てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

肘頭骨折 術後17日目 退院面談

今日はまず、昨夜の院長先生との面談の報告から。

部屋に戻って入るなり、初めて目にした術後のレントゲン写真に釘付け。いやいや、だじゃれではありませんが、パソコンの画面のそれには、肘の頭から肩の方向に向けてまっすぐに、まさに1本の釘が突き刺さっていました。長さ、5センチくらい?

ネットで肘頭骨折を検索すると、櫛みたいなのでとめていたり、あるいは何本かの小さな釘でとめていたりする画像が出てきたので、そんなのを勝手にイメージしてたけれど。

「あのー、釘は、1本ですか?」と聞いてしまいました。見りゃわかるのにね。

「1本だよ。」

そう、ですよね。それにしても、でかいぞ。こんなのが、すっと1本、かっこよく見えなくもない。シンプルだし。

欠けて浮き上がった小さな骨のかけらを、パズルのピースを戻すようにもとの場所におさめ、肘の外側から釘でとめたということです。

もうひとつ、レントゲンでは見えないけれど、骨のかけらがぶっ飛んだ勢いでひっぱられて切れてしまった上腕三頭筋を、ファイバーワイヤーというものを入れてとめている。ありゃ、全然シンプルじゃないね。

ところでファイバーワイヤー? 初めて聞いた名前だぞ。アクセサリーを作るとき使うテグスみたいなのですかね? もちろん、医療用でもっと高価なんだろうけど。すみませんね、文系頭の私は、話の理解のしかたが、アップアップで変ですね(-_-;)

で、気になっている釘を抜く時期を質問したら、1年後よりは前だろうとのことでした。

「ファイバーワイヤーも抜くのですか?」と聞いたら、入れっぱなしだって。「溶けるのですか?」「溶けない。ずっとそのまま残るよ。」

咄嗟に、火葬場の骨拾いでの場面がうかんでしまった。「このワイヤーは、えーと、ああ医療用ですね。令和の始め頃は、まだこうしたものを使っていましたよ。仏様は手術をされましたか?」なーんて。ちょっとやだな。ま、仕方ないね。

「まあ、車で言うなら、新車ってわけにはいかないでしょ。」との院長先生の言葉で、現実に引き戻されました。

私「中古車ですかね?」

院長先生「何言ってんの。中古車はちゃんと売れるから。むしろ事故車でしょ。でもほら、あなたやご家族が使う分には問題なければいいんじゃない?」

はー、わかりやすい説明、ありがとうございます。

今後の注意として、例の大きな釘で止めてあるから、恐らくは大丈夫だけれど、無理をするとだめ。バリっといってしまう可能性もあるので、ゆっくり動かしていこうとのことでした。

バリツはいやだ。それだけは勘弁。リハビリの塩梅、難しそう。

今、思ったのだけど、何をやらかすとバリってなるのだろう? バリってなるときって、わかるの? 音がするの? 明日のリハビリのときに聞いてみよう。

それから退院ですが、17日になりました。退院したら、職場復帰もOK だそうです。介護職とか、身体を使う仕事ではないので。

日常生活の中で、徐々に動かしていくことになりますね。

 

さて、今日は日曜日で病院は休診。リハビリ室もお休みです。すごく、静か。食事と看護師さんの定期巡回以外は、動きなし。朝からハリー・ポッターを。

そうは言いましても、リハビリの宿題もやらねば。そうそう、昨日院長先生が、曲げると伸ばすのどちらかに偏ることなく、曲げたら伸ばす、伸ばしたら曲げるを心がけよと。その方が、筋肉によい。

そんなことを思い出し、ベッドに仰向けになりやってみます。そうっとだけど、伸ばすのはまあ出来る。マイナス5度。

だけど、曲げるのは90度より先は、無理。内側に倒れるのは、掌ばかり。これ以上は、痛い領域。

この宿題、どの程度までやっていいのかしら。

 

