今週のお題「わたしと英語」
例によってネタに困っているので、今週のお題を。といっても、ナニナニ英語? そりゃ、厳しいナ。英語はあんまり得意ではない。というか喋れない。それなら「トーキングマラソンをやれば?」という話になりそうだけど、もうすぐ入院する身でアプリをダウンロードしてもなあ・・・ 個室じゃないからスマホに向かってしゃべるわけにいかないでしょ。入院患者は静かに過ごさねば。
というわけで、もう一つのお題「わたしと英語」について書きます。
いまでこそ、街中で外国人を見るのは珍しくなくなったけれど、私が子どもの頃はそういったことはほとんどありませんでした。(いつの子どもかって、1970年代~80年代?)
初めて外国人に遭遇したのは、地元の電車の中でした。今でもはっきり覚えています。お天気のいい昼下がり、ポカポカお日様があたるシートに座ってぼーっとしていますと、向こうからおそらくアメリカ人の小さな男の子(小学生私より少し年下の)が、タッタッタッタッタと走ってきました。「ん、なんだろう?」と顔を上げると、なんと彼は私の前でピタッと止まりました。それから私をまっすぐ指さして、早口で「〇☆▲◇××▽☆★!!!」と叫んで、またタッタッタッタッタと走り去ってしまいました。ビックリしました。私、何か、やったかしら? そう思ったのは、何やら責め立てられているみたいに感じたからです。
一緒にいた母が、「あなたの洋服を見て、嬉しかったのよ。」と言いました。私はその時、スヌーピーのTシャツを着ていたんです。きっとその子は、「ママ! この子、スヌーピーのTシャツを着てるよ! 見て!!」とかなんとか言っていたんでしょうね。でも、怖かったんです。まくしたてられたみたいで。外国人は怖かった。
この沿線にはアメリカンスクールがあって、そこに通う子どもだったんだろうなと、ずい分後になって合点がいきました。
とにもかくにも、これが黒船来航的な、私の初英語体験です。
今は公立学校でもALTの先生がいて、小中学生のころから外国の方と接する機会は結構ありますが、私の中学高校時代にはそのような機会は一度もありませんでした。大学も外国語学科にでも行けば違ったんでしょうが、国文学科ですからねえ・・・ なので、次に私が外国の方と接したのは社会人になってからです。
新入社員としてスタートを切ったのは、銀行の支店です。商業地域で来客数もそこそこ多く、日中は座る暇もほとんどないくらい忙しかったと記憶しています。
配属は相談窓口といって、口座開設や各種変更手続きを承るローカウンターでした。相談といっても、なんでも相談に乗れるわけではないのですが、入り口から入って正面の目立つ場所にあるので、いろいろな方がいらっしゃいます。で、中には外国人の方もあり、なにやら英語で「××〇〇★★◇?」と聞かれるわけです。困りますよね・・・ はて、なんのこっちゃ? でもそのうちいいことを覚えました。
にっこり笑って左手を隣に向けて、”four counter please” これに尽きます。左隣の4番カウンターは、外国為替窓口で一応英語OKの行員が座っていたんですね。もうバカの一つ覚えで” four counter please”
そのうち「いつもこっちに回すな。」と言われるようになったので、”TOKYO BANK across the bridge" というパターンも覚えました。道路の向こう側、橋を渡ったところに東京銀行があったので。4番が混雑している時とか、ここでは対応できない案件と思われるときに、使わせていただきました。
一番困ったのは、シャッターが閉まったあとATMのインターホンで呼び出され、「両替してくれ。」と言われたとき。閉店なので(勘定をしめたから)それはできないと言っても、てんで納得しもらえず・・・ 乏しい英語のボキャブラリーを駆使して一生懸命説明したのですが、「今日中に成田に行きたいのに、両替してくれないと困る。」といってねばられ(そのくらいのヒヤリングもできました)、要求が通らないとわかると、今度は私の英語がさっぱり通じないという反応を。(実際、通じていなかったのかしら?) 見るに見かねた4番カウンターの外為の人が説明に出てきてくれましたが、どーんと疲れました。あー、英語苦手だなあ・・・と。
最近は、勤務先の学校で、ALTの先生とお話しする機会が結構あります。同じテーブルで給食を食べたりするのですが、向かい合わせだったりすると、何かおしゃべりしなくてはと思ってしまいます。
けれど、「今日はいいお天気ですね!」みたいな天気の話題にしても、頭の中で作文して、うーーーーーん・・と考え込んでしまう自分が情けない。ああ、英語が話せたらなあ。
去年の職場で一緒だったALTの先生は全く日本語が話せなくて、スマホで日本語に変換してこられました。お、その手があったか。今は、本当に便利なものがありますね。私もスマホの翻訳機能を使い、単語を見せ合いながら、それに身振り手振りも駆使して、苦し紛れながらも会話が成立して、嬉しかったです。
とはいえ、やっぱり英語が話せたらいいなあ。入院中にこっそりトーキングマラソンやってみる? どうせヒマだし。痛くてそれどころじゃないか。痛いのはいやだなあ・・・ とまたまたここに話が落ちたところで、今日のブログを閉じさせていただきます。
お訪ねくださり、ありがとうございました。
アルク #トーキングマラソン 特別お題キャンペーン「わたしと英語」