てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

吉原→柚木 まちなみウォッチ

 こんばんは。

 前回、前々回の吉原→柚木のレポートは、バイブルにしているガイドブック『ちゃんと歩ける東海道五十三次』(八木牧夫 山と渓谷社)に名所・旧跡とされているチェックポイントに沿っていましたが、今回は、それとは離れ、気になった「まちなみ」について自由にレポートします。お付き合いください。

 

 ご参考までに、チェックした名所・旧跡のレポートはこちら。

 

www.lupinus-shiroyagi.com

 

 

www.lupinus-shiroyagi.com

 

 

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 朝の吉原駅です。元気よく出発します!

 

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 歩き始めると、早速目の前に富士山が。さすが静岡県。あ、街道ウォーク的には、駿河國?

 

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 左富士の碑と名残りの松がある小さな公園の中に、津波ひなん施設マップがありました。みんなが集まる所に避難マップ。まちづくりのお手本ですね。

 

 

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 依田橋町にあった自動販売機。お菓子もあるよという言葉に魅かれ、買ってしまった。ホントに、キットカット、出てきた。

 

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 平家越碑の先の平家越え橋の欄干に市の花。「バラみたいだけど?」と半信半疑でググったら、やっぱり富士市の花は、バラでした。

 帰ってから、富士市のHPで調べてみました。なぜ、バラなのか?

「バラ」は、わが国はもとより、世界の人々に最も愛されている花であり、国際港のある富士市にふさわしい花です。各家庭においても容易に植栽することができ、花の美しさと親しみやすさは、市民の融和と潤いのある「美しいまちづくり」を進めるうえにも最もふさわしいと言えます。
平成13年度には富士市オリジナルのバラをつくり、一般公募により名前は「かぐや富士」と決定しました。

 

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 路面に、こんな表示が。どこからでも美しい富士山の見える町。足元も美しくありたい。

 

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 富士山と工場の煙突。前回は相当違和感だったのですけど、なんか慣れてきたみたいです。こんな景色もいいんじゃないかと、パチリししてしまいました。

 

岳南鉄道・吉原本町駅です。

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 改札脇の小さな台の上で、岳南鉄道グッズを販売していました。手作り感のあるストラップが気になって買ってしまいました。岳南鉄道の枕木と富士山の土で作ったんですって。ひとつ900円。

 

 駅舎の裏で、くろやぎ(同行人・夫)がこんな看板を見つけました。

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 岳鉄プラザですって。のぞいてみましょう。ガラガラガラ・・・引き戸を開けますと・・・

 

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 観光の資料のパンフレットやらリーフレットやら、記録ファイルやら、岳鉄オリジナルグッズやら・・・。とてもおもしろかったです。

 

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 岳南鉄道の車両もパチリできました。

 

これより吉原商店街に入ります。入り口の看板が、楽しそう。

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 最初は静かなアーケード街だったのですが・・・ この後の変化をお楽しみに。

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 途中で切れてしまったけれど、コミュニティバスが通ったので、パチリしました。富士急静岡バスが運行しているひまわりバスです。

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 商店街のお茶屋さん。にぎやかな店先が、懐かしい感じ。

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 急須や湯呑が、「買って、買って」と言っている。荷物になるから、買わなかったけれども。

 

 商店街の中心に来ると、車も人も多くなってきました。

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 アーケードを歩いていると、まちの駅という看板が目に入りました。 

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 全体はこんな感じ。チラシがたくさん貼ってあって、つけナポリタンのキャラクターも目立っています。気になって近づいてしげしげと眺めていますと・・・

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 ドアが開いて、「どうぞお入りください」と中から声をかけてくださいました。「東海道を歩いているのですか?」女性の方がお茶を淹れてくださり、この先の道のことなど、教えてくださいました。パンフレットもたくさんそろえてあって、ウェルカムな雰囲気も暖かかったです。ありがとうございました。

 

 ところで、「まちの駅って何?」という疑問がふつふつと湧いたので、帰ってから富士市のHPを見てみました。以下、引用です。

「まちの駅」ってどんなどころ?
お出かけの時にちょっと休んだり、トイレに寄ったり、道をたずねたいな、ということはありませんか?
そんな時に役立つのが「まちの駅」。まちの駅は、まちのお休み処、案内処、まちの交流拠点です。
富士市を快適に楽しく過ごすお手伝いをしますので、お気軽にお立ち寄りください。
こんな時はお気軽にまちの駅へ
トイレが利用できます

まちなか散策の際には、お気軽にまちの駅のトイレをご利用ください。
ちょっと疲れたらひと休み

誰でも自由に休憩できるスペースがあります。待ち合わせにもご利用ください。
富士市の情報ならお任せください

まちなかに詳しい駅長が、旬の見どころや地域のイベントなど、生の情報をお伝えします。
観光パンフレットもあります。

 

www.city.fuji.shizuoka.jp

 

 「まちの駅」、すてきな取り組みですね。富士市に座布団100枚。

 

 「まちの駅」の少し先にあったお菓子屋さん(南岳堂)の看板。食べてみたい六八プリン。家が近くなら、買って帰るんだけどなぁ。

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 ひまわりバスの時刻表です。一日、6本かぁ。

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 興味津々だったB級グルメのつけナポリタン。あいにく昼食にはまだ早く、食べるタイミングではないので、ここはショーケースの見本でガマン。ふむふむ、こんな感じなのね。(「麺をスープにつけて食べるナポリタン」だということを、後日、富士市HPで確認。)

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 コーヒーショップ。アドニスさんのショーケースでした。つけナポリタンのメニューがあるお店には、ゆるキャラ「ナポリン」ちゃんがいます。トマトの妖精だそうです。

 

 商店街の中に道標がありました。吉原商店街、活気があって楽しいのですが、宿場町の名残りはほとんどないです。こういう案内があると、嬉しいです。この辺りで、商店街のアーケードは終わりです。

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 酒屋さん(藤波酒店)の店頭がにぎやかでお正月らしかったので。

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 日本酒もいいですが、ブルーベリー酒というのも、心惹かれます。

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 今回の街道ウォークでは珍しく、蔵を発見しましたので、アップします。

