てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

肘頭骨折 術後17日目 退院面談

今日はまず、昨夜の院長先生との面談の報告から。

部屋に戻って入るなり、初めて目にした術後のレントゲン写真に釘付け。いやいや、だじゃれではありませんが、パソコンの画面のそれには、肘の頭から肩の方向に向けてまっすぐに、まさに1本の釘が突き刺さっていました。長さ、5センチくらい?

ネットで肘頭骨折を検索すると、櫛みたいなのでとめていたり、あるいは何本かの小さな釘でとめていたりする画像が出てきたので、そんなのを勝手にイメージしてたけれど。

「あのー、釘は、1本ですか?」と聞いてしまいました。見りゃわかるのにね。

「1本だよ。」

そう、ですよね。それにしても、でかいぞ。こんなのが、すっと1本、かっこよく見えなくもない。シンプルだし。

欠けて浮き上がった小さな骨のかけらを、パズルのピースを戻すようにもとの場所におさめ、肘の外側から釘でとめたということです。

もうひとつ、レントゲンでは見えないけれど、骨のかけらがぶっ飛んだ勢いでひっぱられて切れてしまった上腕三頭筋を、ファイバーワイヤーというものを入れてとめている。ありゃ、全然シンプルじゃないね。

ところでファイバーワイヤー? 初めて聞いた名前だぞ。アクセサリーを作るとき使うテグスみたいなのですかね? もちろん、医療用でもっと高価なんだろうけど。すみませんね、文系頭の私は、話の理解のしかたが、アップアップで変ですね(-_-;)

で、気になっている釘を抜く時期を質問したら、1年後よりは前だろうとのことでした。

「ファイバーワイヤーも抜くのですか?」と聞いたら、入れっぱなしだって。「溶けるのですか?」「溶けない。ずっとそのまま残るよ。」

咄嗟に、火葬場の骨拾いでの場面がうかんでしまった。「このワイヤーは、えーと、ああ医療用ですね。令和の始め頃は、まだこうしたものを使っていましたよ。仏様は手術をされましたか?」なーんて。ちょっとやだな。ま、仕方ないね。

「まあ、車で言うなら、新車ってわけにはいかないでしょ。」との院長先生の言葉で、現実に引き戻されました。

私「中古車ですかね?」

院長先生「何言ってんの。中古車はちゃんと売れるから。むしろ事故車でしょ。でもほら、あなたやご家族が使う分には問題なければいいんじゃない?」

はー、わかりやすい説明、ありがとうございます。

今後の注意として、例の大きな釘で止めてあるから、恐らくは大丈夫だけれど、無理をするとだめ。バリっといってしまう可能性もあるので、ゆっくり動かしていこうとのことでした。

バリツはいやだ。それだけは勘弁。リハビリの塩梅、難しそう。

今、思ったのだけど、何をやらかすとバリってなるのだろう? バリってなるときって、わかるの? 音がするの? 明日のリハビリのときに聞いてみよう。

それから退院ですが、17日になりました。退院したら、職場復帰もOK だそうです。介護職とか、身体を使う仕事ではないので。

日常生活の中で、徐々に動かしていくことになりますね。

 

さて、今日は日曜日で病院は休診。リハビリ室もお休みです。すごく、静か。食事と看護師さんの定期巡回以外は、動きなし。朝からハリー・ポッターを。

そうは言いましても、リハビリの宿題もやらねば。そうそう、昨日院長先生が、曲げると伸ばすのどちらかに偏ることなく、曲げたら伸ばす、伸ばしたら曲げるを心がけよと。その方が、筋肉によい。

そんなことを思い出し、ベッドに仰向けになりやってみます。そうっとだけど、伸ばすのはまあ出来る。マイナス5度。

だけど、曲げるのは90度より先は、無理。内側に倒れるのは、掌ばかり。これ以上は、痛い領域。

この宿題、どの程度までやっていいのかしら。

 

巡回の看護師さんに聞いてみたら、パソコンを確認して(リハビリの先生のコメントが入っている)、無理にやらなくていいですよと。朝夕1回ずつくらいでもいいのでは、と。

「ギプス生活が長かったから、上半身が全体がこわばっているのでは? 軽くほぐしたりする動きもしてみて。肩も凝っているでしょう?」

言われてみれば、確かに。

 

そういうわけで、日常の動作で、痛くない程度に左上半身を使うことを意識することにしました。

これまで、左肘を庇って、ほとんど右手でしてきて、それが癖になってしまったけれど、本当はもう使えたりもする。例えば、トイレの引き戸。全部右手で閉めていたけど、左手を添えるとか。

食事のお盆を片手で下げていたものを、両手でとか。左手にはあまり力が入っていないけれど。

できないと思ってしなかった動きを、そうっとやってみる。

そんなことを心がけています。

 

ひとつ、発見したこと。

今でもどうしてもできないのが、ペットボトルの蓋をあけることなのですが、昨晩、左手で軽くボトルを押さえ、濡れたタオルで蓋をかぶせ、右手で回すと開きました。

これはいいと思ったのだけど、今日は濡れタオルがなくて、でも水が飲みたくて思い付いたのが、輪ゴム。処方された薬を束ねてあった輪ゴムが3本あったので、二重にして蓋のところに巻いてから、回しました。濡れタオルよりは少し力が必要だったけど、開きましたよ。

ペットボトルのふた、高齢者の方が開けられないという話、よく耳にしたけど、まさか自分がこうなるとは思わなかったです。これ、プラスの経験と思うことにしようかな。

 

とか、珍しくしんみりしたところで、今日は閉じます。これから、ハリー・ポッターの世界へ行ってきます。

では。