てくてくわくわく 街道ウォーク

晴歩雨読。週末の東海道てくてく歩き&ときどき読書のブログです!

自己紹介は苦手?

今週のお題「自己紹介」

 

 自己紹介は、苦手。うまくしゃべれないから。

 

 あがり症とか、恥ずかしいとかじゃなくて、人としゃべるのはむしろ好きな方なのだけど、改まった場で人前で話すとなると、口が上手く回らなくなってしまいます。だから、はじめまして的なシチュエーションでの自己紹介は苦手です。

 口が上手く回らないと書いたけれど、苦手なことははっきりしています。サ行とタ行のイ段の発音ができないんです。つまり、「シ」と「チ」。「シ」は「ヒ」に、「チ」は「キ」に聞き間違えらます。いつもは忘れているけれど、時々「え? なに?」と聞き返されて、「ああ、私、シとチ、苦手だったんだなあ」と思い出して落ち込みます。落ち込むと言ってもほんのちょっとなんですけれど。性格は、明るい方だと思う。くよくよしないっていうか。

 でも、シとチが苦手だから、7のことを、「シチ」ではなく「なな」と言っています。子どもの小学校とかで絵本の読み聞かせボランティアをしていた時は、発音しにくそうな単語は、違う言葉で言い換えたりしていました・・・ 人と普通に会話しているときは気にならないのに、そういう場面になると急に、すくんでしまうんです。

 趣味の域ですが、声楽を習っていたことがあります。人前で歌うのは、不思議と大丈夫です。でも、日本語の歌詞でない方がいいです。ラテン語、ドイツ語、イタリア語なら、シもチも関係ないから。

 

 好きな作家さんの一人が、重松清さんです。重松さんはご自身が吃音であることをはっきりおっしゃっていて、作品にも投影されています。そのひとつ『きよしこ』が、特に好きです。吃音になやむ主人公の「きよし」くんは、矯正のために家族の応援もあったりするのだけれど、結局は治ることはないのです。でも、「きよし」くんの気持ちが痛いほど伝わってきて、心が洗われるような本です。自分も似たような思いをしているから、よけい感じ入ってしまうのかもしれません。

 同じく重松さんの作品に『青い鳥』というのもあります。やはり主人公は吃音ですが、こちらは学校の先生。「きよし」くんは、吃音であることに悩み傷ついていたのけれど、こちらの「先生」は、吃音であることに臆せず、生徒に話しかけ、時には大きな声で叱ったりもします。でも、それが本当にひどいどもりなので、生徒たちはクスクス笑うのですが、「先生」は気にしません。自分の弱点をさらけ出して、真摯に生徒に向き合う誠実な先生の姿に、周囲の人は己を恥じ、変わっていくのです。

 『青い鳥』の先生は、なかなかインパクトのある魅力的な人物ですが、やっぱり私は弱さを抱えたままの「きよし」くんが主人公の『きよしこ』が好きかな。

 

 重松清さんは、吃音であることがコンプレックスだった時もあったかもしれないけれど、それをどこかで受け入れて「書く」ことに道を見出されました。有名な作家さんと同じに語ることは身の程知らずですが、私も「書く」ことは好きです。「話す」より「書く」方が得意。

 最近の教育現場では、調べて書いて発表するという一連の作業が出来て、やっと評価されることが多いですが、「調べる」のは好きだけど調べたら満足してまとめるのは嫌いな人、「書く」のは得意だけれどそれを人前で発表しなさいと言われたら困る人、「話す」ことなら誰にも負けない人、それぞれだと思います。なんでもできるスーパーマンみたいな子って、どれだけいるんでしょうか? この頃の子は大変だなあと思ってしまう。昭和の子でよかったな。

 

 えーと、話がそれましたね。そうそう、自己紹介でした。というわけで(どういうわけなんだか・・・)、私は「シとチ問題」を抱えていますが、そこそこ明るい、「書く」ことが好きな、もしかしたらちょっと変わり者。こんなまとめでいかがでしょうか。(まとまっていないかも、ですが。)

f:id:kaz-mt-wisteria:20180405230810j:plain

 

 ここまで読んでくださり、ありがとうございました。また訪ねて来てくださると嬉しいです。