こんにちは。週末東海道ウォークのブログへようこそお越しくださいました。ポツポツしか更新できていませんが、お訪ねくださり嬉しいです。
前回、4月20日の蒲原→由比のウォークについて、事前のチェックポイントに沿ってブログをアップしました。今回は、チェエクポイント以外で、面白いと思ったもの、ちょっとした街の風景などを気の向くままにパチリした写真をもとに、振り返ります。
朝のJR新蒲原駅です。思ったよりも晴天にならず、しかも、やや肌寒いです。
蒲原駅から出発してほどなくして目についたパン屋さん。古い建物のお店なのに、どことなくおしゃれに見える。「パン焼き処」というネーミングもいいです。
本陣前のある旅籠、和泉屋(鈴木家)。現在もお休み処として営業中。前回は夕方で閉店していたので、改めて朝のお店をアップします。
五十嵐歯科医院です。大正3年、五十嵐準氏は、自宅の町屋を洋風に改築して歯科医院にして開業しました。建物は、外観は洋風、中は和風というユニークな造りになっています。結構な見どころだと思うのですが、バイブル(『ちゃんと歩ける東海道五十三次』八木牧夫 山と渓谷社)ではチェックポイントになっていません。私なら、絶対にチェックポイントに推すのだけれどなー。
説明板をお読みください。よくわかっていただけると思います。
入り口玄関から上見上げたところ。ギザギザは、歯のモチーフだそうです。モダンですね。
「しずおか東海道ご縁めぐりスタンプラリー」というものをやっていて、そのチェックポイントのようですね。
玄関入ってすぐ左の部屋です。なるほど、和風。
案内の方がいらっしゃって、説明してくださいました。1階には、待合室があって、畳の部屋です。欄干とか、襖とか、凝っています。2階にはさらに、特別な方のための待合室もありました。
あまりパチリするのも気が引けて遠慮したのですが、これだけは面白くて写真に撮りました。何だと思いますか?
歯医者さんの椅子です。言われてみれば確かに・・・ 今と基本は変わらないですね。
二階の南側の部屋は明るい診察室になっています。通りに面して開放的なガラス窓で、手作りガラスがとてもきれいでした。
二羽には、治療用の水を確保するための井戸がありました。
庭の向こうには、宿泊棟もあります。(昨秋の台風で屋根が壊れてしまいましたが、建物は残っていました。)五十嵐先生の人柄を慕って、遠方から患者さんが訪ねて来たので、宿泊するための建物を建てたのだそうです。食事は自炊でしたが、患者さんは、何日も泊まって治療を受けて、大変助かったということです。
患者さん想いの先生だったということが、よくわかりました。
府中屋さん、何屋さんなのでしょう? 「すまし」の看板につられてパチリしました。
和歌宮神社近くの建物。個人のお宅のようですが、堂々とした雰囲気が、つい気になってパチリ。
鰹節やさんの看板。お出汁の良い香りがしてきそうな・・・
向田川を渡ります。橋の欄干は、桜と海老。あわせて桜海老!? まさかのダジャレ?
静岡市蒲原市民センター。正面に「清水エスパルスを応援しています。」という看板。
桜海老とシラスのお店。珍しくてパチリしましたが、このあとたくさんこのようなお店がありました。どれも珍しくていちいちパチリしてしまい、これまたいちいちアップしてしまいましたが、お許しください・・・
お魚屋さん。桜海老、しらすのほかに、イルカのスマシもあるそうです。ところで、いるかのすましって?
清水銀行蒲原支店です。宿場町にマッチした建物ですね。清水銀行に座布団一枚!
