こんばんは。
前回、前々回の吉原→柚木のレポートは、バイブルにしているガイドブック『ちゃんと歩ける東海道五十三次』(八木牧夫 山と渓谷社)に名所・旧跡とされているチェックポイントに沿っていましたが、今回は、それとは離れ、気になった「まちなみ」について自由にレポートします。お付き合いください。
ご参考までに、チェックした名所・旧跡のレポートはこちら。
朝の吉原駅です。元気よく出発します!
歩き始めると、早速目の前に富士山が。さすが静岡県。あ、街道ウォーク的には、駿河國?
左富士の碑と名残りの松がある小さな公園の中に、津波ひなん施設マップがありました。みんなが集まる所に避難マップ。まちづくりのお手本ですね。
依田橋町にあった自動販売機。お菓子もあるよという言葉に魅かれ、買ってしまった。ホントに、キットカット、出てきた。
平家越碑の先の平家越え橋の欄干に市の花。「バラみたいだけど?」と半信半疑でググったら、やっぱり富士市の花は、バラでした。
帰ってから、富士市のHPで調べてみました。なぜ、バラなのか?
「バラ」は、わが国はもとより、世界の人々に最も愛されている花であり、国際港のある富士市にふさわしい花です。各家庭においても容易に植栽することができ、花の美しさと親しみやすさは、市民の融和と潤いのある「美しいまちづくり」を進めるうえにも最もふさわしいと言えます。
平成13年度には富士市オリジナルのバラをつくり、一般公募により名前は「かぐや富士」と決定しました。
路面に、こんな表示が。どこからでも美しい富士山の見える町。足元も美しくありたい。
富士山と工場の煙突。前回は相当違和感だったのですけど、なんか慣れてきたみたいです。こんな景色もいいんじゃないかと、パチリししてしまいました。
岳南鉄道・吉原本町駅です。
改札脇の小さな台の上で、岳南鉄道グッズを販売していました。手作り感のあるストラップが気になって買ってしまいました。岳南鉄道の枕木と富士山の土で作ったんですって。ひとつ900円。
駅舎の裏で、くろやぎ(同行人・夫)がこんな看板を見つけました。
岳鉄プラザですって。のぞいてみましょう。ガラガラガラ・・・引き戸を開けますと・・・
観光の資料のパンフレットやらリーフレットやら、記録ファイルやら、岳鉄オリジナルグッズやら・・・。とてもおもしろかったです。
岳南鉄道の車両もパチリできました。
これより吉原商店街に入ります。入り口の看板が、楽しそう。
最初は静かなアーケード街だったのですが・・・ この後の変化をお楽しみに。
途中で切れてしまったけれど、コミュニティバスが通ったので、パチリしました。富士急静岡バスが運行しているひまわりバスです。
商店街のお茶屋さん。にぎやかな店先が、懐かしい感じ。
急須や湯呑が、「買って、買って」と言っている。荷物になるから、買わなかったけれども。
商店街の中心に来ると、車も人も多くなってきました。
アーケードを歩いていると、まちの駅という看板が目に入りました。
全体はこんな感じ。チラシがたくさん貼ってあって、つけナポリタンのキャラクターも目立っています。気になって近づいてしげしげと眺めていますと・・・
ドアが開いて、「どうぞお入りください」と中から声をかけてくださいました。「東海道を歩いているのですか?」女性の方がお茶を淹れてくださり、この先の道のことなど、教えてくださいました。パンフレットもたくさんそろえてあって、ウェルカムな雰囲気も暖かかったです。ありがとうございました。
ところで、「まちの駅って何?」という疑問がふつふつと湧いたので、帰ってから富士市のHPを見てみました。以下、引用です。
「まちの駅」ってどんなどころ?
お出かけの時にちょっと休んだり、トイレに寄ったり、道をたずねたいな、ということはありませんか?
そんな時に役立つのが「まちの駅」。まちの駅は、まちのお休み処、案内処、まちの交流拠点です。
富士市を快適に楽しく過ごすお手伝いをしますので、お気軽にお立ち寄りください。
こんな時はお気軽にまちの駅へ
トイレが利用できますまちなか散策の際には、お気軽にまちの駅のトイレをご利用ください。
ちょっと疲れたらひと休み誰でも自由に休憩できるスペースがあります。待ち合わせにもご利用ください。
富士市の情報ならお任せくださいまちなかに詳しい駅長が、旬の見どころや地域のイベントなど、生の情報をお伝えします。
観光パンフレットもあります。
「まちの駅」、すてきな取り組みですね。富士市に座布団100枚。
「まちの駅」の少し先にあったお菓子屋さん(南岳堂)の看板。食べてみたい六八プリン。家が近くなら、買って帰るんだけどなぁ。
ひまわりバスの時刻表です。一日、6本かぁ。
興味津々だったB級グルメのつけナポリタン。あいにく昼食にはまだ早く、食べるタイミングではないので、ここはショーケースの見本でガマン。ふむふむ、こんな感じなのね。(「麺をスープにつけて食べるナポリタン」だということを、後日、富士市HPで確認。)
コーヒーショップ。アドニスさんのショーケースでした。つけナポリタンのメニューがあるお店には、ゆるキャラ「ナポリン」ちゃんがいます。トマトの妖精だそうです。
商店街の中に道標がありました。吉原商店街、活気があって楽しいのですが、宿場町の名残りはほとんどないです。こういう案内があると、嬉しいです。この辺りで、商店街のアーケードは終わりです。
酒屋さん(藤波酒店)の店頭がにぎやかでお正月らしかったので。
日本酒もいいですが、ブルーベリー酒というのも、心惹かれます。
今回の街道ウォークでは珍しく、蔵を発見しましたので、アップします。
西木戸跡の場所にある酒屋さん(桝屋酒店)です。ここも「まちの駅」をやっています。ありがとうございます。
西木戸跡を過ぎたあたりの富士山。電線やら、電柱やら、マンションやらがあっても、富士山は大きくて堂々としています。
前回は、工場と富士山の風景が衝撃だったけれど、慣れたのか、大きいからか、あんまり気になりません。雑多な風景を超越してしまう神々しさが富士山にはある気がします。
富士市の市役所です。よく見ると、窓の耐震補強の並びが富士山。
「ほけんの窓口」と富士山。フレームに入れて。
このフレーム、富士山を意識して設置したでしょ? いいね⤴️
こうなって来るともう、どこからでもBIGな富士山が見えますよ。生活の一部。さすが富士市。
工場の煙です。この日も稼働中。富士山に並んで、これも富士市の代表的な風景。
アーケードと富士山。富士山、本当に大きいです。ただただ、口あんぐり。カメラ、ズームしないで、これだから。
街道沿いらしい古い建物を見つけました。お正月飾りがワンポイントになっている。
こちらも、古い建物。旧家ですかね。
昆布専門のお店を発見。珍しかったからパチリしました。
最後は、この日の終着点、身延線柚木駅のプラットホームからの一枚です。このように、大きな富士山とともに歩いた今回のコースでした。富士山がどこからでも大きく見えて、東京の人間にとっては不思議な体験でした。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。更新した折には、また訪ねてくださると嬉しいです。