てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

親の介護を始めて思った自分のための心得

 実家で母の介護を始めて、3週間経ちました。「介護できる幸せを感じて・・・」などと言っていただくこともありますが、何年かして、幸せな時間だったなと、気が付くのでしょうね、きっと。渦中にいると、難しいです。

 私は、今、幸せなんでしょうか?

 逆の見方をすれば、幸せを感じることができなければ、介護は破綻するのかもしれません。

 大変な時も機嫌よく暮らす。心のバランスを保つことの大切さを実感しています。

 今、思いつくままに、自分のメモ代わりに「介護の心得」を書いてみました。

 

やらない。

①仕事を辞めない。

 ささやかな仕事ですが、好きでやっています。やめたくはありません。自分の老後の資金のためにも、やめることはできません。

②残業しない。

 残業しないと片付かないようなタスクには、見切りをつける勇気も必要。自分の中で働き方改革を。

 とはいえ、まったく残業しないというのも自分に返ってくるので、30分以上の残業をしない・・・ということで。

③泊まらない。

 自宅に帰って一旦リセットすること。とても大切です。この3週間の滞在で痛感しました。「じゃ」と帰って、翌日また「元気?」とにこやかに現れたいと思います。

④やりたいことを諦めない。

 「今、介護してるから、当分無理」と思うのはやめます。自分の人生の残り時間だって、日々減っている。出来ることならば、今、やってしまおう。

 例えば、いつかやってみたい習い事、いつやるの? →今でしょ!

⑤仕事のための勉強はしない。

 好きでやっている仕事。仕事と楽しみの区別があまりないまま、十数年を過ごしてきました。仕事のための講演会、仕事に関係した資格取得のための勉強・・・ 休みの過ごし方は、こんなことをしていることが多かった。

 でもよく考えて。面白いことは、他にもたくさんあるよ。

 好きなこととは言え、仕事は仕事。勉強もそれなりに大変。楽しいとは言い難い。

 介護とも仕事とも関係のない、第三のフィールドを持とう。

 

やる。

①毎日のルーティーンを大切にする。

 「泊まらない」ことでリセットできる。

 ルーティーンをサクサクすることも、リセットにつながる。

朝ごはん

 実家に滞在している今は出来ていませんが、自宅では、健康オタクの自分のためのワンパターンなB級朝ごはんを毎日食べています。(ちなみの家族用には、具だくさんお味噌汁、ゆで卵、ご飯)

 一応、高血圧(たまに135を超えることがあるので)を気にしている内容となっております。

 

☆目覚めの1杯 トマトジュース(よーく冷えたカゴメの缶ジュース)

☆スープボウルに大匙2杯のオートミールを入れ、具だくさんのお味噌汁(前の晩に作っておく)を注ぎ、卵を一つ落としてレンジでチンしたスペシャルおじや

☆ルイボスティー(シナモンパウダーとヒハツ入り) 

☆ミックスナッツ 18g

☆ブルーベリーチーズ 1切れ

 

 洗濯物を干したら、最後に一人用コーヒーメーカーで淹れたコーヒーをクピっと飲んで、行ってきまーす!

 今日もがんばるぞー

朝活書写

 母を始め、身近な高齢者を見てきて思ったこと。漢字を忘れるのか、ひらがなが多くなる。そして、書く字がヨロヨロ乱れてくると、老いてくる。

 老い防止も期待して、ここ実家に来てからペン習字を始めました。

 ツイッターで、#朝活書写 として毎朝素敵な作品を披露されている方を見て、憧れています。

 #朝活書写では、毎朝5時にツイッターにお題が発表されて、それを思い思いに皆さん書写してアップしています。

 お題が「青空文庫」から引用した文学作品というのもいいな。

 どうせ書くなら、素敵な文章がいい。封筒の宛名とか熨斗の表書きの練習じゃなくて。

 美しい文章に向き合う朝の10分・・・ 静謐な時間、いいな。

 でも、自筆を披露するのは敷居が高い。取り敢えず500円でペン字の練習帳を購入して、練習しています。練習帳の副題は、30日でみるみる無理なく上達するとかなんとかいう・・・ ホントかしら? 

 今後自宅に戻って、慌ただしく出勤する朝に、朝活書写ができるかどうかは、未知数です。

通勤ウォーキング

 朝の通勤は、せっせと歩くのが日課です。

 3年前、自転車で転倒し骨折したのを機に自転車を封印しました。自分自身の足腰が、私の車です。一生使う車、毎日使って、さび付かせないようにしなくては。

 母の入院中、ウォーキング途中の決まったある地点で、「おはよう。元気?」と父に電話を入れるのも、ルーティーンでした。父も、決まった時間に電話がくるというのが、良かったみたいです。これからも続けます。

 仕事のない日、悪天候の日は、お休みです。

ネットできくち体操

 一生使う私の車、つまり足腰を強くしなくちゃ。筋トレ大事。

 それで行きついたのが、「きくち体操」でした。創始者の88歳の菊池和子さん。背中がピーンと伸びて、180度に開脚されている写真を見て、ホントびっくりしたのがそもそもの始まりでした。な、な、な、なんで?

