これを怪我の功名と言っていいのかは分かりませんが、主婦湿疹でガサガサだった私の手が、何十年かぶりですべすべです。なぜか? それは、左肘の手術痕にこまめにクリームをすりこんでいて、手についている余ったクリームをついでに両手にすりこんでいたせいだと思われます。手荒れの治療は、保湿に尽きる! この当たり前のことが、長年できていなかったんですね。
肘にはまず、化粧水(特にこだわっていないのですが、私は手足用にちふれの保湿化粧水を使っています。)をすりこんでから、クリームを塗るとよくなじむことも発見しました。クリームは、皮膚科でもらったヘパリン類似物質のクリームでしたが(処方箋がないと手に入らないようです)、使い切ってしまったので、最近はドラッグストアで買ったリーズナブルな馬油クリームに切り替えています。
ところで、以前、ローズマリーチンキについてブログに書きましたが、最近、このチンキを使った軟膏も使ってみたりしています。
チンキを作ったときのブログはこちらです。
元気に繁る庭のローズマリー、なにかイイコトに使えないかなーともくろんで、チンキを作りました。チンキとは、ハーブの成分をエタノールに浸すことで作られる液状の製剤です。といっても、難しいものではなくて、私は以下のようなレシピで作りました。
〈準備するもの〉
- ローズマリー 20g(乾燥) 30g(フレッシュ)
- 無水エタノール 100㏄
- 広口ビン
〈作り方〉
- ビンに熱湯をかけて消毒する。
- フレッシュローズマリーはよく洗い、枝から葉っぱを外す。
- ビンの中にハーブを入れて無水エタノールを注ぐ。
- きっちり蓋をして、直射日光の当たらないところに2~3週間置く。
たったこれだけなのですが、実は反省が。
私は、フレッシュで作ったのですが、かさが多くて、無水エタノールにきちんとつからなかったのです。ビンをよく振って全体にいきわたるようにはしましたが。
手間ですが、フレッシュハーブ30gを乾燥させて細かく砕いて(おそらく20gくらいになるのかなと)、無水エタノールをひたひたになるまで注ぐ(おそらく100㏄)といいのではないかなと思います。
出来上がったチンキですが、ひたひたに浸かっていなかったので悪くなっていないか若干の不安が。念のためクンカクンカしてみて、大丈夫そうだったので軟こう製造に踏み切りました。
レシピは以下の通りです。
〈準備するもの〉
- チンキ
- ワセリン
- 大きめの広口ビン
- ガラス棒
- 保存用容器
〈作り方〉
- チンキは、コーヒーフィルターで漉す。(色がうつるので、茶こしより使い捨てのフィルターの方が無難)
- 漉したチンキの分量を量り、大きめの広口ビンに移す。
- 広口ビンの中に、チンキの倍量のワセリン(チンキ10mlなら、ワセリン20グラム)を投入。
- 小鍋に広口ビンを入れ、ゆせんにしながら、ガラス棒でよくよく混ぜる。
- 完全にまざってアルコール分が飛んだら、保存容器に小分けにする。
- 粗熱が取れたら固まるので、完成。
こうしてめでたく軟膏が出来上がったわけですが、写真がないのは、実は失敗したからです。
ワセリンとチンキが完全になじまず、分離してしまいました・・・
でも、液体部分は捨てて固まった部分だけを残して、軟膏として使っています。
使った感想は・・・
結構べとべとですが、よくよくすりこむとカサカサの皮膚がすべすべになります。マッサージクリームとしていいような気がします。
いつも使っている馬油の方が何となく安心して使える気がするので(やっぱり自分で作ったので、イマイチ信用できない?)、少しずつ様子を見ながら使ってみます。今、まさに困っているガサガサのひび割れかかとに良さそう。
ローズマリーチンキ&軟膏作りについては、まだまだ改良の余地があります。最大の課題は、どうすれば分離しないでなじませることができるのかと言うこと。軟膏は、きれいな緑色になります。分離しなければ、見た目もおしゃれ。
近いうちにリベンジして、うまくできたら、写真とともにまた報告しますね。
今日もお訪ねくださり、ありがとうございました。
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