晴歩雨読
晴れの日はてくてく歩き、雨の日は読書三昧。
週末の街道ウォーク 再開しました!
4月29日(日)晴れ。9時36分 小田原駅です。
駅前ロータリーを背に徒歩10分ほどで「小田原宿なりわい交流館」到着。これより街道ウォークをスタートします。
久々なので説明を。この街道ウォークは、バイブルとして『ちゃんと歩ける東海道五十三次』(八木牧夫 山と渓谷社)というガイドブックを大いに参考にしています。この本に記載されている名所・旧跡はチェックすることを原則とし、ルートから大きく外れる場所は名所でも、興味があったとしてもガマン。「街道歩き」というテーマから逸れてしまわないように注意。そもそも日暮れまでに到着しないと困るので。そのための基準として、バイブルを大いに活用させてもらっています!
というわけで、今回はバイブルのチェックポイントに沿って報告します。
片岡本陣跡
本日最初のチェックポイント、片岡本陣跡。きれいな石碑ですね。それもそのはず、昨年設置されたのですね~
碑の背後、片岡本陣があったと思しき場所は、マンション建設中。
裏に「明治天皇聖蹟碑」があるとのことでしたが・・・どこだ?
やっと見つけました・・・
バイブルには「小伊勢屋の裏」と書いてあったのですが、「小伊勢屋」は現在はなく、このようなマンションになっていました。「小伊勢屋」ってどんなお店だったんでしょうね。
久保田本陣跡
片岡本陣跡のすぐ近くにありました。
清水彦十郎本陣跡
清水彦十郎本陣跡、通り過ぎてしまい、戻って見つけました。なぜ気が付かなかったかというと、大きな道路を挟んで向かい側に、あの「ういろう」の目立つ外観の店舗があったからです。「ういろう」のお店を夢中でパチリしていた時、実はすぐ後ろにこの説明板があったんですねー(汗)。
「ういろう」のお店の写真は後日アップしますね。
報徳二宮神社
今回は小田原城はパス。バイブルには載っていたのですが、以前に来たことありますし、これを見学すると先へ進めませんからね。小田原城ならまた来ればいいし。
その代りというのもナンですが、是非行かねばと思っていたのが報徳二宮神社。以前我が子と小田原城に来た時、素通りしてしまったので。おしゃれなカフェもあるなあーと気にしつつ、天守閣を目指したことを思い出します。
その二宮神社、今回は小田原城の中からのアプローチではなく、鳥居から。
お天気上々。若葉が目に沁みます。
入って間もなく、こんな看板が・・・ 「ちゃんとお参りしてから」、大事ですね!
というわけで、こちら金次郎さん。
金次郎さんについて、おさらいしておきましょう。
前回「国府津→小田原」の記事にも書きましたが、金次郎さんは「薪を背負って本を読んでいる勤勉な子ども」だっただけでなく、人々の暮らし向きをよくするために力を尽くした偉人だったのです。
本殿が見えてきました。重厚で風格のある建物です。
境内にある金次郎像。戦前の像は供出されてしまい、残っているのはこの像だけだそうです。ときどき見かける金次郎像は、戦後に作られたものだったのですね。
境内手前にあるカフェです。
実は、お参り前にここで一服してしまいました。ポケモンの人のこと、言える立場じゃないですね。すみません。でも、コーヒー、美味しかったです。緑の風がさわやかな、素敵なカフェでした。軽食も可。
カフェの中に売店も。金次郎さんグッズがいろいろ。このハンカチ、なんかラルフローレンみたいな? でもよく見ると金次郎さん。
天満宮
天満宮=山角天神社です。
とりあえず、天神社について説明をお読みください。
こちらが本殿です。この中に菅原道真の画像があるようなので隙間からのぞいてみたんですけど、よくわからなかったです。
境内には芭蕉句碑があるということでしたので、気にしていたのですが・・・
こちら紀軽人という人の狂歌の碑
こちらが芭蕉句碑ですね。
梅が香に のっと日の出る 山路かな
天神様と言えば「梅」ということで、芭蕉の句で「梅」を詠んだものを碑にしたようです。1820年建立です。
小田原駅跡
人車鉄道軽便鉄道の駅があったことを示す碑です。
小田原駅跡の場所を振り返ってパチリしました。東京から88キロです! ずいぶん来たなーと、ちょっとしみじみ&嬉しい。
大久寺
地味なお寺で(すみません)、何だっけとガイドブックを見直したら、小田原城主大久保氏の菩提寺だそう。
すぐそばが小田急線の高架になっています。ロマンスカーが疾走していきました。
掲示板のことばに「はい」と了解。
光円寺
またまた、「はてさて、このお寺は?」とガイドブックを見ますと、春日局が開基したのだそうで・・・ ほう。
居神神社
ガイドブックによりますと、祭神の一人は北条早雲に敗れ怨霊となって三年祟った三浦の新井城主の三浦荒次郎。うーん、なんか怖そう・・・
入ってすぐに祭神の説明が。
気のせいか、うっそうとした参道です。
小さな水神様がありました。
説明を読んで、この辺りは水神様が多いような気がしていたことに納得。城下町の水道は、早川から取っていたのですね。わが国最初の上水道とは、恐れ入りました。
「勝って甲の緒を締めよ」の文字、インパクトありますね。北条氏綱の言葉だそうです。以下説明板をご覧ください。
こちら、本殿です。
見晴らしは、なかなかいいですね。
上方見付跡
「見附跡」について、それを示す碑や説明板はなかったのですが、交差点の表示に残っているので、この辺りだろうと理解しました。
旧道に入るところにあった看板に、見附について説明がありました。
看板には居神神社と大久寺についても説明がありました。居神神社に古碑群が、大久寺に墓所があったんですね。見逃してしまった・・・ ドンマイ
これより先、旧道に入りますので、ここで一息入れます。
近日中に続きをアップしますので、また訪ねて来てくださると嬉しいです。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。