巡回の看護師さんに聞いてみたら、パソコンを確認して(リハビリの先生のコメントが入っている)、無理にやらなくていいですよと。朝夕1回ずつくらいでもいいのでは、と。

「ギプス生活が長かったから、上半身が全体がこわばっているのでは? 軽くほぐしたりする動きもしてみて。肩も凝っているでしょう?」

言われてみれば、確かに。

 

そういうわけで、日常の動作で、痛くない程度に左上半身を使うことを意識することにしました。

これまで、左肘を庇って、ほとんど右手でしてきて、それが癖になってしまったけれど、本当はもう使えたりもする。例えば、トイレの引き戸。全部右手で閉めていたけど、左手を添えるとか。

食事のお盆を片手で下げていたものを、両手でとか。左手にはあまり力が入っていないけれど。

できないと思ってしなかった動きを、そうっとやってみる。

そんなことを心がけています。

 

ひとつ、発見したこと。

今でもどうしてもできないのが、ペットボトルの蓋をあけることなのですが、昨晩、左手で軽くボトルを押さえ、濡れたタオルで蓋をかぶせ、右手で回すと開きました。

これはいいと思ったのだけど、今日は濡れタオルがなくて、でも水が飲みたくて思い付いたのが、輪ゴム。処方された薬を束ねてあった輪ゴムが3本あったので、二重にして蓋のところに巻いてから、回しました。濡れタオルよりは少し力が必要だったけど、開きましたよ。

ペットボトルのふた、高齢者の方が開けられないという話、よく耳にしたけど、まさか自分がこうなるとは思わなかったです。これ、プラスの経験と思うことにしようかな。

 

とか、珍しくしんみりしたところで、今日は閉じます。これから、ハリー・ポッターの世界へ行ってきます。

では。

肘頭骨折 術後16日目 骨密度

仲良しになった患者さんたちは、次々と退院され、ぽつねんと大部屋にいます。

静か。ひま。

暇に任せて、ハリー・ポッターを読んでいます。それもまたよし。

入院前に4巻まで読んでいて、今、5巻の途中まできたところ。最後まで行ったら、家で録画してあるDVD を一緒に観てくれると、息子が言っています。入院中に、どこまで行くかな? DVD を観たら、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにも行きたいな。

 

話が横道に逸れました。

えーと、ちょっと恥ずかしい話ですが、今朝は、トイレのとき、両手で病院着のズボンの上げ下げができました。術後は右手だけ、昨日は両手で下げるのはできたのですが。上げる方が難しいです。肘を曲げる動作が怖いような、痛いような。今でも、ちょっとぎこちない。でも、できることはやっていかないと。

 

午前中に本日1回目のリハビリ。

昨日の腕伸ばしに加え、曲げることも始めました。

「伸ばす方は、思ったよりずっといいです。正直、始める前は、90度くらいにしかならないかなと思っていたんですよ。」

お褒めの言葉とともに、先生が手を添えて下さって、ゆっくりゆっくり内側に倒します。

うー、痛いぞ。すごく痛いってわけではないけど、それは先生が加減されているから。

筋肉が、いかにも伸びない感じ。

「骨折したときに切れた上腕三頭筋を、手術で繋いでいるのですが、少し短くなっているんですよね。それで伸びもよくないのでしょう。筋を縫合しているんで、リハビリでは気をつけるように、指示が出ています。」

えっ、そうなの? 

手術直後にも説明された気がするけど、それどころじゃなくて、あんまり理解してないんですね。今になって、そーなんだと、感心している(驚いている)自分かいる。

「午後もリハビリをしますが、それまでに、肘を直角に曲げ、さらに重力に任せて、無理のない程度に倒す練習をしてきてください。」

 

部屋に帰り、セーフスを。(20分間超音波照射)。そのあと、看護師さんの巡回。

「曲げる練習をしています。」と言ったら

「しっかり曲げるのは、釘が入っているうちは無理だと思いますよ。」とのお返事。

えっ、そうなの?

