本当によかったとも思いました。

 職場はまだ暖房が入らず(10月だから仕方ないですが)、しかも部屋が北側なので、寒いのなんの。パソコンの前に座って作業していると体が固まり、余計寒い。こんなことなら、もっとがっつり着込んで来るんだったと、また後悔。

 一日中あまりに寒かったので、今日は定時に上がりました。早く暖かいところに行きたい・・・ 

 また遊歩道を駅に向かって歩いていますと、相変わらず横殴りの雨で、傘は馬鹿みたいにすぐおちょこに。開きなおしてもまたおちょこ。でも、絶対に折れないんですよね。この傘、確か台風が接近するというときに(1年前のことです。)、スーパーで「絶対折れない」というキャッチフレーズを信じて買ったんです。水色に白い水玉。見た目華奢な3段折り畳み傘なのですが、これが本当に折れない。折れる替わりに、びよよーんとしなっておちょこになります。今日も、なんども、びよよーんと。そのたびに、「ああ、私の骨は折れたのに、コイツは優秀だな。」と思いましたよ。「私もこんなふうに、折れない骨だったらよかったのに。」とも。いや待てよ、骨がびよよーんとなるようでは、人間ではまずいのではないか? そもそも骨ってそういう素材ではないよね。

 しょうもないことを考えながら歩いていましたが、おちょこにならないように両手で傘の柄を押さえ、前面から吹き付ける雨を防ぐために傘を前に差し出すから、必然的に前傾姿勢になります。晴れていれば、リュックを背負って両手がフリーで、すたすた歩くのですが、これじゃウォーキング効果ゼロですね。いやむしろマイナス。冷たい雨の中、前かがみでぽくぽくテチテチ歩くのは、本当にみじめ。

 「寒いなあ、温まりたいなあ・・・・ 例えば温泉とか・・・」なんて考えて、「そうだ、ほんとに、お風呂に入ってから帰ろうかな。」と思い立ちました。

 思い立ったら、即実行です。

 

 実は、我が家から徒歩7分ほどのところに、スーパー銭湯があって、今日の通勤経路の途上でもあります。よしよし、これは、スーパー銭湯が呼んでいると考えていいでしょう。

 今の家に引っ越して来て15年になりますが、このスーパー銭湯には2回しか行ったことがありません。1回目は、引っ越して間もなく、知り合いに無料券をもらったとき。2回目は昨年、我が家の浴室を改装したとき。(工事中でお風呂が使えなかったとき。)あまりに近所なんで、知り合いにあったら気まずいなーというのが主な理由。でもまあ今日は平日だし、知り合いにはまず遭遇しないんじゃないかな?

 さて、到着しますと、玄関からもう、お風呂屋さんの匂い。それだけでなんだか嬉しくなってしまいました。中に入りますと、「お、あったかい!」 今日初めてあったかいと思いました。

 休日は家族連れが多そうだけれど、今日は私のように一人でふらりと立ち寄った人もいて、入館しやすい雰囲気です。自販機でチケットを買ってサクサク進みます。ちなみに、平日なのでリーズナブル。入館料にバスタオル&フェイスタオルのレンタルも追加しましたが、1000円でおつりがきました。ここのスーパー銭湯は天然温泉ではないので、それも値段を押さえることにつながっているのかもしれません。

 中には10種類近い浴槽があります。結構大きな施設なんです。浴室に見回りに来た従業員の人が、我が子が中学生の時にPTAで一緒だったお母さんに似ていたけれど、それは気にしないことにしました。

 ジェットスクリューが出てくる座浴とか、泡が出てくる中を歩くコースとか、細かい泡につかる露天風呂とか、いろいろあって楽しい。釜風呂とサウナ以外全部試してみました。元を取らねば。

 36度に保ったお風呂が、今までにない感覚で面白かったです。熱くもなく冷たくもなく、本当に何も感じないので「不感風呂」とネーミングされています。副交感神経が働いて、リラクゼーション効果が高いのだとか。いくらでも入っていられそう。でも、やっぱりちゃんと温まりたくて、最後はもう一度、普通の浴槽につかってから出てきました。

 さすがに芯からぽかぽかです。再び微妙にしめったパーカーを羽織ったのですが、前ほどいやな感じはしなかったです。なんだ、スーパー銭湯、楽しいな。もっとちょいちょい来ればよかったなー。てか、リピーターになっちゃおうかな。週末に、自分へのプチご褒美にどうだろう?