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 西木戸跡の場所にある酒屋さん(桝屋酒店)です。ここも「まちの駅」をやっています。ありがとうございます。

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 西木戸跡を過ぎたあたりの富士山。電線やら、電柱やら、マンションやらがあっても、富士山は大きくて堂々としています。

 前回は、工場と富士山の風景が衝撃だったけれど、慣れたのか、大きいからか、あんまり気になりません。雑多な風景を超越してしまう神々しさが富士山にはある気がします。

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 富士市の市役所です。よく見ると、窓の耐震補強の並びが富士山。

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 「ほけんの窓口」と富士山。フレームに入れて。

 このフレーム、富士山を意識して設置したでしょ? いいね⤴️

 こうなって来るともう、どこからでもBIGな富士山が見えますよ。生活の一部。さすが富士市。

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 工場の煙です。この日も稼働中。富士山に並んで、これも富士市の代表的な風景。

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 アーケードと富士山。富士山、本当に大きいです。ただただ、口あんぐり。カメラ、ズームしないで、これだから。

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 街道沿いらしい古い建物を見つけました。お正月飾りがワンポイントになっている。

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 こちらも、古い建物。旧家ですかね。

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 昆布専門のお店を発見。珍しかったからパチリしました。

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 最後は、この日の終着点、身延線柚木駅のプラットホームからの一枚です。このように、大きな富士山とともに歩いた今回のコースでした。富士山がどこからでも大きく見えて、東京の人間にとっては不思議な体験でした。

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 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。更新した折には、また訪ねてくださると嬉しいです。


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第20回 吉原→柚木②

 吉原→柚木の後半です。

 前半については、こちらをご覧ください。

 

www.lupinus-shiroyagi.com

 

 「西木戸跡」から400メートルの夢庵で昼食後、再び元気よく出発です!

旧東海道跡碑

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 ここは、本来は直線だったのだそうです。図を見て納得。

 

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 この道が旧道です。分岐点、ちょっとわかりにくいので要注意。

厳島神社

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 思っていたよりこじんまりした神社でした。街道沿いにありますが、見落とし注意。


青嶋八幡宮神社

 

 神社入り口

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 この神社に伝わる話は、心を打ちます・・・

 徳川綱吉の時代に、高潮などの被害で苦しめられているにもかかわらず検知の労役が村人に課せられ、これに異を唱えた名主・川口市郎兵衛は、処刑されてしまいました。村人は市郎兵衛に感謝し、密かにこの青嶋八幡宮に祀ったということです。

 

 という説明を読んだうえで、小さな本殿に手を合わせました。いつの時代も、勇気と良識を兼ね備えた人がいたのですね。

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道祖神

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 チェックポイントの道祖神は、青嶋八幡宮を出てすぐ。

 

 そのあと、こんな道が続きます。

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 そのあと、このような橋が見えてきますが、渡ってはいけません。旧東海道は手前で右に曲がります。順路を示す標識も見えますね。

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 そして、右側の道を進みますと、やがて標識が・・・

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 標識が見えてくるので、それに従って進んでください。その先に三度橋があります。

三度橋

 月に三度、定期的に江戸と京坂を往復した「三度飛脚」の願いで架けられた橋です。現在では、富安橋という名前になっています。

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 橋の上から見た潤井川。


題目塔

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全体の風景から見たところも、アップしておきますね。逆光ですみません。

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祝の賽神

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 村の入り口にあった道祖神は、今ではブロック塀の中に・・・

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 近くにこんな表示も。ウォーキングコースに組み込まれているのですね。

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山神社

 山神社については、少々疑問が。というのも、街道ウォークのバイブルにしている『ちゃんと歩ける東海道五十三次』(八木牧夫 山と渓谷社)のマップ上の位置と、少し違うから。マップでは手前の奥になるのだけれど、その先の街道沿い。

 もっとも事前にくろやぎ(ウォークの同行人・夫)が調べていて、迷うことはなかったのだけれど。

 神社の前はちゃんと「山神社」というバス停になっていたから、これが山神社であることに、間違いもない・・・ 回りくどい説明ですみません。

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 で、これが山神社の入り口です。バス停すぐ。

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 社殿です。

 

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 ガイドブックが出版された後、ここに移転したのかもしれんせんね。


本市場間宿跡碑

 今回のウォークで、数少ない迷ったチェックポイント。なにせ、このごろ、くろやぎの事前調べがレベルアップして、綿密になってきたので。ありがたや。

 で、なにが迷ったかというと、バイブルの地図では静岡県富士総合庁舎の敷地内にあるような書かれ方だったので・・・

 

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 この中をうろうろうろうろ・・・探してしまいました。見つからなくて諦めて歩いていたら

 

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 隣のこちらの敷地、道路側にありました。

 

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 見つかってよかった。

 わかっりやすい説明もありましたよ。

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 この辺り、吉原宿と蒲原宿の間の宿として栄えていたということです。



鶴芝の碑

 ここから見える富士山は、中腹に白鳥が舞うように見えたという「鶴の茶屋」があった所。現在では、一般のお宅になっています。

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 案内表示と説明の立て札がありました。

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 肝心の富士山ですが、ここからは建物にさえぎられて見えません。少し先でパチリしたものを載せます。

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 鶴が舞っているように見えますか?

 

このあたりの旧東海道は、396号線をまっすぐわたることはできません。(中央分離帯に植え込みがあるから) 丁寧な迂回表示があるので、その通りに歩いてください。

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法源寺

 立派な山門です。

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 境内に枯山水庭園があります。

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 本殿の後ろに富士山が大きく見えるのも、目を引きます。

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常諦寺

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 ここでは、立派な山門だなあと一枚パチリしたら、葬儀のバスが来たので、門前にて退散しました。

 

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 間宿本市場の道標の分かれ道は左へ。

 

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 こんな道・・・


旧東海道一里塚

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 日本橋より35里目の一里塚。バイブルでは「バス停望月整形外科の所」とありましたが、バス停の名前は・・・

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 一里塚は、小さな緑地の中にありました。

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 近くに望月さんのお宅がありました。整形外科、閉院したのですね。

道祖神

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 この道祖神は、ラーメン屋さんの角にありました。

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栄立寺

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 なぜ、チェックポイントなのかは謎でした。本堂の前に自転車が止めてあったりして、親しみが持てました。素朴なお寺。