「傷痕のひきつれや、皮膚の硬さが」とこぼしたら、

「ちゃんと元に戻るには、6ヵ月くらいかかりますね。骨がつくのに3ヵ月。皮膚が戻るのには6ヵ月。」

えっ、そうなの?

「で、6ヵ月くらいしたら、釘を抜きます。」

え?  6ヵ月? 1年じゃないの?

「足の患者さんは、1年ですね。骨が太いし、釘も大きいから。釘を抜く手術をしたら、また傷ができるわけですが。」

「ひー、泣きそうです」

「でも、今度は、要らなくなったものをぬくたけですから。予定してのぞむ手術ですし。最初の手術の痛みの10分の1程度と、皆さんおっしゃいます。」

そーなんですか、はー。

「一番つらいところは、過ぎました。半分まで来たと思ってください。今後、転ばなければ、ですけど。」 

もちろん、転びませんとも。

 

こんな話を聞いたあと、午後に2回目のリハビリ。

仰向けになり、肘を伸ばし、そこから、そうっとそうっと、ゆっくりゆっくり、曲げていきます。

先生はことさら慎重です。骨の声とか筋肉の叫びに耳を傾けているのかな? 職人っぼいぞ。とか考えていたら、痛いぞ。

肘の外側がつっぱる。先生もわかっていて、肘の外側に手を当てる。あったかい。

私「なぜ、ここが一番痛いのでしょう?」

先生「筋肉が固まっているし、腫れてもいますからね。相当、固くなっています。」

私「曲げにくいのは、釘の影響も、ありますか?」

先生「骨に刺さっている位置からして、あまり関係ないですね。あ、でも、筋肉をつないでいるワイヤーが、違和感かもしれませんね。」

えっ、ワイヤーでとめているの? こわ。ワイヤーでとめた上で縫合しているんだって。ごめんね、私の筋肉。

怪我直後の院長先生の説明に立ち会った長女が、3D画像を見て「ちぎれたコンビーフみたいだった」と、家に帰ってから感心していたっけ。(私はといえば、ぼーっとしていて、あんまり画像を見ていなかったです。理科の資料集の写真を見ているみたいに客観的だった。)

もう、コンビーフは、食べたくないな。

あ、また話が横道に逸れてしまいましたね。

戻しましょう。

で、ついでに、釘を抜く手術はいつくらいですかと聞いてみたら、1年後くらいとのことでした。でも、早い人は3ヵ月で抜いたりするし、人によって、経過によって違うそうです。

「ちょうどいい頃を見計らってぬくのですね?」

「そうです。あまり先延ばしにすると、今度は釘が、骨にしっかり取り込まれてしまってたいへんです。ガリガリ骨を削ると血もたくさん出るし。」

えっ、血が出るの? こわ。

明日はリハビリ室がお休みだそうで、自然な力に任せて肘を曲げる練習をしておくことが宿題になりました。

明日、リハビリがないのは残念です。先生も、心残りな感じでした。

それにしても、釘抜きはいつごろなんでしょうね? 今夜、院長先生と面談があるから、質問しようと思います! 忘れないようにしなくては。

 

リハビリから部屋に戻って、これを書いていたら看護師さんが、

「あら、腕、結構熱を持っていますね。」と言って、アイスノンを取り替えてくださいました。

「リハビリをすると、熱をもつことがあるから、冷やすといいですよ。スポーツと一緒です。スポーツ選手も冷やしていますよね。」

なーるほど。スポーツ選手と言われると、ちょっと気分がいいかも?