 きくち体操についていろいろ調べてみると、ああそうなのかと、共感することがたくさん。ここにはくわしく書きませんが。

 さらに調べて「ネットできくち体操」というのがあることを知りました。毎月1000円で、体操の動画を見ることができます。月曜日と木曜日に新しい動画がアップされます。

 体操は、テキストより断然、動画の方がわかりやすいし、モチベーションも上がります。ここ半年くらい続いている私の毎日のルーティーンです。

11時半には寝る。

 困ったことに、私は夜更かしです。人間、寝ている間に、体と脳のメンテナンスをするんですって。12時前の睡眠は、絶対に外せないことらしい。心を鬼にして、11時半には就寝せねば。

②プチ贅沢

 たぶん私は貧乏性。お金を使うことに大胆になれない。かといって、つつましく丁寧な暮らしをしているわけではなく。

 小さな贅沢は、暮らしも心も豊かにする。もっと楽しまなくちゃ。そこで・・・

欲しいものは買う。

 説明するに及ばず。

 そんな高価なものでなければ、欲しいものは買おう。お金は使うためにあるんだよ。

気に入った服を着る。買う。

 好きじゃない服は着ない。捨てる。よーく考えて、どうでもいいハンパな服は買わない。

 逆に、気に入った服は、躊躇せず買う。

 毎日、好きな服だけ着て、テンション上げる。

食べてみたいものは、食べる。

 食べてみたかったら、食べようじゃないか。

行ってみたいところには、行く。

 行けるんだったら、行ってみよう。

 行ったら絶対、得るものがある。

③ちょっとした刺激

ちょっと回り道して、いつもと違う道を通る。

 ちょっとずつ、ちょちょこ寄り道。

本を読む。たくさん読む。読みたいものを読みたいだけ。

 できれば毎日、寝る前の読書タイムを。睡眠導入剤になってしまうかもしれないけど、それもよし。

 自分のミニミニ書斎を作って、ちょっと高価な椅子を買った話を、ブログに書いたことがありましたね。

 

www.lupinus-shiroyagi.com

 

 母が入院してからは、とんとあの椅子に座ってないけど、ああいう時間、本当は失いたくない。休みの日は1時間でも座ってみようか。

人付き合いを大切にする。ゆるい付き合いをたくさん。

 一人っ子のせいでしょうか。寂しがり屋です。友だち、恋しいです。「心の友」と、勝手に呼ばせてもらっている友人がたくさんいます。

 思春期の頃の「親友」とは違う、ゆるい付き合いがいいと思います。思春期は、重松清さんの小説「きみの友だち」にあるように、「見せかけだけの友だちなんていらない、たった一人の本当の友だちがいればそれでいい。」みたいな感じなのかなあと思うけど、今の心境は、たくさんの人と、ゆるく、長くお付き合いしたいかな。

介護者としての心の平安

①大前提  私は介護のプロではない。

 私は、家族という立場のサポーター。一歩引く姿勢でいい。

②今はまだ、やらなくていいこともある。

 着替え、ベッドメーキングなど、やらなきゃって思ってた。だって、夕食が終わると、着替えないで、おむつも変えないで寝てしまうのですもの。それで、「着替えて」って言ったらキレられて、こっちも「じゃ、おやすみ」って手を引いてしまった。困ってみれば??って。

 翌朝見たら、ちゃんと着替えて寝ていた。本当はできるのに、先回りすることないんだな。困ると感じたら、自分でやるんだ。(父の助けは必要だけど)

 今はまだやらなくていいことは、やらない。それがお互いのため。

これだけはと、やることを決める。

 両親が本当に困っていることは手伝う。現在では、それは炊事。

 母は、家事は出来なくなっている。父は、掃除も洗濯もゴミ出しもするし、スケジュール管理などもほぼ大丈夫だけど、もとから炊事はしたことがない。「無理! 料理だけはお手上げ」と宣言している。

 他で頑張っているのだから、夕食の用意だけはしようと思っている。(母の入院中も、毎日、父の夕食づくりに仕事帰りに寄っていた。)

 それと、病院の付き添いも、できる限り手伝おうと思う。

④感情的にすれ違ったら、流す。

 イラっと来たら、考えるのをいったんやめる。

 高齢の両親に、腹を立ててどうするのか。そんな自分は悲しい。

⑤在宅介護は仮のカタチ、暫定措置であると考える。

 これがずっと続くとは思わない方が、楽。

 在宅介護なんて、そもそも無茶だよ。

 と、私は思います。介護保険制度は穴だらけ。

 「まず自助。次に共助。最後に公助。」と某前総理はおっしゃいました。その通り。日本は貧しいのね。強くならねば、生きていけない。

 強くしなやかに、やっていこう!