てくてくわくわく 街道ウォーク

晴歩雨読。週末の東海道てくてく歩き&ときどき読書のブログです!

マイナーでメジャーな歌

今週のお題「わたしの春うた」

 

  背中を押してくれるといってもねぇ・・・ 新年度は足取りが重いのだ。入学、クラス替え、新入社員、異動・・・どれもいやだなあ。それなのに、定番の「いちねんせいになったら、ともだちひゃくにんできるかな」とか、最近では「ドッキドキの一年生」とか、励ましソングはかえってつらいわ。「友だち100人もできるわけないじゃん!」と、つっこみいれてましたよ、子どものころ。

 

 背中を押してくれるわけではないけれど、春に歌うイメージがすごくあるのは、校歌ですかね。春は出会いと別れの季節。卒業式では「これで最後なんだなー」と感慨にふけりながら、入学式では初めてのメロディーに「ふーん・・・」と思いながら口パクする歌。この時期学校で、当日の式に向けて校歌を練習しますが、歌声が聞こえてくると「ああ、春だなあ」と思います。

 

 思い返せば、たくさんの校歌に出会ってきました。自分の母校だけでも4つ、3人の子どもたちのそれぞれの学校の校歌も。

 たぶん私は校歌が好きなのでしょう。子どもたちが入学すると、まずどんな校歌なんだろうって気になります。「入学のしおり」とかに楽譜が載っていると歌ってみたりもしてしまいます。

 ひとくちに校歌といってもいろいろです。一般に「富士山」や「朝焼け」など定番ですが、長女の小学校の校歌は谷川俊太郎さんの作詞で、「青空」「宇宙」「不思議」など谷川さんの世界観いっぱいで面白いです。ちなみにこの学校が創立40年の時に、記念行事に谷川さんが来てくださったのですが、「なぜ、うちの学校の校歌を作詞してくださったのですか?」と質問が出たら、「生活のためです。食べていくためにね。」とおっしゃったのが印象的でした。「なるほど、詩人も大変なんだなー」と妙に納得したのを覚えています。

 長女の高校の校歌はかなり特徴的です。私立の女子校なのですが、昭和の終戦の少し前にできた学校でした。校歌も「今はつらい時だけれど、くじけずに強く生きていきましょう」みたいな歌詞が、なんとも物悲しい旋律とともに歌い上げられるのです。凛とした歌で、物悲しいけれど私は好きです。数ある校歌の中で、一番好きかも。

 かつて、いとこの結婚式で、新郎が某有名大学の卒業生だったのですが、友人スピーチのときに、なぜか「それでは、ここで校歌を歌いましょう。○○大学の皆さんは、どうぞステージにお上がりください!」ということになり、「都の××」の大合唱が始まった時は驚きました。「なんなんだ?」と思ってしまいましたが、校歌とはそれほどまでに愛されるものなんですね。あの時は、しら~っとしてしまってごめんなさい、とこの頃になって思います。

 

 えーと、なんだっけ。春の背中を押してくれる歌でしたね。

 母校の校歌って、世間的にはマイナーソングだけど(「都の××」は有名だけど)、自分にとってはメジャーな歌。時には心の支えになったりもして、ふと口をついて出てくる歌。背中を押してくれる歌といってもいいかもしれませんね。