 

 ザーザー雨通勤に閉口したけれど、最後は幸せ気分で家路に着いたのでした。雨とスパ、相性抜群です。新発見。

 

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肘頭骨折 術後56日目 昼間のストレッチ

 リハビリする中で、「やっぱりストレッチでしょ!」という思いを強くした私は、昼間もちょいちょいストレッチをしています。といっても決まったポーズがあるわけではなく、ちょっとした時間で思いついたことを試しています。たとえばバスの待ち時間で、肩を回してみるとか。手提げカバンからリュックになってからは、両手がフリーなので、「ちょいストレッチ」がしやすくなりました。(退院直後はリュックのショルダーベルトに腕を通すのが、痛くてできませんでした。)

 

 たまたま動かしたときに「あれ? なんか抵抗があるぞ。」と感じたところを、もう一度ゆっくり動かしてみます。ちょっときついけれど、繰り返しやっていると、気持ちいいと感じるようになって、数日後には痛いと感じることなくその動作ができるようになればしめたもの。そうするとそのストレッチは卒業です。

 

 今までどんな動作を「ちょいストレッチ」してきたか、ちょっと面白いのでここに記録しておきますね。

 

①胸の前で手のひらを合わせる

 初めてこれは気持ちいいかもと思ったポーズは、手のひらを胸の前で合わせて指先を上に向け、肘を水平に保つこと。これが信じられないくらいできなかったんです。最初は胸の前に持ってくることすらできなくて、おなかの前。指先は上ではなく前方にしか向けられませんでした。手のひらを合わせようと思っても浮いてしまうし。これがちゃんとできたときと、肘のまわりのこわばりがスーッと離れたように感じるようになったときとは、ほぼ同じ頃だったと思います。この体験が、「やっぱ、ストレッチでしょ。」と思ったきっかけです。

 

②頭の上に、指を組んだ両手を乗せ、後ろへ持っていく。

 頭の上に組んだ両手を乗せることができたときと、コンタクトが入れられるようになったときは、ほぼ同じです。

 ただ、頭の上に乗せることはできても、その手を頭の後ろに持っていくのが痛くて、できませんでした。ちょっとずつちょっとずつ、ことあるごとに後ろへ持っていけないかチャレンジしていました。

 あるとき頭痛がひどくて、両手をくんだまま親指の腹で首の付け根を押そうとしたのですが、これができない・・・(これ、頭痛のツボ押しで、骨折する前からよくやっていました。ツボにあてて、首を後ろに倒すといいです。)

 頭痛がひいてからも、これができるようになりたくて、ちょいちょいチャレンジしまして、今では少し肘まわりが痛いけれど、力を込めてツボを押せるようになりました。(頭を後ろに倒すことはまだできません。ひきつづきチャレンジ中。)

 

③両手のひらをほっぺたにあてる。

 いわゆる「ぶりっこ(古いですね)ポーズ」。信じられないかもしれませんが、これ、痛くてできなかったです。ぶりっこポーズは、いいトシのおばさんがやるのは恥かしいですが、お手軽にスペースを取らずどこでもできるので、バスの中で座っているときとかに、よくやっていました。今は問題なくできます。ただし、肘周りにまだ少しだけ抵抗感があります。引き続き、ときどきやってみるのもいいかもしれないと思っています。

 

④左の手のひらを上に向け、親指と小指で左の耳をつまむ。

 できれば、左右同時にやるといいです。なるべく左右同じ格好になるようにチェックできるから。お手本は怪我していない方の手(右手)です。

 これ、先日購入した「骨ストレッチ」の本に載っていた耳の触り方です。

 

www.lupinus-shiroyagi.com

 

 初めてやったとき、「なんだこれは」ってくらいきつかったです。今は、少し痛いけれど大丈夫。
 これをやった後、肘を曲げると、深くできるようです。(たぶん) 

 

⑤肩に軽く指先を乗せ、そのまま肘を脇におろして締める。

  今、主に取り組んでいるのがこれ。(①~③は、ほぼ卒業)

 これもできれば両手でやります。

 右手は、最初から脇を閉めた状態で、なんてことなく肩をツンツンできるのに、左はいきなりでは、触れることすらできません。

 ④のポーズを取ってから手を放して指先を肩に向けると、わりとすんなり触れることができます。(偶然発見しました!)すのまま肘を下におろすと不思議と、できなかったはずのポーズが可能に。脇を締めて20秒ほどキープ。そのあと脱力して腕をぶらぶらさせていたわってあげます。

