保土ケ谷→戸塚の「まちなみ」ウォッチ後半です。
東戸塚駅前にあるイオンのフードコートで、ささっとお昼を食べて、また歩き始めます。
しかしまあ、東戸塚の駅前って、大きなマンション、たくさんですねえ!
駅前はあんなに近代的なのに、旧道に入ると、いたってのどかな風景に。しばらく果樹園が続きます。葡萄棚、紅葉してきれい。
果樹園の木の間に、旧街道の表示を発見。溶け込んでいて、いい感じ。
品濃坂歩道橋上から小田原方面を見ています。そういえば、葛飾北斎の富嶽三十六景・程ヶ谷の画、どこから描いたのか諸説ある中、品濃坂が有力なのではないかと、以前ブログで書きましたが、この辺りですかね?
kaz-mt-wisteria.hatenablog.com
歩道橋を渡っても、まだまだ下り坂が続きます。はぁ、結構なアップダウンですね。はぁ・・・ こりゃ、江戸の旅人は大変だ・・・
しばらく、川上川に沿って、ひたすらてくてく歩きます。特にチェックポイントもなく、こんなふうにながーい道です。
赤関橋まで来て、川上川を渡ります。橋の欄干に、江戸の旅人が。小さな発見が嬉しいです。
王子神社は小高い丘の上にあります。幅の狭いこんな道で、山里みたいです。丘のすぐ下は交通量の多い国道なんですけどね。
王子神社入り口で、くろやぎ(同行者・夫)が見つけた「御料馬控處」の石柱。ここに、馬をつないだのかと思うと、一気にタイムスリップしそう。
神奈川県名木百選に指定されている益田家のモチの木の奥には、つい最近まで茅葺屋根の旧家が残っていたようですが、今はありません。
大山道の入り口です。駐車している車の先に、赤いポールがあるのがわかりますか? その近くに、不動明王像や庚申塔があります。
ガイドブックによりますと、鎌倉ハムの製造を始めた斉藤家の土蔵と棟門が見えてくるということですが・・・ないですねぇ。ありゃ、これもなくなったのでしょうか? 稲門のすぐ近くにあるという赤レンガの倉庫は残っていましたが、特に表示もなく、果たしてこれでいいのか不安に。不安なまま10メートルほど行きますと、「斉藤牛肉店」がありました。やっぱり、あの赤レンガの建物でよかったんだな。
斉藤家は明治20年頃、イギリス人のウィリアム・カーチスからハムの作り方を伝授されたということで、ここは「鎌倉ハム」誕生の地です。
ハム誕生の地。どんなハムなんでしょうね。興味津々。お店が開いているときに来て、お土産に買って帰りたい
*後日談
くろやぎ(同行者・夫)が、後日、戸塚を再訪して、トツカーナ専門店街でハムを買ってきてくれました。くろやぎのブログにアップしているので、ご覧ください。とても美味しいハムでしたよ。ごちそうさまでした。
江戸方見付跡があるレストラン・フォルクス。植え込みの看板にこんな江戸時代の旅人の様子が描かれた絵が。お店の心遣いに拍手。
街道沿いで、野菜が売られていました。特に珍しいことではありませんが、なんだかとっても和む情景だったので、パチリしてしまいました。
広重の「東海道五十三次・戸塚宿」の画の場所の吉田大橋です。広重の絵の頃から、橋上の往来は賑やかでしたね。
橋の手前の壁面タイルに、広重さんの吉田大橋の画がはめ込まれていました。往時を想像しながら、渡ってみましょう。
kaz-mt-wisteria.hatenablog.com
大橋上より北方向を見ています。
本日のラストスパートです。戸塚駅に向かう手前にあったお医者さん。
かつては丘の上にあった山王祠は、矢部トンネルの丘公園の中に移転しています。写真中央よりやや上に祠があるのが見えますか? ちなみに「矢部トンネルの丘公園」は、地元の小学校の児童による命名だそうです。
JR戸塚駅に到着しました。大きなバスターミナルが印象的な駅でした。ローカルな程ヶ谷駅から出発しましたが、ここは目が回りそうです。私も普段、ローカルな駅を利用している住人なので。やれやれ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。