戸塚→藤沢ウォーク 2回にわたってお伝えします。
戸塚の駅を背に歩き始めて最初のお寺は清源院です。芭蕉の句碑もあるということで楽しみにしていました。
清源院
こちら芭蕉句碑。「世の人の見つけぬ花や軒の栗」
心中句碑です。「井にうかふ番（つが）ひの果や秋の蝶」
徳川家康の愛妾、於万の方の火葬跡。供養塔があるとの事前情報だったのですが特定できず。写真はお寺の裏手の墓地です。このどこかにあったのでしょうか・・・
内田本陣跡
内田本陣があった場所は現在、スルガ銀行になっています。
問屋場跡
問屋場跡は、そもそも表示が見つからなかったです。この写真の向かって右手が内田本陣があったスルガ銀行。道路を挟んでその向かい、つまり写真左手あたりが、問屋場跡ではないかと思われます。「戸塚バスセンター」のあたり、という情報もあるのですが、戸塚バスセンターは最近になって移動してしまったみたいです
脇本陣跡
脇本陣跡は、現在は駐車場になっています。写真右手に表示杭があるのが、おわかりいただけるでしょうか。
沢辺本陣跡
沢辺本陣跡は、実にきちんと残っていて、感動。それもそのはず、後ろのお宅は、正真正銘の沢辺さんのお宅なのです！
羽黒神社
本殿の赤い屋根の色と銀杏の紅葉の黄色のコントラストがきれいでした。
こじんまりながら、きれいな境内でした。
海蔵院
海蔵院は面白いお寺でした。どこにあるんだろうと裏道を入っていくと、こんな看板が。へえ、結構いろいろ手広くやっておられますね・・・
お寺の庭に入って、まず気になったのが、この不思議なオブジェ。なんか、焼き物を製作中のような？ 作業中のような雰囲気でした。
これは完成品か？ お地蔵様ですかね。どことなく人間味のあるお地蔵様です。高さ10～20センチほど。
うーん、やっぱり面白い。粘土細工みたいですよ。誰が作っているの？
こちらは本堂です。
山門は修理中で、寄付受付中の張り紙がありました。
山門を出て振り返ったところです。どうやら、こちらが正面の入り口だったようです。
八坂神社
お父さんと小さな女の子が、お参りしていました。なんだかほっこり。
明治天皇東幸碑です。
小さな庚申塔もありました。こういうの見るとなんだか安心します。
冨塚八幡
戸塚の総鎮守の冨塚八幡。本殿までは、見上げるような急階段です。びっくり。
ここにも芭蕉句碑があります。
「鎌倉をいきて出けむはつ松魚（かつお）」
階段上から街道を見下ろしたところ。
秋葉神社
秋葉神社の場所は、なかなかわかりづらかったです。Googleさんんｐおせわになりました。（藤沢方面に向かう場合）下郷入口の交差点を過ぎる手前で左にまがらなければいけません。街道の一本裏の道に入るとこのような階段がひっそりあります。
棒杭に書いてありますように、秋葉神社と諏訪神社が合祀されています。
向かって左が諏訪神社、右が秋葉神社です。
あれ、土台、ひびが入っていますね。大丈夫かな？ 今、写真を見て気が付きました。
上方見付跡
ガイドブックによりますとサイゼリア前とのことでしたが、ローソンになっていました！ バス停の前に、このように案内表示ともに松の木が植わっています。説明によれば街道を挟んで向かい側にはカエデの木があったということですので、反対側を見てみますと・・・
反対側のバス停のところに、ちいさなカエデの植栽があるのがおわかりいただけますか？
渡って、確かめてみました。ちゃんと松とカエデを植えてくれるなんて、粋な計らいですね。
第六天
第六天のすぐ横は、新しい道路が開通するようで、周りには何もなく、ちいさな社殿がやけにポツンと目立っていました。まわりはすっかり変わったのに、この神社だけは今も変わらず・・・って、絵本「ちいさなおうち」みたい。
藤行翁記念碑は、柵のこちら側からしかパチリできませんでした。一度壊れかけたみたいで、向こう側で、がっつり補強されていました。
坂木稲荷社
道路の斜面を少し登った所にあります。怪しい二人連れに見えるかもしれませんが、えいやっと登ってお参りしました。
「ぼけすとっぷ」と書いてあったので、よくよく念入りにお願いしました。
庚申塔群
古い庚申塔群です。元禄時代のものもあります。よくは読めないのですが・・・
元禄の文字が刻まれていますね。すごい・・・
こちらも元禄。
こちらは、新旧セットで。庚申塔群の一番最後が、ピカピカの新しいのだったのが、それはそれで嬉しかった。
馬頭観音
庚申塔群のすぐ近くに馬頭観音があるということだったのですが、すんなりとは見つからず。・・・と、くろやぎ（同行人・夫）が、ちょっと脇に入った道の斜面にそれらしきものを発見。冴えてるくろやぎ。
はい、ビンゴ。
もしかしたら、もともとあった場所から、移したのかもしれないですね。馬頭観音って、普通は道端にあるはずだから。
大坂の碑
植え込みの中の大坂の碑です。
大阪は、一番大坂、二番大坂、白土坂と3回に分けて坂が続いていたようですが、今となっては、このようにならされています。それでも、まあまあの勾配です。
お軽勘平道行碑
江戸時代の人々が聖地巡りにやってきた「お軽勘平道行」の場。
勘平がお軽に「足は痛くないか？」と聞いた戸塚の山中は、こんな感じ。写真向かって左に碑があります。しかし、結構な交通量ですね。
一里塚
江戸より11番目の一里塚。この辺り、特に何もなくひたすら歩いていました。こんな風景が続きます。
浅間神社
一里塚の向かい側に浅間神社があります。
この鳥居は、安永5年（1777）の創建だとか。刻まれている文字を確認したかったのですが、よく読めなかったです。
長めの参道の向こうに社殿が見えてきました。
こちら、社殿です。
振り返ると富士山が見えました。写真中央にシルエットが写っているのですが、わかりにくいですね。肉眼では、かなり鮮やかで、とてもうれしかったです。
一里塚まで来たし、富士山も見えたし、ここでひとまずブログを閉じます。長々お付き合いくださり、ありがとうございました。また、続きにご来訪くださるとうれしいです。
