今週のお題「私の定番グッズ」
自宅から職場まで、4キロ。自宅も職場も駅から遠く、バス→電車→バスの通勤はあまりに不便でナンセンスな状況で、自転車通勤は当然の選択でした。さすがに雪の日は1時間かけて職場まで歩きましたが、それ以外は、もれなく雨の日も風の日も、片道30分(全力疾走25分)、自転車を飛ばしておりました。
そう、雨の日も風の日もです。雨の日は本当にみじめ。レインスーツがぐっちょりぬれて服に貼り付く感覚が、なんとも気持ち悪いです。
その辺のコンビニで買うような、間に合わせのレインコートでは、なんの意味もありません。ちょっとそこまでの買い物ならともかく、4キロ30分ですから、そんなビニールの切れ端みたいなのをかぶっているんじゃ、何もしていないのと変わりません。
そういうわけですから、3000円くらいの割としっかりした自転車用のレインスーツを着ていたのですが、4キロ30分も走っていると最後の方にはじわじわと服の方に浸みてくるんですよね。職場に到着してそれを更衣室のハンガーにかけてはみるものの、帰りにはまた、しんめりしたビニールのスーツをまとうの、いやですねえ。
それよりなにより、出張先に自転車で移動すると、湿ったレインスーツがさらにぐちょぐちょになり、「さて、こいつをどこに置かせてもらおう?」と悩みます。
ザーザー雨に降られた挙句やっと帰宅すれば、べっとり貼りついたレインスーツをまず脱ぎ捨てて、「ああやれやれ」と済々したものでした。
ところで、私は非正規雇用の労働者で1年契約。4回まで更新可能となっております。つまり、連続して5年間までしか勤務することが許されていないので、勤め続けるためには4年目の終わりに新規採用者として試験を受けなければならないのです。
前回めでたく試験に合格し、再び雇用されることが決まった時、私は自分にお祝いを買いました。なんだと思いますか?
それは完全防水のアウトドアワーク用のレインスーツです。雨の日の濡れたレインスーツの感触とはサヨナラしたかったのです。そのためには、ある程度の出費は躊躇しない・・・
というわけで、アウトドア用品専門店の好日山荘でGORE-TEXの製品を購入しました。セール品だったし、GORE-TEXにしては安い方でしたが、それでも数万円はしましたね。でもお祝いですからね!
で、実際雨の日に着用してみたら今までのとは全然違って、絶対に浸みてこない。ファスナー部分がしっかりガードされているし、素材もいいのでしょう。浸みてこないどころか蒸れないのがいい。さらっとしていて、ぺったり貼りつく不快感とはサヨナラです。
年数を重ねるにつれ、少しずつサラッと感が薄れてきた気がしなくもなかったですが、購入以来ずっと、雨の日の私の「定番グッズ」。なくてはならない大切な商売道具でありました。
今年の8月、自転車で転倒し、肘を粉砕骨折しました。痛いだけでなくトラウマもあって、自転車通勤をやめました。雨の日は傘をさしてテチテチぽくぽく歩きます。
雨の中レインスーツを着て自転車をこいでいる人を見ると、怖い・・・。路面は滑るし、視界は狭いし、雨の中、長時間走りたくないから飛ばしているし。転倒したら骨折しちゃう。私はもう、レインスーツを着て自転車に乗ることはないでしょう。(たぶん)
かわいそうに。数年間私を支えてくれたレインスーツは引退でしょうか? いやいやそれが、昨日横殴りの雨の中を歩いていて思ったのですが、徒歩でも着たらいいかもしれませんね。傘をさしていても、横殴りの雨ではぬれてしまい、みじめでしたから。
レインスーツ、ずいぶんくたびれてしまったので、晴れた日に洗濯機の「おしゃれ着洗い」コースで洗ってみましょうか。カラッと気持ちよく、着たいですよね。
雨の日の徒歩通勤をしてみて、徒歩通勤ならではの問題に気が付きました。横殴りの雨は、傘だけでは防げないこと。背中のリュックが濡れてしまうこと。長靴は水たまりには強いけれど、雨が降りこんで来るし歩きにくいこと、などなど。
雨の日は快適に。徒歩通勤ならではの、雨の日対策定番グッズが、これから増える予感がします。
今日も訪ねてくださり、ありがとうございました。
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