てくてくわくわく 街道ウォーク

晴歩雨読。週末の東海道てくてく歩き&ときどき読書のブログです!

一人暮らしができないわけ

 50年以上生きてきて、一人暮らしをしたことはありません。化石か? いやいや、私たちの年代が若い頃は「女の子の一人暮らしなんて・・・」と言われる風潮がまだまだあったように思います。就活では、女子の「四年制大学卒」「浪人」「一人暮らし」は、いちいち不利でしたし、私の母親も、「結婚するまでは家にいなさい」と言いました。もちろん、一人暮らしを謳歌していた人もいたでしょうが・・・

 そう、今、一人暮らしを「謳歌」と言ってしまったように、「一人暮らし」をしている人は眩しい存在でしたし、「一人暮らし」していない自分は、半人前という微かなコンプレックスもありました。

 

 親の元を出たのは、結婚のためでした。「二人暮らし」で、親に頼っていた半人前は一応卒業です。しかし、辛かった。私は一人っ子だったので、親の元とはいえ、プライベートな空間も保障され、一人静かに暮らしていたのです。

 それに引き換え憧れの新居は、十坪のアパート。昭和30年代築で「神田川」のような世界です。♪赤い手ぬぐい、マフラーにして♪ ってあれですね。さすがにお風呂はあったので、♪横丁の風呂屋♪ に行くことはなかったですけれども、玄関ドアを開けたら、すぐ右手が台所の流し、左手が風呂場。洗面所も脱衣所もなく、着替えは台所でします。(ちなみに洗濯機は外) プライベートなし、隠れ場所もなし。相手が寝たら、電気をつけているわけにもいかず(ワンフロアーだから)、自分も寝るしかありません。しかも、私は夜型なのに! 正直に言いましょう。新婚生活は、かなり辛かった。

 この局面を打破してくれたのは、第一子の誕生でした。0歳児はすぐには寝ません。「三人暮らし」(いや、「3人家族」と言った方がいいかな)は、あっけなく夜型になりました。バンザイ。

 

 我が家は現在、夫婦2人子ども3人の5人家族です。子どもと言っても、24歳、21歳、17歳と、もう大きいので生活時間はバラバラ。晩ご飯に全員が揃うことはなかなかないし、午前様の大学生の帰りを待たずして寝てしまうことも。「うちは、ただでご飯が出てくる宿屋か? なめるな!」と思うこともあるけれど、この形態はそう長くはないことを思うと、これはこれで愛おしいかも。

 自由奔放な夢見る次女は、海の見える高台で「一人暮らし」をしたいのだとか。ああそう、自由にやってくれ。長女も「ああ、一人暮らしをしたい!」と常日頃言っているけれど、フリーターなので資金がない。お金がたまったら、出ていくのかなぁ・・・ 末っ子の高校生は、どうなんだろう? どっちみち、いつかは出ていくんだろうなあ。とすると、残るは・・・

 

 若い頃は眩しく見えた「一人暮らし」ですが、今となっては「おひとり様」の願望はありません。誰かと暮らした方が楽しいし、ボケない気がするから。若い時と違って、歳を取ると人恋しいのかも。

 それにそれに正直に言うと・・・。笑わないでくださいね。お化けが怖い。「えー、オバケ?」なんて思うでしょ? 「見たことあるの?」って聞かれますけど、見たことないから怖いんです。

 それと金縛り。あれは、お化けの仕業じゃなくて、頭は起きているのに体が寝ている状態だと理解しているんですけど(そう思わないと、怖すぎ!)、誰かに揺り動かしてもらわないと、金縛りから抜けられないんですよ。困ったもんです。

 最近、ちょっと疲れていて、昨夜も金縛りにあいました。しかも、ただ縛られただけじゃなくて、手をぎゅっと握られたようなすごくリアルな感じ。続いて枕元でピチャピチャピチャ・・・という水のような音が。なんか、怖かったんですけど。うーとか、あーとか叫んで、オットに起こしてもらいました。

 また、再び金縛りになるのが嫌で、布団を30センチ、夫側に移動しました。いつもは部屋の隅に離しているんですけどね。もはや、一人暮らしどころか、部屋で一人で眠るのも無理かもしれない。あぁ・・・

 

 一人暮らしをしている方々。私には絶対できない一人暮らし。やっぱり眩しいです。どうぞ、あれやこれやと楽しんで、素敵な日々を送ってくださいませ。