てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

第9回 平塚→大磯②

 平津→大磯 街道ウォークの後半です。

 高来神社を後に、再びてくてく歩き始めると・・・

 

虚空蔵堂

下馬標があったという虚空蔵堂。

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絵を見て、しばし江戸時代にタイムスリップ。

大磯町が作ったこのイラスト入りの案内表示、この先たくさん見かけますが、イメージ出来て、とても良いと思いました。

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化粧井戸

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虎御前がお化粧をするのに使ったという井戸です。

 

化粧井戸から少し歩いたところにあった看板です。安藤広重の『東海道五十三次(保永堂版)大磯虎ヶ雨』です。この辺りが、画の風景になった場所ですよということでしょうが・・・ 実際にはもう少し先なのではないかと思います。理由は後程、書きます。

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化粧坂の一里塚

化粧坂の途中に一里塚があります。ちなみに、「化粧」の読み方は、「けしょう」ではなく「けわい」です。

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松林

化粧坂の松並木。進行方向は逆光でしたので、振り返ってパチリしました。

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江戸方見附跡

見附は宿場の入り口のことです。ところで、先の広重さんの大磯の画ですが、画の中央に棒杭があります。これは宿場との堺を示す棒鼻です。つまり、ここ「江戸方見附」のあった所こそ、画の風景の場所なのではないかと思われます。

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こちらが広重さんの『東海道五十三次(保永堂版)大磯虎ヶ雨』化粧坂が下りになり、宿場町に向かいます。左手前方には海が見えます。

 

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画の構図にならって、パチリしてみました。いかがでしょう?

ゆるやかな下り坂。左手に海は見えませんが、確かに海の方向ではあります。右手立て札は、見附跡の説明板です。

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 各宿場の両端には、城門に似た「見附」が設けられており、一般的に江戸側の出入口にあるものを「江戸見附」、京都側にあるものを「京方見附」とか「上方見附」「京口見附」と呼んでいました。

日枝神社

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境内に多数の庚申塔がありました。「青面金剛」との説明書きがありました。

 

神明神社

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ピンクの紙灯篭に、目が引き寄せられてしまいました。初詣用、ですかね?

 

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明治天皇が本陣に宿泊されたときに、御羽車をここ神明神社でお預かりしたとのことです。

 

延台寺

虎御前の「虎御石」があるという延台寺。

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本堂では初だいもくの法要が行われていました。

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こちらに、虎御石が納められているということです。毎年5月第四日曜日の虎御石まつりで、ご開帳されます。触ると安産などの御利益があるそうです。

隙間から、のぞいみました・・・

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虎御石の説明です。ご参考までに。

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穐葉神社

歩道に張り付いて見上げるような立地の小さなお社です。

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北組問屋場

跡地は駐車場です。説明板しか残っていませんが、イラストから、往時の賑わいを想像してみました・・・

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小島本陣跡

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尾上本陣跡

 

古い建物の脇に、本陣跡を示す札が立っていました。

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お蕎麦屋さんの看板がかかっていますが、現在営業している気配はありません。(帰って来てから食べログを見たら、閉店と書いてありました。)

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地福寺

島崎藤村夫妻のお墓があることで知られるお寺です。

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境内にたくさんの梅の木。満開の頃、来てみたいですね。

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静子夫人のお墓です。

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藤村のお墓です。

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石井本陣跡

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跡地には、老舗旅館「大内館」が建っています。左手の蔵がコーヒーショップになっているようでしたが・・・なんとなく敷居が高くてそそくさと退散。

 

南組問屋場跡

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この裏に、「新島襄終焉の地」の碑があります。


新島襄終焉の地

同志社大学の前身の同志社英学校の開設者・新島襄が病に倒れて療養していた旅館「百足屋」のあった場所です。

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南組問屋場跡と背中合わせになっています。

 

高札場跡

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高札場跡の説明板は、個人のお宅の門の上方に掲げてありました。古い雰囲気のお宅のせいか、説明の札を見上げると、江戸時代の人になった気分?



湘南発祥之地碑

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中国の湖南省洞庭湖のほとり湘江の南側を「湘南」といい、大磯の景色がそこに似ていたことから、この辺り一帯を「湘南」と呼ぶようになったという説明にびっくり。関東で生まれ育っていながら、全然知らなかったです。


鴫立庵

フェンスのオブジェがおもしろい。

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この日最後のチェックポイントとなりました、鴫立庵へ。

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鴫立庵には、町内の人100円、町外の人300円の入場料がかかります。受付の男性が、出て来てくださって、町外からというと、とても丁寧な説明をしてくださいました。

 

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中の様子です。

 

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芭蕉句碑です。本当にたくさんの句碑があったのですが、とてもたくさんなので割愛します。

館内の説明書きです。先ほどの男性の案内の方が、どうぞ写真に撮ってくださいといってくださいました。大変わかりやすい説明だと思いますので、そのまま載せさせていただきます。

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出口のところにあったオブジェ。フェンスのデザインは、これだったのですね!

第15世庵主の原昔人が、病床の正岡子規に贈ったという自作の銅像だそうです。

 

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振り返ってもう一枚パチリ。静かな佇まいです。俳諧道場として、今も定期的にここで集まりが持たれています。

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この日の最終目的地、大磯駅に到着しました。

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品川、川崎、東神奈川、保土ケ谷、戸塚、藤沢、茅ヶ崎、平塚・・・・

これまで到着した駅と比べて、格段にローカルな大磯駅です。

思えば遠くまで来たもんだ・・・

 

16時8分、平塚駅を出発してから6時間49分。21708歩でした。

 

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。

次回はまちなみに焦点を当てた、旅の報告をします。

また訪ねて来てくださると嬉しいです。

 

 


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