てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

第7回 藤沢→茅ケ崎①

 第7回街道ウォーク 藤沢→茅ケ崎を2回に分けてレポートします。

 12月10日(日)、空気は冷たいながら天気はまずまず。9時4分に藤沢駅を出発しました。

 

 

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  江の島道の道標です。前回も写真に撮りましたが、朝の光の中の方がいいですね。さあ、今日もがんばるぞ!

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 遊行寺橋へ向かう途中にある庚申堂。ラフカディオ・ハーンが立ち寄ったことでも知られています。当時から堂内はかなり傷んでいたようです。

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 このように厳重にフェンスが立ちはだかり、入ることはできません。残念ですが、仕方がありませんね。ラフカディオ・ハーンさんが初めて踏んだ日本の地は、ここ湘南エリアでした。残された文章を見ても、文明開化の波に乗って古いものに目がいかなくなってる日本の様子を憂えているのがわかります。この後、ハーンさんは松江に行って、古くからの日本がまだそっくり残っていることに驚き、絶賛してくれるわけですが、こういう様子を目にしていたから、余計だったのかもしれませんね。

 

 さて、遊行寺橋まで来たところから、東海道に入ります。街道ウォーク=東海道ウォークということにするならば、正確にはここからになりますね。

 

紙問屋(桔梗屋

 

 遊行寺橋から歩き出してまもなく、いかにも宿場町らしい造りの建物に目が引き寄せられます。

 桔梗屋は、旧東海道藤沢宿で茶・紙問屋を営んだ旧家です。本社は横浜に移転しましたが、現在も藤沢の店蔵は支店として営業を続けています。右手にある「紙」の看板が、営業中であることを伝えているようで、いいですね。

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松屋
 

 旅籠小松屋源蔵跡があるということで探したのですが、それらしい案内板はありませんでした。その代わりと言ってはなんですが、その辺りに、「小松屋」という名前のラーメン屋さんがありました・・・

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 近づいて、見てみますと、 脂、にんにくを控えたラーメンだそうです、はい。

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 この感じ、何かを思い出すぞ・・・ あ、そうそう、鶴見の信楽茶屋跡、信楽ラーメンになってた。デジャブ。参考までに、こちら。この場合は、歩道に説明板がありましたけどね。小松屋の近くにも説明板があればいいのになあ。

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藤沢御殿跡

 

 江戸時代の初め頃、藤沢にはまだ本陣がなかったので、将軍は自らの宿泊のために、ここ、現在の公民館の辺りに藤沢御殿をつくりました。

 手前に大きな材木屋を営む立派な旧家(?)がありました。

 足をのばして川沿いに登ると陣屋小路の石仏郡があったらしいです。しまった、見逃した・・・

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本陣跡(蒔田源右衛門本陣跡)

 

 このあたり一帯が藤沢宿のあったところで、歩道には本陣跡を記す案内板がたっています。江戸時代初期は大久保町の堀内家が藤沢宿の本陣でしたが、類焼のため坂戸町の蒔田家が明治三年まで、その要職にありました。

 藤沢宿には、享和三年(1703)当時で、本陣1軒、脇本陣2軒、旅篭46軒があり、問屋場が旧大久保町(近藤眼科医院付近)と旧坂戸町(消防署本町出張所付近)に設けられていたそうです。近藤眼科医院と消防署本町出張所、チェックすればよかったなあ。またまた見逃してしまった・・・ なんか、いろいろ事前チェックした割に、見逃しも多い藤沢宿です。

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妙善寺

 細い道の奥に見えるのが山門のようです。進んでみましょう。

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 甍屋根の山門です。

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 こちらが本堂。蒔田家の墓所があったらしいですが、よくわからなかったです。

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 境内に稲荷神社があって、墓所よりこちらに気を取られてしまいました。本堂のすぐ左手がお稲荷さんの鳥居だったもので。ずいぶん近いですね。

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常光寺

 