 

そういうわけで、これからアイスノンで冷やしながら、ハリー・ポッターですかね。

最後に、先日の骨密度検査の結果が来たので、書いておきます。

 

腰椎正面の骨密度は、0.929g/c㎡  同年齢と比較すると92% 若年成人と比較すると84%

大腿骨頸部の骨密度は、0.710g/c㎡   同年齢の平均と比較すると94% 若年成人と比較すると79%

 

ふーむ、まあまあかな? 平均よりちょい下だけど、悪すぎることはない。

骨は折れても、また出来る。作るぞ、骨。増やすぞ、骨密度。

骨は折れても、めげないぞ。

 

勇ましくなってきたところで、今日のブログは閉じます。

では。

 

肘頭骨折 術後15日目 リハビリ開始

昨夜は、ギプスを外して、はじめて迎えた夜でした。三角巾をして寝ようと考えたけど、意外にも、しない方が楽。ぐるぐる巻きから解放されて、少しだけ眠りが深くなった気がしました。

 

ギプスを外した後の腕の硬いこと! 皮膚が象さんの皮みたいに、ごわごわパンパン。象さんの皮、触ったことないけどね。

包帯でかぶれたのか、皮膚がポロポロむけるし。もしかして垢?と思ったけど、皮膚ですね、これは。

傷痕の周りは、特に硬くなっていて、カチンカチンです。縫合したところは、まあまあ、よい状態なのでは? 乾いていますから。

 

午前中、シャワーの順番が回ってきて、今日は着替えもドライヤーも含めて、全部一人でできました。うれしいことです。ドライヤーは、片手ですから、乾かしただけで、ざんはら髪ですけれど。

シャワーのあと、ベッドに戻って、腕のパリパリの皮に、保湿クリームを念入りにすりすり。アトピーのクリームとして皮膚科でもらっていたクリーム(ヘパリン類似物質油性クリーム 日医工株式会社)を。このクリーム、血行促進&皮膚保湿剤と書いてありますが、今回の入院で、本当に重宝しています。命のヘパリンかも。

 

シャワーの後は、ギプス外し後、初のリハビリ。

仰向けに寝て、まずは腕のマッサージを。時間をかけてとても丁寧にやってくださり、気持ちいいです。

それから、タオルを何枚か下にしいて、掌を上に向けて、腕がまっすぐに近づくように、そうっと下ろしていきます。手の甲がタオルにつくまで。分度器みたいに角度をはかる道具があって、それで計ったら、マイナス20度。マッサージを軽くしてからタオルを1枚はずして、またそうっとおろします。すこーし怖いけど、そうっとやれば大丈夫。今度はマイナス15度。

これを繰り返して、マイナス5度まで、いきました。「思ったより、伸びがいいですね」と言われ、心の中で軽くばんざいしました。

では、曲げる方もやってみてくださいと言われたけど、こちらは怖くて全然でした。ギプスしていた時の角度まででした。

肘に傷痕があるから、曲げるのがどうも怖くて。傷がひきつれる気もするし。

重力に任せて、自然に腕を下ろすことを、ちょこちょこやってみてくださいとのこと。

あと、リハビリでもやったように、仰向けになって、そうっと腕をのばすことを、痛くない程度に。

「左を下にして、寝返りを打たないでくださいね」とのことなので、「もし、間違ってやってしまったら?」と聞いてしまいました。「つないであるから、まあ大丈夫です。」あ、そうなんだ。ちょっと安心。「そう言えば、昨日のレントゲン、どうだったんでしょうか?」と聞いてみたら、モニターを見に行ってくださって、「問題ないですよ」とのお返事でした。ヤッター

リハビリは、午後にも、もう一回。午前中同様、仰向けになり、今度は手の甲を上に。「手の甲を下にできますか。」と言われて、そうっと。ちょっと痛いかな。手首から肘までは骨が2本あって、掌の向きを変えるとき、2本の骨をちょっと捻ることになるのですって。肘にもその動きは伝わるから痛いのかも。骸骨くんを前に説明してくださいました。はじめてリハビリ室で骸骨くんを見たときは、ひえっと思ったけど、慣れてきたら神秘的。人間の骨って、よくできている。

「腕が少し熱を持っているし、腫れていますね。膨らんでパツパツです。今夜、眠るときは、看護師さんにアイスノンをもらって冷やしてください。」

やっぱり。象皮の腕、客観的に見ても、パンパンだったんだ。

 

 

ギプス外しがあって、環境が変わった私の左腕。

ひとつクリアすると、次の問題が出てくるものですね。

それでもなんとなく、退院に向けて、舵が切られた気がします。

では。

 

肘頭骨折 術後14日目 ギプス外し

今日のトピックスは、なんと言っても、ギプスはずし。

それはいきなり始まりました!

