今週のお題「もう一度見たいドラマ」
令和の時代から時計の針をぐぐーっと戻して、時はバブルの真っ最中。トレンディドラマなるものが流行していた頃。私は今も若い頃も、ドラマはあまり見ないのですが、1990年1月から3月にかけてTBSで放送された『想い出にかわるまで』だけは、なぜか印象に残っています。たまたま途中の回にチャンネルが合い(チャンネルって・・・古いですね、すみません。でもチャンネルだった。)、先が気になり、ついつい最後まで見てしまったという・・・
主演は当時トレンディ俳優として売れに売れていた石田純一と、今井美樹。エリートサラリーマンの石田純一と今井美樹は婚約をしていたものの、なぜかしっくりいかずにいたところに、今井美樹の妹役の松下由樹が石田純一のことを好きになり、話がめんどくさくなるという流れだったように思います。
思います・・・というのは、実のところ、結局二人はどうなったのか記憶にないというなんとも情けない状況なので。だからもう一度見てみたいと思います。
なんでこのドラマが印象的なのかよくわからないのですが、自分も当時はOLで(またまたOLとは今では死語ですね・・・)、煮え切らない相手と付き合っていたこともあり、まあいろいろと自分を重ねてしまったからでしょう。
今回の記事を書くにあたり、ネットで少しだけ動画を見てみたら、ミスターやさ男こと石田純一が若い! 確かにたぶん、かっこいい。30年後にこんなにツッコまれる芸能人になるとは、あの頃は誰が予想したでしょう? 対する今井美樹も美人。こんなにかわいかったっけ? 失礼ながら当時は「眉毛の太い人だなー」と思うくらいだったのだけど、今見たら眉毛なんか全然問題なし。最近の若い女性のメイクの濃さにすっかり慣れてしまったせいか、ここに出てくる女優さん、みなさん清楚。こうして「昔はよかった」みたいな発言をするのは老害になりかねないので、このくらいにして。
今井美樹と松下由樹のお父さん役が伊東四朗さんなのですが、「ザ・昭和のおとうさん」って感じ。(実際は平成の始めですが。) 娘の結婚がこじれておろおろするお母さん役の佐藤オリエにせっつかれて、相手の家にお詫びの電話を入れたりしてる。
そうか、この頃はまだ、結婚って「両家の問題」だったんだなあ。最近はもう、娘がある日突然「結婚が決まったので会ってくれる?」と言いにきたり、なんなら「もう一緒に住んでいるんだけど、籍を入れます。つきましては内輪で結婚式もするのできてね。」なんて事後承諾が珍しくないらしい。我が家にも年頃の娘たちがいますが、そう言われても驚かないかも。そもそも彼女たちの交友関係が把握できていないし。平成の30年間で、家族や親子の状況は変わりましたよね。この平成始めの「トレンディドラマ」を見ると、韓ドラに似た感じがします。韓国は今でも、家とか親子とか、すごく重要ですものね(たぶん。)
で、ネットでついでに今、「想い出にかわるまで」のあらすじも見てみたんですけど、松下由樹は結局今井美樹から石田純一を略奪して結婚してしまうらしい。でも石田純一が結婚して2年経っても今井美樹のことを忘れられないでいることを知り、松下由樹は「取らないで!」と今井美樹の所へ訴えに行くらしい。え、取ったのは、そっちじゃないのかい?
にしても、こんな結末だったんだ。全然記憶になかった。(記憶しているのは、石田純一が煮え切らないヤツだったなということかな。あ、石田純一が煮え切らないわけではなく、石田純一が扮している男が、ですが)
肝心なことを何も覚えていないので、もう一度見てみたいと思います。ちなみに前述の「私が付き合っていた煮え切らないヤツ」とは、街道ウォークの同行人「くろやぎ」です。ある時、煮え切ったらしいです。