 常光寺は、明治五年に警察署の前身である「邏卒屯所(らそつとんじょ)」が置かれました。墓所を包むように、約7900㎡の静かな寺林が広がっています。

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 六地蔵さまが、お迎えしてくださいます。

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 ポップなオブジェが、ありますね。

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 ここにも。

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 本堂左脇に市指定文化財の「庚申供養塔」が2基あります。向かって右が万治2年(1659)、左が寛文9年(1699)のもの。

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 本堂です。

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  本堂に向かって左手前にある、推定樹齢300~400年にもなるカヤの巨木です。大きくて、写真におさまりきりません。紅葉してきれいです。

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 こちらは山門近くのクスノキです。これも大きいですね。

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 木の下に置かれている木製のベンチも、いいですね。お墓参りに来た人とか、ちょっと座るのにもいいし。

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 境内には、英文学者で詩人の「野口米次郎(1875-1947)」の碑があったそうです。見落としてしまったけど、まあ満足です。素敵な雰囲気のお寺でした。

 

永勝寺

 

 藤沢宿で働いていた飯盛り女(遊女)のお墓があることで知られるお寺です。

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 小松屋が建てた飯盛り女のお墓です。こうして供養したこと自体、大変珍しいことだったそうです。(確か、川崎宿の宗三寺にも、供養塔がありましたね。あの時は駆け足でちゃんと見ていないのですが。)

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義経首塚

 

 旧東海道(国道467号線)沿いの小道を入っていったところにあります。

 平泉で討ち取られ鎌倉に送られてきた義経の首は、首実検の後に片瀬の浜に捨てられたといわれています。

 

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 潮にのって境川をさかのぼり白旗神社付近に漂着した首を里人がすくいあげ、洗い清めたと言われているのがこの井戸です。 

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 夜間に鎌倉方面から、首が目を見開いて亀の背に乗り飛んできたとも伝えられます。

ちょっと怖いな・・・ この首塚は、小さな児童公園の一角にあって、若いお母さんたちが子どもを遊ばせながら、おしゃべりに花を咲かせていました。怖い怖い首塚の存在は、あんまり気にしていないみたい・・・

 

白旗神 

 大きな鳥居にびっくり。これほどまでに大きな神社とはイメージしていなかったので。

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 白旗神社は、古くは寒川比古命を祀っていましたが、後に義経も合祀するようになったそうです。義経公の碑を発見。

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 「義経松」という碑もありました。近くに松はなかったみたいだけど。

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 本殿に向かう石段の下の庚申塔の一群の中に、右側面に「此よりはちおうしかいとう」、左側面に「これよりほしのやかいとう」と刻まれたものがあったらしいですが、見落としました。かつて二つの道の岐路にたてられていたもののようです。また、江の島弁財天道標も1基あったようです。街道ウォーカーとしては要チェックでしたね。失敗。

 

 本殿です。質素ながら重厚です。

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 本殿脇に力石がありました。品川の芝大神宮で見て以来、力石って何?と疑問に思っていたのですが、やっと納得のいく説明に出会えて、嬉しくなりました。

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 これがその説明です。

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 石に触れると健康になるということですので、たくさん触らせてただ来ました。五円玉も置かせていただきました! 健康維持できるかな?

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 芭蕉の句碑です。

 

草臥亭(くたびれて)宿かる此や藤の花 松尾芭蕉 (『吉野行脚』)

 背後は藤棚です。大きな棚ですね。花の季節は見事でしょうね。

 

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 大きな絵馬が青空に映えています。一足早くお正月気分。

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  絵馬に向かって右側のスペースは、「湯立神楽」が行われる場所でsじょうか? 「湯立神楽」は秋祭りに行われる神事です。お面をうけた山ノ神が道化を演じながら参拝者にお餅をまくなど、独特な神事として知られています。

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  やっと白旗神社の参拝を終えて、やれやれ。まだ藤沢宿から出ていないと、これより少しペースを上げたウォークでしたが、実はこの後、焦る気持ちとは裏腹に、うまくいかないことも多々あって。

 とりあえず、いったんブログを閉めます。また引き続き訪ねて来てくださると嬉しいです。ここまで読んでくださり、』ありがとうございました。

 

 

 


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