藤沢→茅ケ崎のウォーク後半です。
義経ゆかりの大きな神社、白幡神社を後にして、再び街道を歩くと、いくらもしないうちに伊勢山橋に。橋の下は線路で、橋の袂が小田急線・藤沢本町の駅です。
お昼近いというのに、まだ藤沢本町。少しペースを上げないと。
- 真源寺
- 上方見付跡
- 光妙寺
- 旧道痕跡
- 養命寺
- おしゃれ地蔵
- 柏山稲荷神社
- 八坂神社
- 小さな神社
- 八坂神社
- 大山道道標
- 一里塚跡
- 二ツ家稲荷
- 西國巡礼供養塔
- 松並木
- 明治天皇御小休止跡碑
- 上正寺
- 地蔵堂
- 千手院
- 廣徳寺
- 熊野神社
- 旧道痕跡
- 牡丹餅立場跡
- 東海道の松並木碑
真源寺
橋を渡ってすぐのところに真源寺が見えます。
本堂です。
上方見付跡
真源寺の向かいが上方見付跡です。こんなところです。
光妙寺
「さあ、ペースを上げていこう!」と張り切っていたものの、ここで挫折。光妙寺が見つからなくて。街道脇の丘の上らしいのですが、まっすぐ行く道がありません。ぐるぐる探し回ること、おそらく30分。やっと見つけたお寺の入り口はこんな感じ。
本堂はスロープを上って、さらに階段も登って、奥まったところにありました。
本殿の手前横に神社がありました。本殿正面に直角に鳥居があるのが珍しくてパチリしました。お寺と神社が同じ敷地にあるケース、ちょくちょくありますが、ここまで近いのは珍しい気がします。
光妙寺に行くための道は、かなり探しにくいです。道路の向かい側にこのお店が見えたら、細道に入ってください。
ここです。この先もくねくねと坂道が続きますが、一言では説明できません。
ガイドブック『ちゃんと歩ける東海道五十三次』に載っていたのでチェックポイントにしたのですが、街道ウォッチャーとしての見どころは特になかったように思います。街道から外れてわかりにくそうなときは、パスするのもひとつの選択かも。でも、迷った挙句見つかって、よかったなあと思う場所も多いし・・・悩ましいです。
旧道痕跡
旧道痕跡ってこれかなあ? これはただの道筋であって、道痕っていうと、石垣とか、土手とか、削った跡とか? でも、そんなの、なかったなぁ・・・
この曲がり方が、旧道っぽいけどね・・・
養命寺
迷いに迷った光妙寺。またこんな調子だったらどうしようと不安が頭をかすめたけれど、ここは街道沿いですんなり見つかりました。よかった。
本堂です。本尊の木造薬師如来坐像は、関東最古の玉眼入り仏像といわれていて、寅年に公開されるそうです。
境内に庚申塔。ウォークを重ねているうちに、庚申塔に気が付くようになりました。
なぜ、横たわっているんでしょうね? 不思議。
おしゃれ地蔵
女性の願いを叶えるお地蔵様です。養命寺向かいの街道沿いにあります。昔から、通りかかるたくさんの女の人たちが、たくさんお願いしたのでしょうね。女性限定のお願いっていろいろありますものね! 私ももちろんお願いしました。
お地蔵様、口紅してる? おしゃれ。
柏山稲荷神社
街道から離れていたため、くろやぎ(夫・街道ウォークの同行者です)の提案で、泣く泣くパス。光妙寺のダメージは大きいですね(泣)
この先、八坂神社、小さな神社、八坂神社と、チェックポイントが続きます。ロードマップに記載されているのは、最後の八坂神社のみ。しかも、最初の八坂神社は街道沿いではないし。大丈夫かなあ?
