てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

先取り! 三島→片浜

 お久しぶりです!

 なぜ久々かというと、ちょっと取り込んでおりました。夏はとある資格を取るべく独学に励んでいて、ブログの更新がほとんどできませんでした。資格の方はと言うと、思っていたよりイバラの道で(汗)、まだ達成できずにいます。何の資格かって? 合格した暁には、途中経過も含めてご報告します。たぶんギブアップにはならないと思うけど、道は遠そう・・・ 東海道もしかり・・・

 

 はい、それで東海道ですね。えーと、三島まで来ています。で、ここらで予習を。タイトルを見て、「えー? 片浜?」って思われた方、いらっしゃいます? 

 三島の次の宿場は沼津ですが、この間5.9㌔。もう少し行けるかなぁ?ってことで、その先の片浜駅までに設定してみました。どうでしょう?

 三島→片浜のチェックポイントを見ていきましょう。毎度のことながら、一応説明しますと、このブログでのチェックポイントとは、街道ウォークのバイブルにしているガイドブック『ちゃんと歩ける東海道五十三次』(八木牧夫・山と渓谷社)で名所・旧跡とされている所です。

 

  1. 問屋場跡
  2. 円明寺
  3. 世古本陣跡
  4. 樋口本陣跡
  5. 三石神社
  6. 蓮馨寺
  7. 伊豆国分寺搭跡
  8. 林光寺
  9. 善教寺
  10. 秋葉神社
  11. 千貫樋
  12. 常夜燈
  13. 宝池寺(一里塚)
  14. 玉井寺(一里塚)
  15. 法泉寺
  16. 秀源寺
  17. 八幡神社
  18. 智方神社
  19. 法界さん・蛇塚
  20. 八幡神社
  21. 潮音善寺
  22. 領界石
  23. 小社
  24. 平作地蔵
  25. 一里塚・玉砥石
  26. 沼津城跡
  27. 城岡神社
  28. 三枚橋城外堀石垣
  29. 高田本陣跡
  30. 中村脇本陣跡
  31. 清水本陣跡
  32. 浅間神社
  33. 東方寺
  34. 真楽寺
  35. 乗運寺
  36. 六代松標石
  37. 六代松
  38. 妙伝寺
  39. 山神社
  40. 八幡神社
  41. 諏訪宮
  42. 正覚寺
  43. 清玄寺
  44. 八幡宮
  45. 栄昌寺
  46. 吉祥寺
  47. 一里塚跡
  48. 蓮窓寺
  49. 伊勢神明宮

 49個!! ありゃりゃ、たくさんありますね。片浜まで行くの、無理かも・・・ 

 31清水本陣跡までにして、沼津駅から乗って帰ってくるのが賢明か?

 

チェックポイントの中から、いくつかピックアップしてみますと・・・

円明寺

 康永3年(1344)将軍足利尊氏(あしかがたかうじ)の叔父にあたる日静上人(にちじょうしょうにん)が法華堂(ほっけどう)として建立(こんりゅう)し、文明11年(1479)日澄上人(にっちょうしょうにん)によって開山されました。明治10年(1878)3月、柿田屋火事で類焼したため同年、三島にあった樋口本陣の正門を山門として移築しました。境内に孝行犬の墓があります。幕末の頃、寺に住む母犬が病気になると子犬たちが懸命に看病しましたが、母子とも死んでしまうという悲しい物語が伝えられています。

三石神社

 昔、源兵衛川の川沿いに三石(みついし)という巨石があり、その上に社殿を建て稲荷社を祀り、三石神社となりました。古記によれば天明年間(1781~1789)に、隣村の新宿(しんしゅく)の出火で大中島町(現、本町)や三島宿の大半が類焼したときに、火防(ひぶせ)の神も併せ祀ったようです。

 その後文久年間(1861~1864)に焼失しましたが、慶応元年(1865)7月、再び京都の伏見稲荷大社より分霊を受け、祀られたということです。平成3年(1991)に少し南に移り、現在の地に建て直されました。

 また、境内にある鐘は、「時の鐘」と言われ、江戸時代から旅人や三島の人に親しまれてきました。最初は寛永年間(1624~1643)に鋳造(ちゅうぞう)され、その後何回か改鋳されました。特に大きな鐘が宝暦11年(1761)に川原ヶ谷の鋳物師(いものし)沼上忠左衛門祐重(すけしげ)によって造られ、三石神社境内に設置され三島八景の1つにも数えられていました。

 三島宿の人たちはこの鐘の音で時を知りました。しかし第2次世界大戦時にこの鐘も軍戦用に供出され、現在の鐘は昭和25年(1950)に市民の有志によって造られたものです。

蓮馨寺

 日限地蔵尊、芭蕉老翁墓と句碑「いざともに穂麦喰はん草枕」があります。

玉井寺(一里塚)&宝池寺(一里塚)

 江戸から29里目。向かい合っています。慶長9年(1604)に同時に作られました。宝池寺一里塚は、昭和60年(1985)に改修され、当初の一里塚のように、

塚上に一本の榎が植えられました。一方の玉井寺一里塚は、長年の間に根付いた木とともに塚の自然変化を伝えており、対照的な二つのい一里塚です。

 

チェックポイントではないけれど、チェックしたいところ

柿田川湧水群(柿田川公園)

柿田川は富士溶岩流末端からの湧水とするわずか1.2㌔の小河川ですが、水量は毎日100万トン余で、「東洋一の湧水」と言われます。多くの穴から砂を巻き上げながら出てくる様子を間近で観察できますが、その水温は15度前後でほぼ一定です。

千本松原

天文年間(1532~1555)に強風と塩害から守るために、狩野川河口から田子の浦湊まで約10㌔にわたって植樹された松林。原宿から元吉原付近までは旧街道とほぼ接していて、日本百景、白砂青松100選にも選ばれています。

 

 まだまだいろいろあるのですが、ガイドブックやホームページからの引用ばかりでは芸がないので、このくらいでやめておきます。あとは現地からのレポートをお待ちくだい。

 

 ここまで読んでくださりありがとうございました。近日中に、先取り第2弾「三島宿・原宿ってどんなとこ?」をアップする予定です。

 また訪ねてくださると嬉しいです。

 

 今日のレポートは、以下を参考にしました。

『「東海道五十七次」の魅力と見所』(志田威 交通新聞社)

『広重と歩こう東海道五十三次』(安村敏信 小学館)

www.city.mishima.shizuoka.jp