午前中に執刀医だった先生がが病室に来て、「手術から2週間の固定期間が過ぎたから、外しますよ」と。

え、そうなの? 経過観察というより、期間の問題?

ぐるぐるぐるぐる🌀(包帯をといているところ)

先生「はい、終わりましたよ」

私「どのくらい動かしていいんですか」

先生「あー、もうどんどん」

私「院長先生に、おとなしくしていないと、骨、飛んじゃうって言われていたんですけど?」

先生「プレートでつないであるから大丈夫です。痛くない程度に、自分でぶらぶら動かしてみてください。では。」 

へ、こんなもん? ドキドキしていたわりには、あっけなかったです。

 

リハビリの先生、今日はお休みなんで、明日までは、自分でできる範囲で動かしてみることに。

「三角巾は、してもしなくてもいいのですが、どうしますか?」という看護師さんの言葉に、「しないで過ごしてみます」と答えたのでした。

さて、腕をそうっと下ろしてみて(まだ、まっすぐは、とうてい無理)、あれれ、重いぞ。腕って重いんだね。二の腕が疲れます。でも、久しぶりに包帯の下から現れた皮膚が、空気に触れて喜んでいる。よかった\(^o^)/

 

自由になった勢いで、ルッパーくん(セーフス 超音波照射)にも、一人で挑戦。クローゼットの鏡に腕を映し、バッテン印に合わせてバンドを巻きます。ゼリーを器械の先っちょにつけて、腕のバンドにセット。ボタンを押すと、順調に始まりました。ばんざーい\(^o^)/ 一人でできたぞ。

20分で終了し、看護師さんに報告したら、「よかったですねー。」と誉めていただきましたよ。途中で、ピーピー鳴らなければ、OKだそうです。(アラームが鳴るときは、うまくできなかったとき。正しく密着していない場合とか) 一人でできることが、またひとつ増えた(*^^*)

 

その後、レントゲンに呼ばれました。レントゲンは、怪我直後、手術直後(麻酔から覚めていないので、記憶なし)、バッテン印を付けたときにに加え、これで4回目。随分、放射線を浴びちゃった(>_<) 仕方ないね。

レントゲンに続き、骨密度の測定も。ベッドに横たわり、なにやら、上からウィーンウィーンと器械が動いて、左足と腰の骨密度を測定していきました。

レントゲンも骨密度も、結果のお知らせは、明日以降のようですね。

結果が気になる。特に、レントゲンの方。骨の具合が。

 

そんなこんなの今日は、ギブスが取れて、腕をゆるく伸ばし気味にしながら、あれこれやと、おそるおそる試しながら、暮らしました。 

明日のリハビリで、また、新たなスタートが始まるでしょう。そんな明日に期待をこめて。

では。

 

肘頭骨折 術後13日目 あれば便利入院グッズ

今日で、入院してから2週間がたちました。(怪我をしてからは、16日)

長いですね。当初は、「1週間も軟禁なんて!  」と愕然としたけれど、それどころじゃないじゃないですか!   こうなってくると、何となく、入院生活のパターンもできてきまして、今日はそれを書きます。 

 

目覚めはだいたいら5時すぎ。どうせ眠りが浅いから、起きてしまいます。その後、ラインのチェックや読書など。集中できるこのひとときが、好きです。

6時すぎ、他の患者さんたちが、起き出す頃、共用の冷蔵庫で冷やしてあるジョア(前日に病院の自販機で買ってある)と、ポリフェノール72%のチョコレートひとかけで、おめざ。ジョアは、カルシウム&ビタミンDというパッケージにつられて。チョコレートは、キズを治す食べ物といわれていると、スマホで調べたら書いてあったから。わらにもすがる思いとは、まさにこのこと?

