てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

音楽に飢えていたから

お題「#この1年の変化」

 

 高校時代の部活以来、合唱を趣味としてきました。ここ数年は毎年募集される市民合唱団で第九、メサイア、レクイエムなど外国の楽曲を。ところがコロナで募集は中止となり、無理もなかろうと納得していたのですが・・・

 なんか調子が悪いんですよね。何かが足りないというか・・・。あ、もしかして私には音楽が足りないんじゃないかと思い当たりました。歌ってない。鼻歌すらも。合唱団でクラスターが発生したとかいうニュース以来、合唱はすっかり世間からNG認定されましたからね。学校の音楽の時間だって、「マスクごしに小さな声で」とか「心の中で歌いましょう。」とか言われているようですよ。

 

 歌がダメならピアノはどうだろう? 音(音での表現)が恋しくなった私は、家の2階の部屋の片隅でしばらく放置されていた電子ピアノにかけてあった埃除けの布をはがし、これまたしまい込んであった大昔使ったソナチネアルバムの楽譜を引っ張り出して、あれこれ弾いてみたりしました。楽しい。ああ、こういうことに飢えていたんだなあと気が付きました。そう、あれは、春のステイホームの頃でしたね。今でも時々、ピアノに触ります。コロナが収まったら実家のピアノを弾いてみよう。それこそン十年ぶりに。母はびっくりするだろうなあ。練習しなくちゃね。

 ピアノを弾きたくなったこと。これが変わったことの一つ目。

 

 クリスマスが近いころ、仕事で音楽(クリスマスソング)を使いたいと思う場面があって、あーでもないこーでもないと試行錯誤し、Amazon Musicから音源をダウンロードしてスマホに保存するということに行きつきました。(若い人たちには当たり前なんでしょうが、こちらカセットテープとウォークマンの世代ですからね。大変なんですよー)  それがきっかけで、通勤の行き帰りにスマホで音楽を聴くようになりました。しばらくのあいだAmazon Musicから楽曲を購入しスマホの音楽アプリで聴いていたんですけれど息子が、「Amazon Music Unlimitedにすればいいじゃん。」と教えてくれてそのようになりました。コロナ以降、ちょいちょいアマゾンで買い物をすることが増えてプライム会員になっていたので、特別価格です。月額780円で音楽聞き放題というのは、聴きたい人にとっては悪くない話だなと思います。

 いろいろ聴いてみて気に入った曲はプレイリストに入れています。リストのフォルダには好きなアーチストの他、「テンション上がる」「応援歌」「懐かしい感じ」「心に沁みる」などの名前をつけて、どれにも分類できないのも、とりあえず「いいね」と名付けたリストに入れておきます。そうしましたら音楽を聴くのはもちろんですが、自分のリストが構築されていくのがすごく楽しくなりました。朝はいつも「テンションが上がる」というリストの音楽を聴いて元気に出勤。帰りはその時の気分でいろいろ聴いたり、リストに追加したり。

 通勤のお供に音楽を聴く楽しみができたこと。これが変わったことの二つめです。

 

 さて、Amazon Musicにしていますと、「あなたにおすすめ」ということで楽曲が紹介されます。昔懐かしい曲をググったせいか、およそ自分では聴かない懐メロとか、見事に外れたおすすめも多いのですが、あるとき、とあるアーチストの楽曲が流れまして、ハマりました。一目ぼれです。いや見えてはいないから、なんていうんだろう? まあそんなニュアンスです。わりと最近の話なのですがハマったらあっという間で、生配信ライブを視聴したり、過去のYouTubeをチェックしたり。

 おかしい。ン十年の人生で、私はこんなふうにアイドルとかアーチストとかにハマったことはなかったのに。コロナが私を変えたのか、私がコロナで変わったのか? (あ、どっちも同じ意味かな?)

 まあ、それはさておき、ライブの生配信はいいですね。音源は、CDなどの方が完成されているのでしょうが、いまここでという臨場感は格別です。それがファンの心理らしい。コロナがおさまったら、このアーチストのライブに行きたいです。絶対行くぞー。

 アーチストにハマる感じを知ったこと。これが変わったことの三つめです。

 

 子どもたちが成人し、一人の大人として私の手を離れていったところで、ステイホームの流れになり、半ば必然的にあれやこれやと今までにない楽しみが生まれたといったところでしょうか。これも悪くないなと思います。コロナを乗り切った(そうなると思いたい)次の1年後には、私の中で何が変わっているのでしょうか。