 

 ストレッチでキープした後は、「脱力ブラブラ」を必ず組み合わせるようにしています。何となくですけれど、その方が筋肉を傷めない気がして。それに「脱力ブラブラ」は、すごくほっとします。

 

 こんな感じで、ここ2週間ほどやっています。正確に言いますと、術後39日からですね。この日、リハビリが一歩前進したんですよね。行動の制限が外れた日でもあります。それまでは無理に動かしてはいけないと言われ、腫れてもいたので、せっせと冷やしていました。積極的なことができなかったこの39日間は、じっと我慢の日々だったんですね。今思えば、術後39日目は、ターニングポイントでした。

 

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 そうっと曲げたり、そのまま止めてみたり、自分の筋肉の声に耳を傾けながらやったのが功を奏したのかなと思います。

 なので、ここに書いたことはあくまでも私の場合なので、その辺はご承知おきくださいね。とはいえ、確かに、ストレッチは効果があると思います。ご参考になれば。

 

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肘頭骨折 術後55日目 曲げ130度と伸ばしの問題

 今日は9日ぶりのリハビリでした。前回、リハビリの先生が「少し間を開けてみましょう」とおっしゃっていましたが、結果はいかに?

 

 仕事を終えて病院に直行しましたら、めちゃめちゃ混雑。救急対応中で外来の診察が止まっている。4時半に診察、5時にリハビリを予約していたのですが、混雑のため先にリハビリになりました。

 リハビリの先生曰く、「今日は朝から救急が何件も続いているんですよね。」

 久しぶりに晴れて、人々のテンションが上がって事故も多いのかしらん? 祝日明けで、休みボケとか? 事故には気をつけねば。ホネを折っても、いいことないよ。

 

 さて、リハビリですが、先生が「あれ? またこの間よりも曲がるようになりましたね!」とビックリされた様子。計ってみると130度。普通の人は145度くらいが平均なので、あと10~15度ですね、とのこと。

 曲げの練習よりも、かなりの時間をかけて肘周りのマッサージをしていただきました。気持ちいいです。そのあとうつ伏せでマッサージと曲げ伸ばし。うつ伏せだと無駄な力が入らなくて、曲げやすいです。

 気になっていることとして、たまに肘のあたりがチクっとすることを話したら、「骨折したときに細かい神経も切れていますからね・・・」とのお返事。傷痕はきれいだから、傷の痛みではなく神経の痛みでしょうとのことでした。そうか、やっぱり神経なんだ。それから皮膚が黒ずんだままのところがあるのは、やはり内出血の跡でしょうとのことでした。

 「次回はいつにしますか? よくなってきているから2週間あけてみますか?」と言われましたが、それはちょっと不安なので、また1週間後にしてもらいました。

 

 このあと少し待って診察。

「どう? 元気になった?」「ええ、まあ、はい。」などというやり取りの後、先生に「曲げてみて。」と言われて曲げますと、

先生「どれ」

と、ぐぐぐーつと肘を曲げられました。

私「い、痛いです!!」

先生「まだまだだな。こっちはどうかな?」

今度は、ぐいーんと伸ばされました。

私「うーっ、痛い、痛いですー!」

 曲げも痛いけど、伸ばしはもっと痛い。

 なんなのだ? 先生はサドですか? 心の準備もなく、痛かったですよ。いや、心の準備があったら、余計ビビるだけか・・・

先生「伸ばしも、まだまだだね。」

私「はい、右と同じ形にはならないんですよね。」

先生「しっかり練習しないと。リハビリの先生、優しいでしょ?」

私「はい、とても!(感謝を込めて)」

先生「あいつ、女性に優しいからなあ・・・」(以下、もごもご、ぶつくさ)

 院長先生のいきなりぐぐぐーっは、有名で、入院中から病棟の看護師さんに予告されていたことを、思い出しました。「たまにやられるんですよねー」って。 やっぱりサドなんじゃ? 痛いのなんの。

 でも、肘の伸ばしがまだまだだと自覚できたのはよかったです。

 今度のリハビリで、伸ばしについてどんな練習を家でしてきたらいいか質問してみよう。

 

 まだまだだということもわかったけれど着実によくなってきています。個人差はあるでしょうが、骨折というものは、必ずよくなるものだという気がします。ありがたいことです。

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