 

6時30分に、起床ということで、蒸しタオルが配られるので、まず、左手をあたためてみる(これも、自己流おまじない)。それから顔ふき(本来の使い方)。

 

8時前に朝食。ラジオを聴きながら。(昼食も夕食もラジオを聴いていること、多いです。一人で食べるの、寂しいから。) 世の中のことが、わからなくならないように。と思って聴くのだけど、交通情報だったりして。

 

9時から午前中いっぱいは、その日によっていろいろだけど、なにかとバタバタしている時間帯です。3日に1回シャワーとか、ほぼ毎日リハビリ。それと必ず看護師さんの巡回があって、ここでセーフス(超音波照射)と、ギブス巻き直しをしてもらいます。

9時頃は、退院の手続きの時間でもあって、親しくお話した同室の患者さんと、「お元気で~」とお別れする場面も。また、外来で会えるかな? 会えるといいなーと思いながら。

 

12時前に、昼食。本当は12時なんだけど、いつも早め。早めの行動、大事よね。見習わなくちゃ。でも、消灯の早めは、ちょっとなあぁ

で、お昼が終わると午後は、あと1回リハビリがあったりなかったり。他にするべきことはなく、皆さんお昼寝か、井戸端会議か。不定期に出現する井戸端会議にはちょいちょい顔出し。(おしゃべりは、最高の治療?) そうでないときは、このようにブログの更新をしたり、本を読んだり。

 

夕方、家族が面会に来てくれることも。前後して、6時前に夕食です。面会時間は8時まで。9時前に消灯(  ̄- ̄)

一日の終わり、早すぎ! 夜はこれからなのにーー

10時までは、CD 聴いて粘ったりしていたのだけど、これは素直に寝てしまったほうがいいのかもと、つい昨日、気がつきました。

電気が消えると、睡魔さんが降りてきて、負けてしまう。どうせ眠りは浅いし、このまま睡魔さんに任せて眠ってしまえ。消灯後、こっそり起きているより、5時起きの方が、よっぽどいいや、というわけです。

 

こんなパターンが出来つつあるわけですが、この2週間で、気がついた「長期入院あれば便利グッズ」を、発表しまーす。

「入院のしおり」には書いていないけど、あれば絶対助かるモノたちです!

 

①懐中電灯

消灯後、手元を照らすのに、絶対必要。

②ラジオ

備え付けのテレビもあるけれど、高いから。10時間1000円のカードは、ちょっと買いたくない。

③はさみ

手の骨折患者には、必要。小袋を破るとかいう作業ができない。

④うちわ

病院の空調、暑いんだか寒いんだか? あると快適。

⑤クリームなど皮膚をケアするもの

なぜか、あちこち乾燥する。包帯を巻いているためにかぶれそうになったところとか、点滴のあととか、他にもカサカサしているところとか。

アトピーのため、皮膚科でもらっているヘパリン類似物質という血行促進&皮膚保湿剤を、ちょこちょこ塗っている。ニベアとかでも、いいと思う。

⑥湿布のかわりになるクリーム

私の場合は、メンソレータムから出ている「ラブ」。

転倒して肘を骨折したわけですが、実はそれだけではなくて、あちらこちら打撲していることが、あとになってわかりました。湿布をもらうまでもないけれど、気になるところにすりこみます。また、左手が使えないから、右手を酷使し、痛くなったりもします。早めのケアを。

⑦ウェットティッシュ

何かと便利。術後左手を洗えなかったとき、使えばよかったなと思います。気になったときに、さっと体を拭くのにもいいです。ノンアルコールのものを。

⑧延長コード

これ、絶対。携帯の充電とかしたくても、電源がすごく遠い。

⑨綿手袋&軟膏

これは、汗疱対策だったのですが、掌にたくさん水疱ができたとき、軟膏を塗って木綿の手袋をしたら、改善されたように感じました。私の場合、「紫雲膏」という、漢方製剤を。この軟膏、なかなか万能なので、これからも役に立ちそうな予感。

⑩のど飴

なぜか咳き込むことがある。あってよかった龍角散のど飴。

 

あと、おまけとして、S字フック

今回は、持ち込んでいないけど、あればよかったよねーと、皆さん言ってます。術後起き上がれないとき、ベッドの柵の手の届くところに、なんやかんやと引っかけたい。

 

以上、ベスト10プラスワンということで、いかがでしょうか?