金正寺

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 こちらもなぜチャックポイントなのか、謎のまま。栄立寺のすぐ近くです。


旧松永邸跡

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 松永邸は、この地の大地主で、安政4年(1857)築の邸は、富士市博物館「ふるさと村」に移築されました。バイブルによりますと。現「フジホワイトホテル」とのことでしたが、ホテルはなく、このように広い敷地になっていました。

 


札の辻跡

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 高札場跡でもあります。

 

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 庚申信仰の猿田彦大神が祀られています。読みにくいですが、説明の石碑もアップしておきます。

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小さな社

 

 道の左側に小さなお社があります。

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 敷地の中には、男女双体道祖神も。

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秋葉山常夜燈

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天白神社

 

 この日最後のチェックポイントです。

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 小さな神社でしたが、立派な説明碑がありました。アップします。

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 天白神社は、身延線柚木駅前にあります。ここがこの日の終着点です。

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 15時47分、吉原駅を出発してから6時間30分。歩数は、24772歩でした。

 

 おまけ。身延線のホームから見えた富士山です。

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 ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。近々、今回のまちなみについて、アップします。またお立ち寄りくださると嬉しいです。

 


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第20回 吉原→柚木

 1月5日(土)、第20回街道ウォークを実施しました。そう、記念すべき20回です。ここまで、割と長かった! 一昨年の9月に日本橋を出発し、1年3か月経っていますから。亀の歩みですが、頑張ります。

 「東海道を歩いているけど、この先どうしよう」と言うと、「そこまで行ったなら、京都三条まで行くしかないでしょう」と様々な人に言われてしまいます。これにかけている時間と手間と、それから現実問題としてお金・・・ ちょっとバカかなと思いつつ、やめられない、止まらない。(あ、古いですね。これがわかった人、同年代。)

 

 さて、その記念すべき20回目ウォーク、東海道線富士川駅まで行くか、身延線柚木駅までか、迷うところでしたが、やはり富士川より手前の柚木でした。ひたすらガンガン歩くのなら富士川まで行けそうなんですけれど、チェックポイントを全部探し、説明板を読んだりお詣りしたり、町並みにツッコミ入れながら写真を撮ったりしていると、一日に通過できるチェックポイントは35くらい、多くても40くらいだなと、このごろわかってきました。ちなみに今回通過したのは38です。それでは見ていきましょう。というか、お付き合いください。

 

 

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 朝のJR吉原駅前ロータリーです。前回は昼食を食べそびれお腹ペコペコで歩き疲れていたせいか、この駅の印象ははっきり言って今一つでした。「お店、ないなー」「人っ気もないなー」「なにもないなー」ってブツブツブツ・・・ でも、ごめんなさい。朝見たら、爽やかで普通に街らしい街でしたよ。駅前から、富士山見えたし。「あれ? 案外いいかも」なんて言ってしまいました。この間はごめんなさい。

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 参考までに、こちらが前回の写真。朝の方がお日様の具合もいいみたいですね。第一印象でああこういうなかれ。また来てよかった。反省。

 

馬頭観音

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 この日最初のチェックポイント、馬頭観音です。前回もここ、チェックしていますが、朝見るとキラキラしていますね。

 

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 またまた参考までに、こちらが前回の写真。逆光のせいもあって、イマイチ。



左富士神社

 東海道を西に歩いて行くと右手に見える富士山がここでは左手に見える(左富士)という珍しいスポット。その理由は、ここだけ道が右にカーブするから。ほら、このように。吉原から歩き始めた時は右手に見えていた富士山が正面に来て、やがてこの先左手に見えるようになります。

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 はい、左手に見えるようになりました。と思ったら、左側に左富士神社があります。石の鳥居、わかりますか?

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 鳥居と社殿です。陽だまりの小さな社殿、いいですね。

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 社殿の手前の、これは道祖神? お正月なので鏡餅がお供えされていました。

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 これはお賽銭箱の近くに。足が丈夫であるようにというお願いをしているのでしょうか?

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 お賽銭箱にお正月飾り。今だけの情景なので、パチリしてみました。

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 左富士神社には、一里塚跡もあります。日本橋より34番目、「依田橋村一里塚」です。

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 吉原宿の3度にわたる移転に伴い、一里塚の場所も3回変わりました。最終的にこの依田橋の地域に落ち着いたのですが、塚があった場所は現在民有地なので、ここ左富士神社に「一里塚跡」のモニュメントを作りました。というような説明がありました。詳しくは写真でご確認ください。

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 説明もこの絵図も、なかなかわかりやすかったです。依田橋町の町内会の方、ありがとうございます。


名残りの松

 左富士神社の少し先に、広重さんの絵のスポットの辺りかと思われる場所に松を植えた小さな小さな緑地があります。「名残の松」です。

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 敷地内には、このようなモニュメントもありました。このあたり、工場が多くて、旧街道らしい雰囲気は全くといいほど感じられないのですが、こんな心遣いが嬉しいです。

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 広重さんの絵の構図に似せて、パチリしました。松の左手に富士山が見えます。街道の右手には愛鷹山があるのですが、工場の建物に隠れています。広重さんの絵と、併せてご覧ください。いかがでしょう?

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馬頭観世音

 富士依田橋郵便局前の馬頭観音です。(馬頭観音は祠の中)

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 馬頭観音の隣には「南無妙法蓮華経馬頭観世音」と刻まれた石碑がありました。

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平塚越碑

 平家が、水鳥の羽音を源氏の軍勢と勘違いして逃げて行ったという「平家越え橋」。ちゃんとモニュメントがあるのが嬉しい。

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 水鳥いないけどー。普通の川だけど、そこは想像力でカバー。

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東木戸跡

 東木戸跡は、このような表示で残されていました。吉原宿の東側の入り口ですね。

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 近くに八坂神社があるようです。

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身代わり地蔵

 身代わり地蔵は、岳南鉄道吉原本町駅の奥にありました。

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 昔、寺町に悪い眼病が流行った時に、このお地蔵様に願掛けをすると治ったのだそうです。詳しくは説明板をどうぞ。

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 お堂です。左が身代わり地蔵。右手奥に駅舎があります。

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明治天皇御小休所跡碑

 

 目立たないので、見つけにくいかも。この日は、お正月飾りがしてあったので、見落とさずに済みました。

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唯称寺

 バイブルにしているガイドブック(『ちゃんと歩ける東海道五十三次』八木牧夫 山と渓谷社)によれば、三代目住職が河童を助けたときにもらった「河童の茶壷」というのがあるんだそうです。とはいえ、そんな説明は境内には特になく・・・

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 本堂のどこかにあるんでしょうかね?

