テニスをしないのにテニス肘。それは、左手をかばって、右手を酷使するから。先日のブログにも書きましたが、現在かなり困っています。
テニス肘の正式な病名は「上腕骨外側上顆炎」。肘関節外側の痛みが特徴です。テニスのストロークを繰り返すことで負担がかかり、この症状が現れることから「テニス肘」とも呼ばれていますが、重いものをつかんで動かすなど、テニス以外の手作業でも生じることがあります。
私は司書と言う仕事柄、暇さえあれば書架の整頓をしていますが、左肘を骨折して以来、右手だけで作業を行うようになっていました。
本来ならば、本を左から右に寄せる動作は左手で行うのに、右手でつかみ、そのまま右へ移動させるようになっていました。考えてみれば手の甲で払う感じになるこの動作は、テニスのバックハンドと似ていますね。まさに、テニス肘への道まっしぐらだったわけです。
この頃、さらに困ったことには、小学生の子どもたちを相手に絵本の読み聞かせなどもするのですが、右手(片手)で本を持って正面の子どもたちに見せると、肘関節外側が痛むのです。長年、この格好で読み聞かせをしてきたのですが、左手で持つ練習をした方がいいかもしれませんね。待てよ、左手はそもそも骨折した方の手ですから、これもまずいかな・・・? 自分のポンコツ加減にガックリです。
ガックリしても始まらないので、テニス肘について、対処方法を調べてみました。
何はともあれ、酷使しないこと。右手だけでものを持たない。ポンコツな左手も添えること。
そのうえで、自分でできる対処は、どうやら以下の3つのようです。
- ストレッチ
- お灸
- サポーター
順番に見ていきましょう。いろいろな方のブログなどを参考にさせていただき、私なりにチョイスしてみました。
ストレッチ
肘に負担をかけないで、手指をほぐす。
ウォーミングアップ的に。肘に負担がかからないので、安心していつでも何回でもできそう。
- 椅子に腰かける。
- 腕を伸ばし、指先を下に向けるように手首を曲げる。
- 2の状態で太ももに押し付けて、指の付け根を伸ばす。20秒
肘のストレッチ
痛かったら、無理にやらないこと。
- 手の甲を上にした状態で腕を伸ばす。
- もう片方の手で下に押すような感じで、手首を曲げる。
- 再び、手の甲を上にした状態で腕を伸ばす。
- 2とは逆に手前に引っ張るようにする。20秒交互に
お灸
ストレッチのあとはマッサージかなとも思ったのですが、ここはお灸で。せんねん灸、もともとはまっているので。
肘の外側が痛いときのツボは、「手三里」と「曲池」だそうです。
手三里の場所
肘(ひじ)を曲げたときにできる横じわの外側の端から手の方向に指三本分のところ。
(手をにぎると筋肉が盛り上がる部分)
曲池の場所
腕を曲げてできるシワの一番端っこ。このあたりを指でぐっと押して、ずっしりとした痛みを感じるところ
どちらも肩こり・首こりに効果あり。そうか、肩や首は、肘とつながっているのですね。ということは、肩や首をほぐすことで、肘の調子もよくなる?
ここのツボを指で押すといいように書いてあるのですが、押すのはちょっと怖いので(却って痛めたら困る)、大好きなお灸で温めたらどうかなと思ったわけです。
サポーター
テニス肘は使わないのが一番。そうは言っても、プレーしないわけにはいきません。私の場合は、書架の整理をしないわけには・・・
そこで少しでも肘への負荷を減らすために、サポーターを付けるとよいのだそうです。筒状のすっぽりと肘を包みこむタイプのものではなく、腕にギュッと巻き付けて留めるタイプのエルボーバンドが有効なようです。どこで売っているのでしょう? ドラッグストアか、スポーツ用品店か?
テーピングでも同様の効果が得られるようです。高いサポーターを購入するより、テーピングで試してみてもよいのかなと思いました。
テーピングは、腕の筋肉に沿って長く貼る方法が多く紹介されていますが、私は肌がかぶれやすいので、それはやめておこうかと。肘関節の下側をぐるりとひと巻きするといい(エルボーバンドと同じですね)とブログに書かれている整骨院の先生がいらっしゃったので、それを試してみようかなーと思います。
何はともあれ、酷使しないことが一番なので、ポンコツな左手に、リハビリをかねて手伝ってもらうことにします。
今日もお訪ねくださり、ありがとうございました。
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