 

さて、最後に今日のトピックス。今日は特に変わったことはなかったのですが、今後のスケジュールが少し具体的になりました。

明日12日、ギブスはずし、レントゲン、骨密度測定、診察。

レントゲンの状態にそって、13日より、肘をのばすリハビリが始まるか?

明後日14日、三者面談。院長先生と私と家族(夫)。経過の説明と、もしかしたら退院の予定がわかるかも? らしいです。

 

そういうわけで、今日は、次の展開が始まる前の、静かな一日でありました。

では。

 

 

 

 

肘頭骨折 術後12日目 できることを

昨夜は11時半に目覚めたら、傷痕が焼けるように痛かったです。久しぶりに痛み止め(セレコックス100)を飲みました。痛くて眠れないのはイヤだから。おかげで、そのあとは、例によって2時間おきに目覚めたものの、痛みをほとんど感じずに眠れました。そのせいでしょうか。明け方、骨折している方の左腕で無意識にのびをしそうになり、ギョッとして目が覚めました。「絶対に肘を伸ばしちゃいけない」と言われているのに。「気をつけないと、つないである骨の欠片がとぶよ!」って。

大丈夫。ギブスをしたままですからね。肘を曲げたまま、上に上げただけでした。

時計を見たら5時だったので、起きることにしました。病室から見える朝焼けがきれい。

 

午前中は、朝イチでリハビリ。手のマッサージを。肘の固定のため、相変わらず本格的なリハビリには入れないのですが、左手のむくみが、本当によくなりました。なんと、右手とほとんど変わらないくらいまで快復。グーパーも三本指も力強いです(*^^*) 「良くなりましたね」と言われると、誉められたみたいで嬉しいですね。

左の掌の水疱も目立たなくなりました。あれはやっぱり汗疱だったと確信しています。手術のあと、手にすごく汗をかいていたのに、洗えなくて。掌を開くのも、こわばっていてできなかった。自分でできるならウェットティッシュとかで、または家族や看護師さんに、おしぼりで拭いてもらえばいいのですね。あのような時には。

ドラえもんの手とも、クリームパンとも言えた、あのパンパンにむくんだ左手だったころ。なかなか戻らなくて、なんじゃこりゃと、悩みました。看護師さんは、「時間がたてば治りますよ」というけれど、やっぱり心配。でもほら、時間がたったら、本当にもとに戻りました! 人間の快復力って、すごい。

そういえば、同室の90歳の女性の方も、昨日、私の姿を見て、声をかけてくださいました。「時間がたてば治るのですから、心配しないであわてないで治してください。」 ありがたい、こころに残る言葉です。

 

リハビリのあとは、シャワー。前回は全面的に介助していただいたのですが、今回は、難しい着替えの場面など、ちょっとしたことを除いて、ほぼ自分で。

「できないことがあったら、遠慮しないで呼んで」と言われていたけど、いざ自分でやってみたら「助かった」と。介助員さんたち、本当に忙しそうです。無理することはありませんが、自分でできそうだったらやってみようと思います。自分のためにも。

 

シャワーの後には、いつもの流れのように、ルッパーくん(超音波照射の器械のセーフスに、私が勝手に付けた通称)を。

傷痕がすれるかもと昨日までは紙絆創膏で固定していたけれど、今日は器械に付属のバンドで固定することにしました。ずれないし、密着しているし、ナイス。傷もすれません。よかった。バッテン印が見えにくいから、一人ではできないのですが。照射時間の20分が過ぎて、ピーっと鳴ったら、自分で取り外して、器械をバッグにしまいました。テーブルとあごで、バッグをはさんで、右手でファスナーをしめました。うまくできて、嬉しい。小さな進歩が、嬉しいです。

