てくてくわくわく 街道ウォーク

週末の東海道てくてく歩きのブログです!

第8回 茅ヶ崎→平塚①

 茅ヶ崎→平塚の街道ウォークの旅の記録を、2回にわたってお伝えします!

 

 12月24日(日)、9時6分、茅ケ崎駅。前回のような快晴とは言えず、冬の曇天で寒いです(泣)。そのうち晴れてくるかもと、気を取り直して出発です。

  前回、日没でタイムアウトした本村(ホンソンと読みます!)まで、バスで向かいます。停留所、たった1つ分。なんだ、意外と近かったのかぁ。(疲れていたのか、前回はバスに乗っていても遠かったなぁ・・・)

 

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海前寺

 

 本日1つめのチェックポイント、海前寺。山門両脇の立派な仁王像がお出迎え。

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 六地蔵様に和みます。こうやってお花が飾られていると、ぽっと明るくて嬉しい。

 

 お寺の境内に、江戸時代の石灯籠があるという事前チェックでしたが・・・ 探すまでもなく、すぐに見つかりました。

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 このように、本堂の前に、二つ、石灯籠があります。

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 へぇ~、ずいぶん古い石灯籠がちゃんと残っているんだねぇと感心しながら境内を出て歩いていますと、お寺に隣接する敷地(塀の外の道沿い)にまた石燈籠。

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 見落とさなくてよかったぁ!

 

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 佐々木卯之助さんの供養塔です。石燈籠のすぐそばにありました。説明板によりますと、藤沢の片瀬川周辺の鉄砲宿の敷地内では開墾は禁止でしたが、貧しい地元の住民がこっそり田畑を耕して自給しておりました。それを、鉄砲宿の役人だった佐々木卯之助さんは、黙認してくれていたのですがばれてしまい、島流しの刑になってしまいました・・・佐々木卯之助さんの死後、住民が個人を偲んで供養塔を建てたということです。

 なかなか、よい物語を聞いてしまった・・・

 

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 供養の隣にも六地蔵がありました。このお寺、塀の外も、要チェックです。

  

八王子神社

 

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 鳥居のしめ縄が、立派です。境内では、氏子の方々が、せっせと初詣に向けての準備をされていました。思えば、大晦日を一週間後の控えた最後の日曜日ですね。

 

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 この手水鉢、実はすごいハイテク。動画でお見せしたいくらいです。以前、手をかざすと水が出る手水鉢がありましたが(鶴見神社)、ここはさらに進んで、人が通るとセンサーが働いてお水が出ます。手の洗い方について丁寧な説明の貼り紙もありました。こちらはアナログ。(今に、説明も映像になったりして?!)

 

 境内の庚申供養塔です。

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 供養塔の説明です。上の写真の位置と合っています。これまたずいぶん、古いですね。

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 かつての鳥居です。関東大震災で倒壊してしまったものの一部が残されていました。

 

 

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 いろいろ見てきましたが、こちらが本殿。

 

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 境内に鐘楼がありました。ここの鐘は第二次世界大戦中に、供出されたそうで、戦後、平和を願って再興されました。

 

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 境内には、八坂神社を始め、様々な神社にもお参りできるようになっています。

松並木

 

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 駅に向かう途中の松並木です。


一里塚跡

 

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 江戸より14里めの一里塚は、このように塚のかたちで残っている貴重な一里塚です。ちなみに、バスの中からも見えました。

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 反対側には小さな公園があります。平成になってから整備したようで、一応榎を植えてみたとか。でも、なんだか、元気のない榎です。大丈夫かな?



旧寛永寺石燈籠

 

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 市役所の敷地内に6基の石灯籠があるということでしたが、ごくごく入口の所に4基ありました。残り2基は、敷地のもっと中程だったのかも。家に帰ってから、あれ、4基しかチェックしてないなと気が付きました。まあいいか。
 戌辰(ぼしん)の役や関東大震災や戦災などで被害を受けた上野の寛永寺への再建寄付の返礼として贈られたものです。

円蔵寺

 山門はこんな感じ。

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 本堂です。

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 六地蔵、ちょっと寂しげ。日当たりが悪いせいかな。

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 円蔵寺は本村のあって関東大震災で倒壊したそうで、その礎石がありました。関東大震災の傷あとがここにも。

 

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 乃木希典像です。手前、左手にあるのが、203高地血染の岩片。右側に水師営のなつめの木。これらについては、後日、説明板をブログにアップします。

 こちら、203高地血染の岩片に近づいてパチリしました。

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 こちら、水師営のなつめの木

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  これも、関東大震災で倒壊した鳥居でしょうか。詳しい説明を見落としてしまったようで、詳細はわかりません。

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第六天神社

 

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 初詣用でしょうか。鳥居脇の石段にずらりと並ぶ色とりどりの紙灯篭が、目を引きます。12月27日にはだるま市もあるのですね。楽しみですね。

 

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 なかなか風格のある境内です。入ってみましょう。

 

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 境内にこんな表示が・・・

 

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 本殿です。ここにも紙灯篭。

 

 青面金剛像があります。

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 それぞれの青面金剛像については、下の写真の説明を参照してください。

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 こちらは庚申塔です。どれも割とミニサイズでした。

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 近づいてみると、お顔の表情がかわいいです。誰が描いたの?

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 三猿の庚申塔もありました。

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 本殿の裏には古い松の木があるということで(神社の説明によると新たなパワースポットとか・・・)、行ってみました。

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 見上げても見上げても、てっぺんが見えません。確かにパワースポットかも。樹齢200年を超える黒松です。

 


金剛寺

 

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 ちょっと入りにくそうな雰囲気でしたが、失礼します・・・

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 境内に太子堂があります。

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 若松幹男先生のお墓というのがありました。若松先生は茅ケ崎小学校の前身である琢章学舎の先生でした。碑文には在職中に平凡な亡くなり方をしたように書いてありますが、生徒13人が期末試験で落第したことに責任を感じて割腹自殺をしたのだそうです。そ、そ、そんな・・・! 説明文を読んでびっくり。

 

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 芭蕉の句碑を発見。ここに句碑があることを知らなかったのに見つけることができて、嬉しかったです。(控えめにVサイン(*^^)v)

父母のしきりにこひし雉子(きじ)の聲

 
南湖の左富士碑

 京都に向かう東海道中で、富士山が向かって左手に見える珍しいスポット。広重さんの浮世絵でも有名です。

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 碑の前にいたら、地元の女性の方が、「ここから今でも富士山が見えるんですよ~。夕焼けの時、本当にきれいです。」と教えてくださいました。

 

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 「あのあたりに見えるんですよ!」と教えてくださった方向をパチリしました。生憎の曇り空で、富士山は見えませんでしたが、教えていただいて嬉しかったです。ありがとうございました。


 これより、道路を渡って、鶴嶺神社に向かいます。鶴嶺神社については、ガイドブックのチェックポイントは、鳥居と弁慶塚と松並木だけで、神社はチェックの対象ではなかったのですが、由緒ある神社のようで行ってみたくなったので足を延ばしました。この後、神社まで1キロほど歩くことになりますので、いったんブログを閉じます。

 ここまで読んでくださりありがとうございました。続きも訪ねてくださると嬉しいです。

 


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