 それにしても、空が青くてきれい。

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鯛屋旅館

 楽しみにしていた「鯛屋旅館」。天和2年(1682)創業で、山岡鉄舟や清水次郎長の定宿だったとか。吉原宿の街づくりの拠点でもあるようです。活気はあるものの宿場らしい面影がほとんどない吉原商店街ですが、ここはタイムスリップできそう。

 ということで楽しみにしていたのですが、宿泊客というわけではないし、入りづらい雰囲気だったので、パチリしただけで通り過ぎました。

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 隣でお蕎麦屋さんを営業しています。この日は「定休日だったようです。

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保泉寺

 バイブルのチェックポイントになっていますが、なぜチェックポイントなのかは謎のままでした。

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本之元神社

 吉原宿の中心の神社のようですね。

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 読みにくいですが、一応説明板をアップします。

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妙祥寺題目搭

 逆光であまりよい写真ではありませんが、妙祥寺へ続く道の入り口にある題目塔です。

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 手前に題目塔、道の先に妙祥寺があります。

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 余談ですが、この辺り、道を一つ入った所に、保泉寺、木之元神社、妙正寺がそれぞれありました。街道沿いに並んでいるわけではないので、ちょっと頭を使います。 ショートカットした方が早いのはわかっていたのですが、これまでの体験では迷ってしまうことが多々あり、急がば回れということで、一つ一つチェックしては元の街道に戻ることを繰り返しました。


妙祥寺

 題目塔の先にあった妙祥寺山門。

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 こちらは本堂ですが、なぜここがチェックポイントなのかは、例によって謎。

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立安寺

 またまた謎の立安寺。謎が続きますねぇ・・・

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 六地蔵さまの帽子が赤くてきれいだったからパチリ。お日様の光を浴びて、ひときわ華やか。

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大運寺

 やっぱり謎の大運寺。とはいっても、こちらはHPがありました。(帰ってから発見) 南北朝時代からあるお寺で、境内の裏手にある子育て稲荷にお参りすると、子どもの病気が治ったのだそうです。へえぇ。

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 山門前に不思議なお墓。気になってパチリしてしまいました。HPでもわからず。ただこのお寺、ヨガ教室を開催したこともあるみたいなんで、その関連かな?

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西木戸跡

 吉原宿の西側の入り口、「西木戸」があった場所です。

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 説明によれば、富士山修験の拠点である興法寺(富士市村山)に、東海道から来る富士登拝者を導く「村山道」の起点でもあったということです。

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 ここまで来まして、「夢庵まで400メートル」という看板を見つけました。前回はお腹を空かせて後半の印象がイマイチだったので、反省。今回はここできっちり昼食を摂ることにし、いったん街道を外れました。目指せ、夢庵!

 ということで、ブログもここで一旦区切ります。お付き合いくださりありがとうございました。また、日を開けず、また続きをアップしますので、訪ねてくださると嬉しいです。

 


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事前チェック! 吉原→富士川?

 あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 2017年9月の東海道ウォークとともに始めた当ブログ、2018年は仕事の都合で何かと上手くいかず、ウォークもブログの更新も、後半は虫の息になってしましました。憔悴してしまってこのままではよくないと思い、昨年末に仕事の見直しをしたほどです。そういうわけで、今年は心機一転、元気に、仕事もブログもがんばりたいと思います。

 このブログは、街道ウォークに特化したブログにし、読書や散歩や、その他日常のあれこれを綴るブログを別に立ち上げます。いろいろと面倒なことが多く、まだ準備段階なのですが、いずれこの顛末は報告します。かいつまんで今言えることは、「はてなでプロのブログを2つ持つのは、面倒です!」 もう少しわかりやすい説明が欲しいです!

 

 本題に戻ります。

 次回のウォークについて、事前調べをします。スタートはJR吉原駅ですが、終着地点はどこにしましょう? JR身延線・柚木駅か、JR東海道線・富士川か? 富士川はちょっと遠いけれど、身延線の柚木駅よりも帰りのアクセスはいいから、富士川がいいかな?

 

 チェックポイントは以下の通りです。

*チェックポイントとは、バイブルにしているガイドブック『ちゃんと歩ける東海道五十三次』(八木牧夫 山と渓谷社)で、名所・旧跡として取り上げている所。

 

  1. 馬頭観音
  2. 左富士神社
  3. 名残りの松
  4. 馬頭観世音
  5. 平塚越碑
  6. 東木戸跡
  7. 身代わり地蔵
  8. 明治天皇御小休所跡碑
  9. 唯称寺
  10. 鯛屋旅館
  11. 保泉寺
  12. 本之元神社
  13. 妙祥寺題目搭
  14. 妙祥寺
  15. 立安寺
  16. 大運寺
  17. 西木戸跡
  18. 旧東海道跡碑
  19. 厳島神社
  20. 青嶋八幡宮神社
  21. 道祖神
  22. 三度橋
  23. 題目塔
  24. 祝の賽神
  25. 山神社
  26. 本市場間宿跡碑
  27. 鶴芝の碑
  28. 法源寺
  29. 常諦寺
  30. 旧東海道一里塚
  31. 道祖神
  32. 栄立寺
  33. 金正寺
  34. 旧松永邸跡
  35. 札の辻跡
  36. 小さな社
  37. 秋葉山常夜燈
  38. 天白神社
  39. 道標
  40. 護所神社
  41. 明治天皇小休所跡
  42. 水神社
  43. 光栄寺
  44. 常夜燈
  45. 清源院
  46. 小休本陣常盤家
  47. 八幡神社入り口と常夜燈
  48. 常夜燈
  49. 新豊院
  50. 常夜燈
  51. 岩淵の一里塚
  52. 川坂観世音道標
  53. 常夜燈

 

 うっっ、53個、結構ありますね・・・ 無理かも。

 いつも34個くらいなんですけど、そうすると、34個目の旧松永邸跡は富士駅の近くですね。柚木駅の近くのチェックポイントは、38個目の天白神社。ということは、やっぱり、最終地点はJR身延線の柚木駅が妥当かな?