 

今週末のギブスはずしまでは、特に大きな進展はなく、このように、小さな進歩に喜びながら、穏やかに過ごすことになりそうです。

同時期に入院手術した骨折患者さん(手首の人と、鎖骨の人)は、そろそろ退院。私には、退院の話は、全く出ませんけれど。はっきり言って、肘頭骨折は、見かけのわりに厄介です。知らなかったなぁ。

みなさん、怪我には、気をつけて。骨折は厄介ですぞ。

でももし、怪我をしている方がこれを読んでくださっているならば、時間がたてば治るから、一緒に頑張りましょうね。

 

では。

 

 

 

 

肘頭骨折 術後11日目 台風

 

昨夜は大型の台風が関東を通過し、激しい雨と風の音で目が覚めました。時計を見たら、午前4時。

9時の消灯のあと、CD を聴いてやり過ごし、10時に就寝。12時、2時、4時と、2時間おきに目が覚めます。だいだいいつも、こんな睡眠パターンです。眠りが浅いですね。寝返りが打てないからでしょうか。

 

6時に再び目覚めたら、傷痕がズキズキジンジン痛いです。いつも明け方は痛く感じますが、今朝はことさら。ギブスと皮膚の間のガーゼが、すれるのかな?

 

今日は朝早い時間に、リハビリ。「手のむくみ、ずいぶんなくなりましたね」と言われました。今日も手のマッサージを。まだ、他のこと、できませんものね。術後2週間固定という指示なので、早くても木曜日までこんな感じですね。

午後もリハビリをやっていただきました。今度は、手のマッサージと、肩のほぐしを。事故日からかれこれ2週間も三角巾で吊っているから、確かに肩は凝っています。つい前傾姿勢になってしまうし。

「ギブスはずして、はじめて肘をのばすとき、痛いですかね?」とリハビリの先生に聞いたら、「痛いです。筋肉がかたまっていますし。手術のあとの皮膚も突っ張っているし。」 ひえぇぇ、覚悟しておこう。

リハビリの帰りは、エレベーターではなく、階段を使って帰りました。足、なまっちゃうからね。

入院後はじめて階段を使ったとき、上まで行ったら膝がガクガクだったんですよ。軽くショックでした。以来、こまめに階段を。今では、ガクガクせずに上れます。(*^^*)

 

午前中のリハビリのあとは、看護師さんに手伝っていただいて、セーフス(勝手に付けた通称 ルッパーくん)で超音波の照射を。バンド固定だと傷にあたるので、昨日同様、紙絆創膏で固定してもらったのだけど、ちょっと油断したら皮膚から半分くらい浮いてた。テープ固定でないときは、よそ見しないで、ちゃんと手で押さえた方がいいゆみたい。

照射が終わったら、今日も鏡で、傷の確認。昨日までは恐る恐る見ていたけど、もう慣れた。

「ふむ、悪くない。」と思う。ついでに、バッテン印が消えかかっていたから、上から油性ペンでなぞりました。でも、自分ではあんまりきちんとできなかった。明日は看護師さんにお願いしてみよう。

 

超音波が終わったら、看護師さんにギブスをつけていただきました。今日は皮膚の上のふんわりガーゼなし。皮膚にギブス直接で、ギブスの上から包帯ぐるぐる。なんか、すかすかして、気持ちがいい。朝のズキズキは、消え去っています。

肘の骨折なのに、二の腕から手首まで、ギブス&包帯ぐるぐる。「絶対動かしちゃダメ」と言われているだけある。

 

窓の外は台風一過の晴天ながら、風がまだ強そうです。

台風がくると、怪我人が増えるのではないかと心配してしまう。骨折で入院は厄介です。怪我はしない方がいい。皆さん、気をつけて。私が言うのも変だけど。

 

台風の被害が大きくならないことを祈って、今日はこの辺りで。

では。