今週のお題「おかあさん」
この年齢で母親が健在なのは、本当に感謝しかないです。「お母さん、ありがとう。元気でいてくれて。」
まだ子どもたちが小さくて我が家がある危機に陥ったとき、「私があなたを守るから、あなたは子どもたちを守りなさい。」とお母さんは言いましたね。あの時程、母の無限の愛を感じたことはありません。子どもたちが家庭を持って同じような状況に直面したとき、私はそんなことが言えるでしょうか・・・
私は自分のことを優先してしまう母親ですが、これからはお母さんのことは最優先にしようと思っています。だから長生きしてください。
ここまで書いたところで、最近ちょっと嬉しかったことを。
一昨日職場で建物内の清掃をしてくださっている男性にいつもの朝のように「おはようございます!」と挨拶をしましたら、「あ、ちょっと待ってください」と部屋に戻られて、「これどうぞ」とチョコレートを二つくださいました。「もうすぐ母の日ですから、女性の方に差し上げています」と。
思いがけないプレゼントをいただいて、とてもうれしかったです。意外でもありました。私、職場では子どもの話をしたことないし、見た目年齢が5歳くらい若いのではないかと勝手にタカをくくっていたので、まさか「おかん」に見えるとは思わなかったんです。家に帰って子どもたちに話すと「何言ってんの。おかんの雰囲気プンプンだよ。」言われてしまいましたが。
チョコレートをくださった方は私よりもおそらく10以上は年上と思われ、「母の日だから」と言われるとくすぐったいような感じです。
そういえば数年前の母の日、庭を手入れしていたご近所さんの男性が、大きなバラの花をハサミでパチンパチンと切って「母の日だから持っていって」と下さったことがあります。私の父ほどの年齢の方です。
我が子に「お母さんありがとう」と言われるのももちろん嬉しいですが(最近は聞きませんね。それでいいですよ、もちろん。)、人生の先輩の男性の方に「母の日だね」と言われると、母親をやっている私に「お疲れ様、よくやっているね」とねぎらってもらっているようで、また別の嬉しさを感じます。「いえいえ、それほどでも・・・。あ、でも、ありがとうございます。」みたいな。母の日っていいですね。「おかん」に見えて結構結構。若く見えなくてもいいや。
チョコレートをくださった方には、「父の日」に何かお返ししようかと一瞬考えたのですが、それはちょっと違うかなと思い直しました。やっぱり男性には、バレンタインデーがいいかな、と。「おとん」であるより、いつまでもナイスな感じでいてほしい。
今年の母の日も、あちらこちらでたくさんの「ありがとう」がかわされますように。