藤枝→島田のウォークで、ガイドブック『ちゃんと歩ける東海道五十三次』(八木牧夫 山と渓谷社)で名所旧跡としているチェックポイントとは別に、いいなと思った風景や、「ん?」と気になったあれこれをレポートします。
気まま&勝手なチョイスですので、ゆるりとお付き合いください。
スタート地点の藤枝宿問屋場跡の近くにあったお店を二つ
「そばがら」の掛け紙に惹かれました。私、枕は断然そばがら派です。ふかふかは、どうにもこうにも物足りなくて落ち着きません。皆さんは、ふわふわ派ですか? 固めがお好みですか?
「手作り綿座布団」もいいですね! ここで手作りしているのかしら? だとしたら貴重なお店ですね。
「お茶と椎茸」の看板に魅かれてパチリ。お店の中の様子は見えず、何のお店やさんか、いまひとつ謎だけれども。お茶と椎茸、全然別物だけれど、組み合わせとして不自然でない感じが面白いです。
椎茸茶ってのもありそう。それとも、干しシイタケとお茶と、両方売っていますよってことかしら??
葦中観音堂の近くにあったそろばん学校の看板
そろばん塾・・・子どもの頃、はやっていたなあ・・・ お習字・そろばん・ピアノ、昭和40~50年代の小学生の習い事のスタンダード。たまにクラッシックバレエとか絵画の教室に通っている子がいると「おおぉ!」って感じでしたっけ。
私は習字とピアノでした。そろばんはさっぱりわからなくて。4年生の時、ちょっとだけ学校の授業でやったけれども、習っている子の早かったこと! こっちはチンプンカンプン。
最近は、そろばんを習っている子はあまりいないのでは? そもそもそろばん塾ってあるの?と思っていたらこの看板。すらすら暗算できたらカッコいいよね。がんばれ子どもたち。
津島神社と田中藩領傍示石跡の間にあるこの場所に、うれしい看板。
東海道を旅する人に、「どうぞ中に入ってお休みください。お手洗いを使ってください。飲み物の用意もあります。」ですって。
でも、今ではテナント募集中となっていて、そのようなスペースもありません。バイブル『ちゃんと歩ける・・・』では「さわやか住宅」と表示されています。不動産屋さんのお店だったのかしら?とくろやぎと推測しました。
今でもベンチがひとつ、外の看板の脇に残っていて、ちょっと腰かけることができます。閉店してしまったのは残念だけど、ベンチを残してくれている心遣いがいいなと思いました。
古東海道跡の道沿いの柿の実。青空に映えています。どこにでもありそうな風景だけれど、いいなあ・・・ 秋ですね。秋は街道歩きに向いている。コロナさえなければ。
古東海道からみた風景
なかなかの見晴らしです。これだけ高いから、水害の時も迂回できたのですね。
藤枝市自主運行バスというのの、バス停発見
「予約しないと来ないの?」とツッコミをいれたら、「前の日の夕方までに予約すれば、自分のためだけにちゃんと来てくれるんだから、すごいだろーが」とくろやぎ。確かにそうだね。すごーい!
東海道追分の先の松並木です。趣があります。街道を歩いてるって感じ。
千貫堤の近くにあった花梨の木。たくさん実が成っていますねー
花梨の実のはちみつ漬、毎年作っているのですが(のどの薬)、今年は手に入らなくて・・・。いいな、花梨の実。
キャベツや白菜のポット苗の無人販売がありました。へーと思ってパチリして裏に回ったら・・・
こんな貼り紙も! めだかの絵がかわいい。
銘酒「喜久酔」の青島酒造の近くでのひとこま。
郵便屋さん、ご苦労様です。
瀬戸橋を渡った先の松並木です。
これをアップするかどうか迷ったのですが・・・やはり載せておきましょう。
お昼に食べた持ち帰り専門の唐揚げ弁当のお店。適当な飲食店がなかったので。
味はよかったのですが、量がすご過ぎて・・・
小盛、並み、大盛があって、欲を出して並にしたら、大きな唐揚げが5~6個、大盛の白いご飯の上にゴロゴロ乗ってる。おなか一杯過ぎて全部は食べられなかった。くろやぎは、私の分も食べる羽目になり(ごめん)、二人とも当分唐揚げは食べる気がしません。うぅぅぅ 安いお値段でたくさん食べてくれという優しい心遣いのような気はするけれど、苦しい。
忘れられない強烈な旅の思い出となりました。
しばらく、東海道本線と並行して歩きます。電車の音がしたのでパチリしました。わかりにくいですが、一応、電車が走っているのが写っています。
懐かしい感じのお店だったので、パチリしてしまいました。
六合駅手前あたりの街道写真を二枚
島田市コミュニティバスのバス停を発見。
一日7本ですって。これは、多いのか、少ないのか?
ところで、「島田市緑茶化計画」って?
島田宿の商店街にあった和菓子屋さん「清水屋」
ここで小饅頭を買いました。
島田宿の名物と言えば小饅頭。江戸時代、茶人としても知られる松平不昧公が、島田宿を訪れた際に出された酒饅頭を大そう気に入り、食べやすく一口にするとさらによいとアドバイスをしたことで、小饅頭になったとか。和菓子に目がない私は、ここだけはと今回チェックを入れていて、購入に至ったわけです。
ですが、老舗の割には町の小さな和菓子屋さん。あとで調べたら、ここは「七丁目清水屋」といい、かのお店は駅前に本店がある「元祖清水屋」だったと判明しました。
そうは言いましても、店主の年配の男性は優しそうな方だったし、肝心のお饅頭もとても美味しく、◎です。
元祖については、次回機会がありましたらリベンジしたいと思います。
これも商店街の中のお店。やっぱり和菓子が好き。しかも、老舗より、こんな感じの町の和菓子屋がとても気になる。
本陣で見たこの子はだれ?
後で調べたら、島田市商工会キャラクター「おしまちゃん」だとわかりました。かわいい。
家に帰って来て、小饅頭をいただきました。しあわせ。旅の疲れをいやすのは、やっぱりお土産の和菓子。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
できれば年内にもう1回、街道ウォークをしたいと思っています。またよろしくお願いします。