後日、くろやぎ(夫・同行者)が、ピンで行ってきました。くろやぎのブログにアップしているので、ご覧ください。
八坂神社
最初の神社がさっぱり見つからない。位置的にはこれかな? 神社には見えないけれど。くろやぎが、桜の樹もあるから神社だよと。ちょっとした空き地だし、神社があった跡なのかもね。
小さな神社
街道沿いに、小さな鳥居。小さな神社は、すぐに見つかりました。
小さな石段をトントン上ります
小さな社殿がありました。いいな、こういうの。
八坂神社
八坂神社は、マップに記載されているので見つけやすいかと思っていたけど、それなりに探しました。大きなバイパスをぐるりとまわりこんだ街道の裏に、このような祠がありました。さっきの八坂神社みたいに、神社の跡かな?と思いながら入っていきますと・・・
社務所のような平屋の建物の裏に、いきなり現れた鳥居と本殿。
よかった、跡じゃなくて。
本殿のすぐ横は、断崖絶壁。下を車がビュンビュン走っています。
改めて入口から振り返るとこんな景色。本当はこれ、まっすぐ本殿に続く参道だったのですね。きっと、バイパスを作るときに、鳥居の位置を変えたのでしょう。坂の上、左にある小さな祠が先ほどの写真です。あれがないと、神社だとはわかりませんでした。
大山道道標
大山道道標は、立派な祠で、遠くからでもよくわかります。道標には「是より右大山道」と刻まれている・・・らしいです。
祠に向かって左にも道標があります。
鳥居です。この先が大山道になります。大山詣での道しるべだけあって、さすがわかりやすいですね。
一里塚跡
四ツ谷の一里塚。日本橋より13里目。ただの棒杭でした。特に説明もありません。
二ツ家稲荷
境内の寛文10年(1670)建立の庚申供養塔です。古いものが、よく残っていますね。
西國巡礼供養塔
うっかりすると見落としそうなところにありました。特に案内表示もなく・・・ すぐ先が、茅ケ崎市との境です。
南国風植物の中に傾きながら埋もれていました。
側面に「あふり山 わけいる道にしをり置 つゆのことのは しるしとぞなぞれ」と刻まれているそうですが。
松並木
この辺りから、松並木が続きます。往時がしのばれますね。
明治天皇御小休止跡碑
日暮れが近いので早歩きに(汗)。はい、ここですね。一般のお宅の前なので、遠慮しながらパチリ。
上正寺
渋いけれど、なかなか風格のある山門です。
四代将軍家綱に献上された上野寛永寺の石灯籠だそうです。これまた、古いですね。
本堂です。このお寺は、聖徳太子が自ら彫ったという太子像があることで知られていますが、像はこの中でしょうか。
地蔵堂
地蔵堂は、街道から少し入った所にありましたので、探すのに少し時間がかかりました。路地をちょっと入っては「ない・・」、その先の路地を入っても「違う・・・」をくりかえしていると、なんとなくピンときました。入って見ましょう。
ピンときた理由は、この写真向かって右端の煉瓦の囲みの中の石です。「石碑か何か?」と思ったのですが、何も刻まれていませんでした。街道ウォークの回数を重ねてきて、いろんな石が何かに見えてしまう・・・(笑)
道の先に、ありましたよ。小さな祠。お地蔵様というよりは、観音様かな?
すぐ隣に、これ。お、これはお地蔵様ですネ。
向かい側にこれ。ミニミニ観音。
一カ所にいろいろありました。夕方で、裏道で、墓地もあって、正直ちょっと怖かった。すみません。
千手院
街道をはさんで、熊野神社と向い合せにあります。神社の御神輿が境内を通ることもあるとか。面白いですね。
この庚申塚は怖くないな。さっきの地蔵堂は怖かったけれど。ちゃんとお寺の境内にあるからかなぁ・・・
広く信仰を集めていたという閻魔堂はこれかな。隣に稲荷神社もあります。お寺と神社の距離、またまた近いですね~
廣徳寺
こういう、長い真っ直ぐの参道、好きです。暗いけどパチリ。あ、フラッシュ、光った。
遅くに、お邪魔します・・・
割と庶民的なお寺ですね。好感度100%。
熊野神社
神社の鳥居の手前に鐘楼! えー? お寺みたい。でも、赤いから、神社っぽい。面白いからパチリ。神社って、鐘をつくのですか。一般的にあることなのか、それともここだけの事例なのか。
広い境内ですね。
庚申塚もありました。
こちらが本殿です。このほかにも両脇に小さなお社がありました。鳥居をくぐってすぐのところには、小さな弁天池と弁天社もありました。一つの境内に、いろいろなお社があります。
旧道痕跡
このチェックポイントは、さっぱり見つからなかったです。この辺りのどこか、らしいけれど。ガイドブックによれば、歩道脇に昔の道の跡がわずかに残っているという説明でしたが、整備されてしまったかなと。
この駐車場にあったとか? うーん、よくわからない、お手上げです。
牡丹餅立場跡
牡丹餅が名物だったという立場があった場所です。ちゃんと説明板があって助かりました。昔は、一休みする旅人で賑わっていたのですね。一瞬、ロマンに浸って見ました。
東海道の松並木碑
茅ケ崎高校の前に、説明板がありました写真を撮ったら思いっきり、フラッシュが光りました。これにて、今日のウォークは終了です。茅ケ崎駅まであと少し。惜しかったなぁ。
茅ケ崎駅までバスで帰りました。すっかり日が暮れてしまいました。
茅ケ崎駅着、16時56分。7時間55分、33698歩の藤沢→茅ケ崎ウォークでした。
長々お付き合いくださりありがとうございました。次回は、説明板をアップします。また、訪ねて来てくださると嬉しいです。