吉原→柚木の後半です。
前半については、こちらをご覧ください。
「西木戸跡」から400メートルの夢庵で昼食後、再び元気よく出発です!
旧東海道跡碑



ここは、本来は直線だったのだそうです。図を見て納得。

この道が旧道です。分岐点、ちょっとわかりにくいので要注意。
厳島神社

思っていたよりこじんまりした神社でした。街道沿いにありますが、見落とし注意。
青嶋八幡宮神社
神社入り口


この神社に伝わる話は、心を打ちます・・・
徳川綱吉の時代に、高潮などの被害で苦しめられているにもかかわらず検知の労役が村人に課せられ、これに異を唱えた名主・川口市郎兵衛は、処刑されてしまいました。村人は市郎兵衛に感謝し、密かにこの青嶋八幡宮に祀ったということです。
という説明を読んだうえで、小さな本殿に手を合わせました。いつの時代も、勇気と良識を兼ね備えた人がいたのですね。


道祖神

チェックポイントの道祖神は、青嶋八幡宮を出てすぐ。
そのあと、こんな道が続きます。

そのあと、このような橋が見えてきますが、渡ってはいけません。旧東海道は手前で右に曲がります。順路を示す標識も見えますね。


そして、右側の道を進みますと、やがて標識が・・・

標識が見えてくるので、それに従って進んでください。その先に三度橋があります。
三度橋
月に三度、定期的に江戸と京坂を往復した「三度飛脚」の願いで架けられた橋です。現在では、富安橋という名前になっています。


橋の上から見た潤井川。
題目塔

全体の風景から見たところも、アップしておきますね。逆光ですみません。

祝の賽神

村の入り口にあった道祖神は、今ではブロック塀の中に・・・

近くにこんな表示も。ウォーキングコースに組み込まれているのですね。

山神社
山神社については、少々疑問が。というのも、街道ウォークのバイブルにしている『ちゃんと歩ける東海道五十三次』(八木牧夫 山と渓谷社)のマップ上の位置と、少し違うから。マップでは手前の奥になるのだけれど、その先の街道沿い。
もっとも事前にくろやぎ(ウォークの同行人・夫)が調べていて、迷うことはなかったのだけれど。
神社の前はちゃんと「山神社」というバス停になっていたから、これが山神社であることに、間違いもない・・・ 回りくどい説明ですみません。

で、これが山神社の入り口です。バス停すぐ。

社殿です。

ガイドブックが出版された後、ここに移転したのかもしれんせんね。
本市場間宿跡碑
今回のウォークで、数少ない迷ったチェックポイント。なにせ、このごろ、くろやぎの事前調べがレベルアップして、綿密になってきたので。ありがたや。
で、なにが迷ったかというと、バイブルの地図では静岡県富士総合庁舎の敷地内にあるような書かれ方だったので・・・

この中をうろうろうろうろ・・・探してしまいました。見つからなくて諦めて歩いていたら

隣のこちらの敷地、道路側にありました。

見つかってよかった。
わかっりやすい説明もありましたよ。

この辺り、吉原宿と蒲原宿の間の宿として栄えていたということです。
鶴芝の碑
ここから見える富士山は、中腹に白鳥が舞うように見えたという「鶴の茶屋」があった所。現在では、一般のお宅になっています。

案内表示と説明の立て札がありました。


肝心の富士山ですが、ここからは建物にさえぎられて見えません。少し先でパチリしたものを載せます。

鶴が舞っているように見えますか?
このあたりの旧東海道は、396号線をまっすぐわたることはできません。(中央分離帯に植え込みがあるから) 丁寧な迂回表示があるので、その通りに歩いてください。


法源寺
立派な山門です。

境内に枯山水庭園があります。

本殿の後ろに富士山が大きく見えるのも、目を引きます。

常諦寺

ここでは、立派な山門だなあと一枚パチリしたら、葬儀のバスが来たので、門前にて退散しました。

間宿本市場の道標の分かれ道は左へ。

こんな道・・・
旧東海道一里塚

日本橋より35里目の一里塚。バイブルでは「バス停望月整形外科の所」とありましたが、バス停の名前は・・・

一里塚は、小さな緑地の中にありました。

近くに望月さんのお宅がありました。整形外科、閉院したのですね。
道祖神

この道祖神は、ラーメン屋さんの角にありました。

栄立寺


なぜ、チェックポイントなのかは謎でした。本堂の前に自転車が止めてあったりして、親しみが持てました。素朴なお寺。
金正寺



こちらもなぜチャックポイントなのか、謎のまま。栄立寺のすぐ近くです。
旧松永邸跡

松永邸は、この地の大地主で、安政4年(1857)築の邸は、富士市博物館「ふるさと村」に移築されました。バイブルによりますと。現「フジホワイトホテル」とのことでしたが、ホテルはなく、このように広い敷地になっていました。
札の辻跡

高札場跡でもあります。

庚申信仰の猿田彦大神が祀られています。読みにくいですが、説明の石碑もアップしておきます。

小さな社
道の左側に小さなお社があります。


敷地の中には、男女双体道祖神も。

秋葉山常夜燈

天白神社
この日最後のチェックポイントです。



小さな神社でしたが、立派な説明碑がありました。アップします。

天白神社は、身延線柚木駅前にあります。ここがこの日の終着点です。

15時47分、吉原駅を出発してから6時間30分。歩数は、24772歩でした。
おまけ。身延線のホームから見えた富士山です。

ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。近々、今回のまちなみについて、アップします。またお立ち寄りくださると嬉しいです。