 とりあえず、富士川駅前の「53常夜燈」まで見ていきましょう。

 

 富士市のHPを見ると、観光案内はやはり富士山関連が多く、これらのチェックポイントについての情報はとても少ないです。少ない中から集めた情報は・・・

 

2.左富士神社

 元吉原から吉原に向かう道中は、富士山が左側に見える珍しい景色「左富士」の名所で、広重さんの東海道五十三次にも描かれています。

 現在の河合橋を渡ってから依田橋辺りまでの道中だそうです。

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 左富士神社の辺りが、広重さんのスポットなのでしょうか? 現在は工場が進出して、風景は様変わりしていますが、松が1本直立したところに説明の看板があるようです。 要チェック!

 なお、広重さんが描く富士山は、雪をかぶらない「赤富士」ですが、このウォークでは、真白な富士山を見ることになるでしょう。お天気に恵まれますように。

 

5.平家越碑

 源平富士川の合戦の際、ここに平家が陣を張りましたが、水鳥の羽音に源氏の襲来と間違え、西へ遁走したのだそうです。現在は沼地もなく、水鳥もいません。

 

10.鯛屋旅館

 鯛屋旅館は、吉原商店街で天和2年(1682年)より創業しています。その歴史ある旅館の一部をかつての宿場風に改装し、平成18年3月、吉原宿の象徴として「吉原本宿」をオープンしました。うどん、そば等を食べることができる「食事処」が整備されています。
また、市民の皆様に吉原地区の歴史・文化に触れ、知っていただくため、吉原本宿を会場とした歴史講座や干支凧作りを実施しています。

www.city.fuji.shizuoka.jp

 

 27.鶴芝の碑

 このあたりにはかつて「鶴の茶屋」があり、多くの旅人が休憩を取りました。間の宿で、鰻の蒲焼、ねぎ雑炊、肥後ずいきが名物でした。ここから眺める冬の富士山は、中腹に一羽の鶴が舞っているように見えたそうです。ウォーク当日、ここから富士山をパチリしたいです!

 

42.水神社

 東海道随一の急流と言われる富士川の手前に、松岡水神社と渡船場跡があります。

 元来この地は、官道である東海道と信仰の道である身延道との追分でしたが、幕府はこの地に街並みらしいものがないことを案じ、慶長14年(1609)伊奈忠次に宿場風の街並みにするように命じ、追分中心に岩淵村が整備され、間の宿として発展しました。

 東岸には三つの渡船場が置かれ、川瀬の状況で使い分けられていました。西岸の渡船場には交通安全の常夜燈が置かれ、現存しています。高瀬舟をかたどった植樹桝も往時を偲ばせます。現在は渡しはなく、富士川橋を歩いて渡ります。

 

46.小休本陣常盤屋

 渡船名主と岩淵村名主を兼ねた常盤家が大名などの貴人用休憩施設を設け飲食を供しましたが、一般の旅人相手の茶屋とは異なり、立派な門を構える屋敷で、地元では本陣と呼んでいました。東海道57次にわずか2軒しか現存しない小休本陣の一つです。

 

51.岩淵の一里塚

 日本橋から37里目にあたる一里塚で、左右一対が現存する貴重な塚です。

 

おまけ

 チェックポイントではありませんが・・・

 栗の粉餅

 江戸時代中期以降、岩淵一里塚周辺の茶屋で販売されていた、栗の粉をまぶしたお餅。現在は、岩淵→蒲原の東海道沿いにある「ツル家菓子店」で再現・販売されています。 興味津々&ぜひ食べてみたい。

 

 

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。近いうちに、天気の良い休日にウォークを実施します。また、訪ねてくださると嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まちなみウォッチ 原→吉原

 11月25日の「原→吉原ウォーク」のまちなみをレポートします。

 本当は年内にもう一つ先に駒を進めておきたかったのですが、予定していた日の天気が雨で、12月はウォークに行けないまま、あっという間に年末になってしました・・・

 そうそう、12月19日は、はてなブログプロ2年目に突入する日で、果たして自動更新するのか、やや不安だったのですが無事でした。よかった! 今年は何かと忙しくしていて、せっかくGoogleさんに認めていただいてアドセンスも始めたのに、ブログは虫の息でした。忙しくしていた原因が解決したので、来年は本腰を入れようと、只今あれこれ画策中です。具体的には、もう一つブログを立ち上げてメインブログに、こちらは街道ウォークに特化したブログにしようかと考えています。今後ともよろしくお願いいたします。

 話がそれました。まちなみウォッチに戻ります。

 

 朝の原駅です。前回のウォーク「沼津→原」では、夕方の原駅のホームから富士山が見えて、感動しました。今回、まずここで富士山の写真を撮ろうと楽しみにしていましたが、快晴でくっきり富士山で、嬉しい限りでした。

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 駅を出て、歩き始めますとまもなく、清酒「白隠」で有名な高嶋酒造が見えてきました。車を停めてポリタンクを手に降りてきた人がいますが・・・? 

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 地元の人が、名水を汲みに来ているようですね。

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 説明板をアップします。江戸時代から親しまれている富士山の霊水だそうです。

 私も一口いただきたかったのですが、水汲みの方がずっと作業されていたので諦めました。

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 歩き始めた東海道は、こんな感じです。たわわに実るみかんが美味しそう。

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 街道より海側に曲がる小道。(要石神社を目指しています)

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踏切を渡ります。東海道線の線路、まっすぐ。だから何ってわけでもないのですが、線路を見ると、ついパチリしたくなる。どこか鉄ちゃんなんです・・・

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 振り返ると富士山が。富士山と愛鷹山が並んでいるということで、広重さんの浮世絵スポットはこのあたりかなーと。もしかしたら、もう少し先の吉原寄りかもと思ってこの後歩いたのですが、電線とか建物とか写り込んでしまって・・・。風景として一番きれいだったのは、この場所でした。

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 こちらが広重さんの浮世絵。いかがでしょう? スポットとして、似ています?