旧道らしい雰囲気の道を、てくてく歩いています。
これは、宿場とはかなり雰囲気がかけ離れていますが・・・ 昭和感が何とも言えずドンピシャで、パチリしました。平成も終わって、昭和は遠くなりましたね。
JR蒲原駅です。うっかりすると気がつかずに通り過ぎそう。
またまたいい感じの旧道をてくてくと。
おみかん、売ってました。安い! 大変魅力的でしたが荷物になるので・・・。このようなみかんの無人販売、たくさんありましたよ。
今回はあまり、ツボな標語はなかったのですが・・・。これは、なんかインパクトがありました。
神沢川酒造です。
玄関前。
清酒「正雪」を作っているのですね。
はちみつやさんを発見。珍しいお店ですね。養蜂場ということは、ただのお店ではなくて、蜂からですよね。すごい。
酒屋さんの看板が面白かったので。
東桝形跡を入る所。なるほど桝型。そして、旧道らしい雰囲気。
右側の建物、なかなか立派です。
なんの建物かよくわからなかったのですが、あまりに堂々としたいい雰囲気だったので、パチリパチリとあらゆる角度から撮ってしまいました。
直売店ですって。野菜、桜海老、果物、鰹節、なんでも。
由比本陣跡の公園の塀に沿ってあった「馬の水呑場」跡。
説明板、アップします。
またまた、桜海老・しらすを売っているお魚屋さん。普通に買い物に来ているおばあちゃんと孫。日常の風景がいいなと・・・
こんな通りです。お魚屋さんがたくさんある商店街です。
由比川を渡ります。昔は仮橋で、水かさが増すと徒歩で渡ったそうです。
「ちりめん夢工房」という看板がかかっていました。かわいかったからパチリしてしまいました。
同じような雰囲気の建物ですね。こちらは「切り絵、手作り品あります」という看板がかかっていました。
春埜製菓です。「東海道中膝栗毛」に登場した「たまご餅」を売っているということで、ぜひ立ち寄りたいと思っていました。見つかってよかった。開いててよかった!
このあたりから、くろやぎ(同行人・夫)が、帰りの電車の時間がギリギリ・・・と言い出したので、早歩きに。
はい、またまた、しらす&桜海老。普通のお店だけど看板がかっこいい。
日頃から何かとお世話になっているツナ缶の「いなば食品」。この辺りに工場があったのですねー!
何やら立派な家に魅かれ近づいて見ました。
「せがい造り」と「下り懸魚」という珍しい造りの建物のようですね。詳しくは、説明板をお読みください。
お家の方が出ていらして説明をしてくださりそうな雰囲気だったのですが、先ほどのような事情により(帰りの電車が・・・という)、立ち去りました。ごめんなさい。それから、説明してくださろうとしてありがとうございました。お話、お聞きしたかったです。いつもそうして、よいお話が効けて、心に残るのですけれども。
昔、おもちゃ屋さんだったと思われる建物。今でもやっているのかな? 子どもの頃、こういうお店でおもちゃを買ってもらったっけ。懐かしさに、ついパチリです。
これより、「由比桜えび通り」です。
桜えび通り、面白くて、ずんずん歩いてしまい、気がついたら由比駅でした。途中のチェックポイントである諏訪神社、天満大目左神社、六地蔵方面に行かなければならなかったのに、一本逸れてしまって。失敗失敗。
そういうわけで、次回は、このチェックポイントは回ってから、次の宿場を目指すことにしました。
とりあえず、今回は、桜海老通りの写真をご覧ください。
これも桜えびのお店。奥行きありますね。小さな市場みたいな感じ?
看板にしがみついている海老くんがかわいかったから。
こちらは、釣りの餌とかまぼこ・はんぺんのお店。ところで、「さすぼし」って何でしょうね?
静岡おでんも売っているようです。静岡おでんって、どんなおでんなの?と疑問に思ったところが、ちゃんと説明がありました。
ポイントは、①つぎたしのスープ ②出汁のベースは牛すじ ③黒はんぺんの具 といったところでしょうか。知らなかったなあ。
みかんを売っている風景にまたまた心惹かれてパチリしました。
通りの様子です。
そろそろ通りが終わるというこのあたりで、「大変、チェックポイントを飛ばしてしまった」と気がつきました。
桜えび通りの最後(向こうから見れば入口)です。結構、派手ですね。でも、ウケを狙っているというより、大真面目なんじゃないかな。好きです、こういうの。
家に帰って来て、たまご餅を食べました。ごく普通のお饅頭でしたが、あんこも外のお饅頭も、きちんと真面目に作っているのがわかる、とても美味しいお饅頭でした。