てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

肘頭骨折 術後59日目 たこ薬師と目黒不動尊

 秋の深まりを感じる今日この頃。早く街道ウォークを再開しないと冬になってしまう・・・ 再開の前に、ウォーミングアップを兼ねて、怪我の治癒を祈願するのはどうかしら?

 そう思いついてあれこれ調べてみまして、目黒の「たこ薬師」こと成就院を訪ねることにしました。同行人は、街道ウォーク同様くろやぎ(夫ともいう)です。

 

 JR目黒駅から徒歩10分ほど、目黒不動尊商店街の中にあります。小さな構えですが、大きなタコの絵が目を引くのですぐにわかります。

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 説明板があったので、アップします。

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 ご本尊は、3匹の蛸に支えられて座る薬師如来さまだから、蛸薬師なのですねー。確かに、「疫病除けの仏」と書いてあります。薬師様ですものね。そりゃそうだ。でもって、絵のように、蛸さんが口で福を吸い寄せてくれるから、開運なんですね。納得。

 

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 お堂は、蛸さんの絵こそインパクトがありますが、このように小さな建物です。

 

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 正面から見たところ。

 

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 絵馬の図柄もタコです。

 

 お守りか何か、求めようと思ったのですが、人気はなく(墓地分譲中のおじさんがテントにいたけど)、「ま、いいか」と思いました。大丈夫、怪我の治癒のお願いは、きっと届いたことでしょう・・・

 これだけでは、ちょっと物足りなかったので、近くの目黒不動尊にも寄ることにしました。

 

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 目黒不動尊商店街です。目黒と言いますと、東京郊外のカントリーの住民としましては、都会のお洒落な街というイメージを持っているのですが、このあたりは普通に庶民の街という感じがいたします。

 

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 目黒不動尊です。なかなか立派な門構えです。説明板もあったのでアップします。

 

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 創建は808年。古いですね。江戸時代には門前も含め、行楽地として賑わったとのこと。富くじが有名で、湯島天神と谷中の感応寺と並んで「江戸の三富」と呼ばれたんですって。面白そう。

 目黒のほかに、目白、目赤、目黄、目青があるんですか? 五色不動っていうの? 東京に住んでいながら知らなかったです。目白は、地名としてはもちろん認識していますが。五色不動、いつかめぐってみたいですね。

 

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 入ってすぐの「甘藷まつり」の横断幕が目を引きます。このお寺・瀧泉寺には、青木昆陽さんのお墓があるからですね。

 青木昆陽さんは、江戸時代の確か農学者で、人々を飢饉から救うためにさつまいもの栽培を推進した人ですよね。子ども向けではありますが、この人のことを書いた本を読んで以来、ひそかに尊敬しております。

 そうそう、『発見!しごと偉人伝 農業者という生き方』(藤井久子 ペリカン社)という本でした。二宮尊徳さんとか品種改良に尽力した人とか、10人の話が載っていて、どれも「そうなのか」と感心してしまう。小学校高学年から中学生に薦めたい。もちろん大人が読んでも面白いです。

 

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 本殿に続く石段の下にある「水かけ不動明王」です。身代わりで瀧泉に打たれてくださるのだそうです。不動明王さまに霊水をかけ、清らかなこころで参詣してくださいという説明でしたので、そのようにいたしました。

 説明板もアップしておきます。

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 本殿です。大きいですね! 小さな男の子が「神様がいっぱいだあ・・・!」と言いながら階段をかけあがっていきました。かわいい。

 

 本殿のお参りをすませて門を出ますと、七福神があるのに気が付いたのでお参りしました。恵比寿様です。

 江戸最初の山手七福神ですって。今度のお正月に、ここの七福神巡りをしようかしら。七福神巡りって、好きなんです。スタンプラリーみたいで。そういえば、街道ウォークもスタンプラリーみたいなものですね。気の遠くなるような。

 

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 近くにこんな案内板もありましたので、アップしておきます。

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 甘藷まつりのポスターも発見。

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 お祭りは明日なのですね。さつまいもいっぱいで、楽しそう。

 

 これより、もと来た道を戻ります。

 行きにも気になっていたのですが、「まちなみウォッチ」的な一枚です。

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 なんでも売っています。何とも不思議な雰囲気がただようお店でした。

 

 このあと商店街で、とあるお蕎麦屋さんで遅めの昼食にしました。

 すごく変なお蕎麦屋さんでした。

 たいして混んでいないのに20分待たされ、「どうぞ」と言われたものの、座る席の案内はなく、「お待たせしました」でもなく。お水が運ばれてきましたが、おしぼりとお箸の袋が飛んできました。(というのはちょっと大げさですが、つまり、とてもぞんざいに置かれたというか。) 

 トイレに入ったら、トイレットペーパーホルダーが二つとも紙がきれているし。

 オーダーしたくて呼んでも、聞こえないみたい。隣のテーブルのカップルさんも、「すみません。」「あのー、すみません。」と連呼していましたよ。ここの人たち、耳が遠いのかな。

 「山芋天せいろ」というのを注文しました。美味しかったら、それまでの処遇は忘れようと思いましたが、味は普通でした。

 全体に接客が雑。お会計の時、「ありがとうございました」でもなく、無言でお金を受け取った。「おまたせしました」とか「ありがとうございました」とか、一言あれば、雑な処遇も水に流せるのにね。創業は古く、しゃれた店構えなんですけれど、わからないものですね。

 ブログには、あまり辛口コメントは書かないようにしているのですが、ついぐちってしまいました。

 

 お昼はイマイチでしたが、よいウォーミングアップになった一日でした。それにしても、都心は人が多いこと! 駅の乗り換えなんか、いちいち人にぶつかりそうで怖いです。一応まだ骨折患者ですからね、人混みは用心しなければ。東京郊外の我が家の駅に降り立ちますと、ロータリーがすかすかでほっとしました。冴えない街ですけど、住めば都ですね。

 

 今日もお訪ねくださりありがとうございました。

 

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