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 要石神社をチェックして再び東海道に戻り歩いて行きますと、こんなお店が。富士宮焼きそばの幟がめだっています。(富士宮はもっと先ですが) 近づいてみると・・・

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 ずいぶん、いろいろなメニューがあるのですね。お店の名前は「ゆきちゃん」です。中でも目を引いたのは

「東海道五十三次 歩くお客様へ この先 数キロお食事処がございません。ゆきちゃんで一休みして行きませんか?」

という忠告。

 確かに、この先、何もなさそう。ロードマップにもファミレスの表示は皆無だし。若干不安ではあったのですが、時刻はまだ11時。大変魅力的なラインナップのメニューで興味はあったのですが、先を急ぎました。後で、激しく後悔することになるとはつゆ知らず・・・。(この先、本当に食事処はなかったです。吉原まで行けば何かあると思ったけれど、何もなくて、見事に裏切られました。)

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 この幟、この付近で、ちょくちょく見かけました。状況がよくわからなかったのですが、気になったのでパチリしてみました。

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 真っ直ぐな、何ということもないのどかな道を、てくてく歩きます。見どころが特にない単調な道も、街道ウォークらしくて好きです。

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 沼津市のマンホールです。一応、マンホールウォッチャーなので。

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 これより富士市に入ります。

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 広重さんの浮世絵スポットは、もしかしたらこの辺りかもしれないです。一応、アップします。さっきより、富士山が近いですね。こっちの方が正解かも。絵的には、さっきの方が好みなんですけど。

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 間宿・柏原の表示です。といっても、とくに宿場らしい雰囲気はありません。

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 くろやぎ(同行人・夫)が、六王子神社をでたところで、パシャパシャ写真を撮っているので、何があるのかと思ったら、東田子の浦の駅でした。とても小さな駅舎で、見落とすところでした。駅舎正面のステンドグラスが、おしゃれでかわいいです。f:id:kaz-mt-wisteria:20181217230112j:plain

 

 駅前の案内板。浮島自然公園が近いのですね。広重さんの浮世絵の湿原は、浮島自然公園の辺りなのではないかなと思っていましたが、その湿原ね。とすると、浮世絵スポットは、この駅舎の向こうだったのかな? 駅舎に半分隠れていますが、富士山も愛鷹山も大きいですね。やっぱり、スポットはこの裏だなと、家に帰って写真を見直してから思いました。すでに遅し。

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 マンホールではなく消火栓ですが、アップします。富士山のかぐや姫伝説が描かれています。

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 「ひのき」の分岐点。これより旧道は左へ。

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 富士市のマンホールです。富士山全面で。そりゃそうだ。富士市と言えば富士山。

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 街道の先に工場の煙突が見えます。そういえば、富士市と言えば製紙工場だと、昔むかし、社会の時間に習ったことを思い出しました。

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 久々にツッコミたくなるものを見つけた。(実は、今回は、あんまり面白いものがないです。) 石材やさんの前のオブジェ。ピーターラビットとピカチュウとドラえもんって、どれもプロダクション(っていうのかな?)違いますけど。カオスだなー

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 天文堀顕彰碑の前の看板。ウォーキングコースになっているようですね。

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 稲荷神社から見える富士山と煙突。シュールだな。広重さんが見たら、絵に描くかしら? 描くような気がする。何となくだけれど。

 富士山のある田園風景もあれば、煙突とともにある富士山の図もある。これも日本の現実で、日本の風景です。工場はこの日も稼働中。

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 毘沙門天のふもとの宿屋、立場旅館。名前の示す通り、江戸時代は立場だったのでしょう。営業しているのかいないのか? 何とも独特な雰囲気を漂わせていました。

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 立場旅館は「まちの駅」とやらで、観光案内所的な役割を担っているようではありましたが、人家は全くなく、中に入るのはためらわれました。

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 立場旅館近くの小道

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 間もなく、吉原です。時刻は正午をとうにまわり、空腹状態。食事処はさっぱり見つからず、普通の商店すらなく。そんな中で目についた時計屋さん。古い店構が目を引きました。営業しているのかどうかは、ちょっとわからなかったです。f:id:kaz-mt-wisteria:20181217231636j:plain

 

 吉原の駅です。このようにがらーんとしていて何もなし。

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 食事処を探して駅周辺をうろうろ。これは駐車場。ちょっとこわい。

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 食事処を探すのは断念して、沼津に向かうことにしました。駅の跨線橋から見た富士市の工場群です。

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 吉原駅の印象はイマイチ。次回はここからスタートして、宿場の中心へ向かいます。吉原宿の印象がアップすることを期待しています。

 

 ここまで読んでくださりありがとうございました。

 年内は、これを最後の記事といたします。どうもありがとうございました。最初に書きましたように、来年はもっと本腰を入れて頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
                                                                                                                                             


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第19回 原→吉原②

 間もなくやってくる12月17日で、はてなブログプロを始めて1年になります。更新を忘れるとただのはてなになっちゃうの? にわかに心配になって、諸先輩方のブログをググってみたら、クレジットカード情報を登録しておけば、自動更新&自動引き落としになるようですね。

 1年前もクレジットカード払いにしたような気がするけど。念のため、カード情報を登録しておきましたよ。でも、何のカードを登録したとか、アカウント情報に反映されないんですね。確かめようがなくて不安なんですけど。大丈夫か?

