てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

肘頭骨折 術後100日目 これまでとこれから

 術後100日目です。びっくり。何がびっくりって、あれ、なんだろう? 意外に早くこの日が来たことが? 100日記念として、まずはこれまでを振り返ってみます。

 

 骨折した瞬間は本当に痛かった。腕をぶらぶらさせながら病院に行ってギプスで固定してもらったら、やっと楽になりました。入院するまで家で待機していた2日間、このくらいの痛さなら、このままでいいかも、なーんて冗談で考えてみた。もちろん冗談だけど。全身麻酔の手術と聞いて、怖かったんです。全身麻酔だから痛くないよ、と言われたけど、全身麻酔そのものも怖い。麻酔から覚めなかったらどうする? もちろんそんなことはないだろうけど。あ、もう一度、釘抜きで全身麻酔するんだった・・・(汗) あまり考えないようにしよう。

 

 麻酔から覚めたときは、自分の手がどこにあるのかわからず、探してしまった。全然違うところを手さぐりしてしまって。「痛くないね」とちょっと拍子抜けしていたけど甘かった。夜の11時にいきなりズゴーンという感じで、痛みに襲われました。一晩中痛くて眠れず。もう、手術はいやだ。あ、でももう一回あるのか・・・(汗) 考えないようにしよう。

 

 翌日からは、痛いと言っても、それほど激しいものではありませんでした。肘の先の骨が欠けるというデリケートな骨折だったので、安静を言い渡されました。とにかく動かしちゃだめ。ぶつけたりしたら釘で留めたかけらが飛ぶからと言われちゃ、何もできません。実際、食事のときのおしぼりの袋をあけるのも、牛乳にストローをさすのも、痛くてできなかった。動かしたくても無理だったですね。

 

 術後14日間固定して、やっとギプスが取れました。もう、どんどん動かしていいと。「急にこうなるか?」と思わないでもなかったけど。

 本格的なリハビリが始まり、動かさなかったことが、すごいダメージだったと思い知らされました。腕が90度より曲がらない。骨ではなく、肘周りの筋肉が固すぎて、曲がらないんです。でも、安静にするよりほかなかった時より、一歩前に進んだ気がして嬉しかったです。

 

 術後19日目退院(入院期間20日)。早く退院したいなあと思っていたのに、退院したら辛かった。だって、自分でやらなければならないことが多いのだもの。着替えもお風呂も大変だけど、一番大変だったのが食事作り。包丁で食材が切れない。「お料理なんかできないよー!」って叫びたくなりました。

 

 職場復帰は術後21日目。早く復帰を果たしたかった。うだうだすればするほど、戻る気がなくなりそうだから。職場では、本当に心配され、助けられました。感謝しかありません。

 日常動作では、腕が上がらず、明らかにおかしかった。職場の人に「あの頃は、見ていていかにも不自然で、痛々しかった」と今でも言われます。

 

 退院してから2週間くらいは、リハビリも進まなくてつらかったです。もっと曲げる練習をしたかったけれど、肘周りがパンパンに腫れて熱も持っていて、「まずは冷やして」とリハビリの先生に言われました。腫れが引かないとリハビリはできないって。だから冷して冷やして冷やしまくりました。保冷剤やらアイスノンやらを次から次へと取り換えて。ほてりが引いたかなと思って喜んでも、しばらくするとまた熱を持ってくるんです。

 

 悪いことは重なるようで、この頃、皮膚科を受診しました。アトピーと毛のう炎。脚が痒くてたまらず、かなり強い薬を処方されました。ちなみにこの4日後に職場の健康診断だったのですが、血液検査の結果が「異常あり 要精密検査」で、ひと騒動あったのは、先日書いている通りです。(骨折すると炎症もしているので、白血球の数が急激に増えるということも考えられます。それを知っていれば、あわてなかったのですが。)

 

 ターニングポイントは、術後35~40日ごろ。骨に筋肉がくっついてしまっているような状態だったのに、「あれ? なんか、はがれた?」と思った瞬間がありました。それからです。頭のてっぺんに手が届くようになったし、コンタクトも入れられるようになりました。リハビリの先生には、「急に曲がるようになりましたね」と驚かれました。

 こうなると、リハビリの一環のストレッチも楽しくなってきて、あれこれ試してみます。「体を動かすって、いいね。」と実感。

 冬の足音が聞こえてくるようになると、温め対策の研究が進みました。お灸、ペットボトル温灸、蒸しタオル、手作りホットパックなどなど。何か始めると、ついつい凝ってしまう性格なんで。さまざまな試みに肘の調子も連動して「奇跡的なV字快復かも?」と気持ちも明るくなりました。

 金スパ(金曜日のスーパー銭湯)の味も覚えました。大きなお風呂でゆっくりすると、腕の曲がりもよくなる気がしました。

 

 そして現在ですが。

 確かに、奇跡に近いくらい良好な状況だと思います。一方で、冷静に「まだまだだな」と思うこともあります。やはり肘はまだ少し痛いですし。

 テーブルに無意識に肘をつきそうになって、「痛っ」と気が付きます。「ま、いいか」と「よっこらしょ」と段ボールを持ち上げたものの、しばらくしてちょっと痛くなり「持たなきゃよかった」と後悔します。左右の腕が、全く同じようには伸びません。左腕の肘の部分、右ほど反らない。時々、ピリピリする。それに、変な出っ張りがポッコリあるのも、気持ちが悪い。

 怪我する前の状態に完全に戻ることはないのかもしれないな・・・とちょっとあきらめに近い思いも出ています。

 まあまあそれなりの年月を生きてきたわけですから、完璧な身体を維持するということはどのみち無理なことです。折り合いをつけて生きていくものなのだろうなあと・・・。

 

 これからやっていきたいことは、やはりストレッチかな。肘が曲がるようになって、切羽詰まった感じがなくなり、うっかりするとサボり勝ち。寒いし。

 でも寒さ厳しくなるこれからこそ、意識してちゃんと動かしていかないといけないんじゃないかな? 肘周りや肩の周辺など、上半身のストレッチが多かったけれど、これからはもっといろいろな部分のストレッチをしてもいいかなと思います。全身をしっかり。

 この動きをしなければとか、決めてしまうのではなく、気まぐれでいろいろ。その方が続く気がする。今、好んでやっているのは、両手を組んで前に伸ばしてからひっくり返し、そのまま上に持ち上げる動作。結構きついです。きついけど、やると気持ちがいい。好きな動作は移ろいます。1週間後には、違うことを言っているかも。

 

 奇跡的なV字回復の後は、穏やかな日々です。特に大きな変化はなさそうですが、釘抜きまでは毎日更新を目指していますので、これからも、どうぞお立ち寄りください。

 

 ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

 

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