 諸先輩方も、同様の指摘をされていました。はてなさん、改善してください。

 

 さてさて、いきなり街道ウォークとは関係ない話題で失礼しました。前回のアップより1週間も開けてしまいましたが、「東海道ウォーク 原→吉原」の後半です。

 

 東田子の浦駅前の六王子神社を後に、再び東海道をただひたすら、てくてく歩きます。今回の道は、まっすぐで本当に楽ですね。わかりやすいです。迷いようがない・・・

 

間宿柏原本陣跡

 茶屋本陣があった場所ですが、今では街道脇にポツンとさりげないモニュメントがあるのみ。

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 モニュメント表面の説明。往時のお店の賑わいが、伝わってきそう。今は、ごく普通の住宅が並んでいます。

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立圓寺

 尾張藩侍医柴田景浩が、このお寺から見える富士山が絶景であると、記念碑を建てました。記念碑の名前は、「望嶽の碑」といいます。

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 立派な本殿です。この向こうに大きな富士山が見えます。(この写真には写っていませんが)

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 こちらが例の望嶽の碑です。

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 碑に刻まれた文章の現代語訳。柴田景浩先生、本当に富士山が好きだったんですね。熱く深い思いがジンジン伝わってきます。

 願わくばこの地で死にたいが、そうもいかないからせめて髪の毛を埋めることで気持ちを表した。100年後に訪れた人に、この気持ちを伝えたい・・・

 みたいなことが書いてあります。あなたの思いはしっかと受け止めましたよ。柴田先生!

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 同じ境内にあるこちらは慰霊碑です。台風に遭遇し難破した貨物船に乗っていたインドネシア人の船員たち。1979年ですって。結構最近ですね。

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 赤いのは難破船の碇です。

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 傍らに詳しい説明の碑がありました。これを読むと、いきさつがよくわかります。

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 道路の向かいからパチリした山門です。立派ですね。富士山は、ちょうど本堂の裏です。

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男女双体道祖神

 道祖神があるとバイブル(『ちゃんと歩ける東海道五十三次』八木牧夫 山と渓谷社)に書いてありますが、ないですねえ・・・

 位置的には、たぶんほぼ間違いなくここ。移転したかな?

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秋葉常夜燈

 常夜灯は、バイブルでは京都に向かう左側にあるはずなのですが、これは右側にあったもの。左側には、それらしきものは見つかりませんでした。

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増田平四郎碑

 増田平四郎さん。原宿の住人で浮島沼干拓の排水路建設に尽力した人。慶応元年(1867)に完成しましたが、高波で崩壊。1969年に再建しました。

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 像の横を流れる「昭和放水路」です。

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 増田平四郎についての説明板です。27年間にも及んで何度も陳情していたのですね。最初の排水路は崩壊してしまったけれども、後の人が受け継ぎ、現在に至ります。私たちの生活は、先人の労苦の上に成り立っているわけです。感謝。

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沼田新田の一里塚

 ところで一里塚は? 増田平四郎の像にこんな説明が。

 

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 これが説明の載っている案内なのですが、塚らしきものはありませんね・・・

 ほら、こんもりしている土の上に木が1本みたいな、あれね。

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  どこがどこだと探していたら、このような石碑が。

 まあ、これでよしとしますか。

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手指し道標

 バイブルのチェックポイントになっていた「手差し道標」。

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 わりと最近の建立かな? 手の絵がイマドキっぽい。でも「村役場」とあるから、明治時代かしらん。建立年月日を確かめたかったけれど、見つからず。(読み取れず?)

 

淡島神社

 小さな赤い鳥居に、小さな赤い社殿。かわいいです。

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 鳥居の手前に道祖神があります。右隣奥は、米之宮神社です。

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 隣の米之宮神社の鳥居は大きいです。さらに、鳥居の隣には大きな建物があります。「田中町公会堂」です。

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 この建物は、津南避難ビルに指定されています。

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 建物裏の階段から上れます。「あ、でも、階段上のカギがかかっていたらどうするの?」と思ったら・・・

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 大丈夫。建物脇にちゃんとこのようなものが。さすが。すっかり感心してしまいました。

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 おおきな「津波ひなん施設マップ」掲示板もありました。人が集まるこの場所は、防災拠点になっているのですね。

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愛鷹神社

 なぜここがバイブルのチェックポイントなのか、よくわからないのですが・・・

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 バイブルによれば、常夜燈の奥に社殿があり(確かに)

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 境内の木々は、保存樹木だそうです。

 

 そして、道祖神があるそうです。(確かに)

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庚申堂

 この中にも、庚申塔が集められているのでしょうか。

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 ひとつひとつ飾ってあるお花がかわいいです。大事にされていることがよくわかって、いいですね。

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天文堀顕彰碑

 大野新田の高橋勇吉は、天保7年(1836)から14年間かけて、私財を投じて排水路を完成させました。勇吉さんは天文学に長けていたので、天文堀と呼ばれました。

 さっきのは増田平四郎さん、今度は高橋勇吉さんです。この辺りを歩いていると、こういう、個人の尽力による開墾とか排水路建設とかの話が多いですね。

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稲荷神社

 あやうく見落としそうになった稲荷神社。街道からちょっと中に入った小高い丘の上です。くろやぎ(同行人・夫)が気が付きました。くろやぎ、今回は終盤まで冴えているかも。

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 稲荷神社鳥居です。鳥居の奥におきつねさまが見えます。

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 こちらが本殿。

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 稲荷神社の丘の上から見た富士山。きれいな富士山に並んで、製紙工場の煙突。本日も工場操業中です。

 これも、日本の景色なのでありましょう・・・

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毘沙門天妙法寺

 ここのだるま市は、高崎、深大寺に並んで日本三大だるま市のひとつだそうです。この日は普通の日でしたので、境内は閑散としていました。

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 本殿は、なかなかゴージャスです。(彫り物が)

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 清水エスパルスを応援しているんだそうです! 御祈祷料を受け付けていました。へー

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 超特大絵馬に下がるたくさんの絵馬。

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愛鷹神社

 本日最後の目的地です。

 

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 神社がある丘の上から。

 富士山と、製紙工場の煙突と、さまざまな工業施設と・・・

 うーん・・・

 なんか複雑。これが日本の現実か。

 私たち、ティッシュはバンバン使うし、A4の紙に印刷するし。紙を使わない生活はあり得ない。それを作っているのはこういう工場。そしてこういう景色。

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 14時37分、JR吉原駅に着きました。実は、昼食がまだだったので、食事処を探したのですが全くありません。探しつつ一つ先のチェックポイントまで歩いてみました。

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馬頭観音

  ここまで来ましたが、食事処は皆無だったので引き返します。そもそも、街が街らしくない。お店も少なく、人もあまり歩いていません。がらんとした駅前。自転車置き場に、やけにたくさんの自転車。なじめない風景でした。

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 吉原駅に戻り、今回のウォークは終了としました。25972歩、5時間45分でした。

 大変遅い昼食は、沼津まで戻って済ませました。

 

 ここまで読んでくださりありがとうございました。

 なるべく近日中に、今回のまちなみの様子をアップします。また訪ねてくださると嬉しいです。

 

 

 


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第19回 原→吉原①

 11月25日(日)、街道ウォークを実施しました。前回の沼津→原では、たくさんの親切で優しい方々との出会いがあり、その好印象を胸に、西に向かいました。

 

 前回の終着点、原駅です。前回同様、プラットホームから富士山の姿をパチリしました。雲はなく快晴。くっきりきれいな富士山を見ることができ、ラッキーです。

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 時刻は8時53分、今日も歩くぞー

 

西木戸(見附)跡

 

 原宿は小さな宿場町で、当時の面影もほとんど残っていません。でも、こうしてきちんとモニュメントがあちらこちらにあるので、助かります。

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 旧街道と、西木戸(見附)跡のモニュメント。この静かな住宅街が、宿場町だったころの賑わいを想像するのも楽しいです。


原一本松の一里塚

 一里塚跡のモニュメントも、さりげなく。一般のお宅の前にありました。

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 塚らしきものはありませんが、こんなふうに詳しい説明があるのが、嬉しかったです。説明をよく読むと、近くに「現存一里塚」というのがあるようで、この一里塚跡と何が違うのだろうととても気になったのですが、少し離れたところにあるようですので、残念でしたが先を急ぎました。くろやぎ(同行人&夫)も、「ここは先に行きたい」というオーラを出していましたし・・・ (これでも、結構、顔色を窺ってしまう私です。)

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 一里塚跡のある旧街道の風景。

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要石神社・要石

 要石神社は、旧街道からいったん離れ、東海道本線の踏切を渡って少し歩いたところにあります。松林の手前に入口があって、林の向こうは海です。

 右側にあるのが、要石神社を示す石柱と、石碑です。

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 これですね。石柱と石碑。因みに、この石碑を建てるのに出資したのは、道路を挟んで向かい側の石材やさんです。

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 碑に近づいてパチリします。

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 どんな高波が来ても、そこで止まったという石。ここにはなくて、神社の氏子さんに守られているようでウね。(?)

 

松林の中に入っていきます。

馬頭観世音があるとバイブル(『ちゃんと歩ける東海道五十三次』八木牧夫 山と渓谷社)に書いてありますが、これかな?

 

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 海側に向かって立つ鳥居。もともとはここが入口で、参道だったのでは?

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 現在、社殿は残っていなくて土台が残るのみですが、なんとなく、風格のようなものを感じます。

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来た道を戻り、再び踏切を渡って、旧街道へ。


浅間神社

 浅間神社は、とても小さな神社です。

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 三社宮とも呼ばれています。石柱も「三社」。立て札には「浅間神社」と書いてあるのですが、見落としそうになるので要注意です。

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 説明板に近づいてパチリしました。アップします。この地の鎮守だったのですね。左側(西側)の社殿は末社・・・らしいです。

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大通寺

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 立派な門構え・・・

 

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 本殿も大きくてシブイです。

 バイブルには、五百羅漢像や百度石があると書いてありましたが、よくわからなかったです。このあたりですかね? 六地蔵の後方?

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モチの木

 バイブルには、チェックポイントとして、大通寺と道路を挟んで向かいに「モチの木」があるのですが、立て札などもないので特定できません。これかな? モチノキの葉っぱをくろやぎがスマホでググって、同じだと言っていました。

 感覚派のくろやぎ、珍しく論理的。

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浅間安鷹神社

 

 浅間愛鷹神社鳥居です。

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 入り口に桃里改称の記念碑があります。桃里改称については前々回のブログでも紹介しましたが、こちらをどうぞ。

www.city.numazu.shizuoka.jp


 

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 奥に見える赤い屋根の建物が、社殿です。

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 赤い屋根に白い壁。かわいいかも。

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桜地蔵尊

 桜地蔵尊への案内表示、助かりました。ここを曲がって、また線路を超します。

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 こちらが桜地蔵尊。線路わきの小さな敷地です。

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 道祖神(?)がたくさん。

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 敷地内の休憩スペース。ちょっと疲れて来ていたので、座って、チョコを食べました。手作りテーブル&長椅子、ありがとうございました。

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植田三十郎墓

 

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 街道沿いに人里がないからと、徳川家康が奨励した開墾。この辺りは、新田がたくさんありますが、ここもその一つ。沼地だったので、困難を極め失敗に終わったとのこと。それでも功績をたたえ、こうしてお墓を建てたという説明になっていますね。

 「それにしても家康、無理難題をふっかけたな。 ひどいもんだな。」と思ってしまった。権力者って、いつの時代も・・・



八幡宮

 

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 バイブルには、「参道横は児童公園になっている」と書いてありますが、ただの広場でした。何年か前は遊具があったのかもしれませんね。

 

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 今度は真白な社殿。さっきの浅間愛鷹神社はかわいかったけど、これはおしゃれ。雰囲気は似ている。



六王子神社

 三股伝説の六王子神社です。

 生贄になった巫女「おあじ」のことを嘆いて、浮島沼に身を投げた6人の巫女たちを祀っているという、かわいそうなような、こわいような言い伝えのある神社です。

 気のせいか、参道も、ものものしい。尋常とは違う感じ? 

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 かわそうなおあじさん、と思って歩いていたけれど、おあじさんは、ここではなくて鈴川の阿字神社に祀られているんだっけと、途中から気づきました。

 

 六王子神社の三俣伝説については、前々回のブログで説明しているので、よかったらご参照ください。

 

www.lupinus-shiroyagi.com

 

 

 参道横は、遊具が置いてあって、児童公園になっていました。バイブルには、触れられていなかったけれども。

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 六王子神社は、東田子の浦駅の本当に目の前にあります。今回、原→吉原と歩いたわけですが、その中間の駅です。なので、ブログもここで一息入れます。近日中に続きをアップしますので、また訪ねてくださると嬉しいです。
 ここまでおつきあいくださり、ありがとうございました。

 


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