てくてくわくわく 街道ウォーク

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クローズアップ!茅ヶ崎

 次回ウォークの終着点は、茅ケ崎駅です。なぜ、宿場町平塚まで行かずに茅ヶ崎なのかは、単純に距離のわりに見どころチェックに使うの多さを憂慮してのことなのですが、茅ケ崎は江戸時代も先を急がず宿を取った旅人もいて、「間の宿」と呼ばれていました。宿場のようなそうでもないような・・・? 不思議な立ち位置の茅ケ崎に、焦点を当ててみましょう。

 

 まずは、茅ケ崎市について、市のホームページで、あらましを見てみましょう。

茅ヶ崎市プロフィール

 

 茅ヶ崎市は、神奈川県の中南部、東経139度24分、北緯35度20分に位置し、東京から西に50キロメートルあまり、東は藤沢市、西は相模川をはさんで平塚市、南は海岸線約6キロメートルに及ぶ相模湾、そして北は寒川町と接しています。面積は35.76平方キロメートル、東西6.94キロメートル、南北7.60キロメートルで、周囲は30.46キロメートルに及んでいます。

 気候も四季を通じて温暖という環境から、明治から昭和初期にかけては湘南の別荘地、保養地といわれてきました。こうした自然に恵まれた住みよい条件のなかで、昭和22年10月、神奈川県下で8番目の市として市制を施行し、昭和30年4月には旧小出村との分村合併により現在の市域となりました。その後、東京、横浜への交通の利便性や恵まれた自然環境を背景に急激な都市化が進み、平成元年12月に県下で7番目の20万都市に発展しました。 

 

 平成29年12月1日現在、人口は、240790人、世帯数は100435世帯です。

 

 なるほど。茅ケ崎市は温暖な気候を武器に、保養地として発展・都市化してきたのですね。現在でも、「海」「サーフィン」のイメージを売りに、観光客の誘致に力を入れたり、アーチストの方の移住をバックアップする事業を行ったり、湘南の「ゆったりとした時間」が流れる場所として、大いにアピールしているようです。

 圏央道の開通以降一段とアクセスが良くなった茅ヶ崎は、都心に近い観光地として、あるいはベッドタウンとして、これからも発展していくのでしょう。

 

 では、「別荘地・茅ケ崎」以前の茅ケ崎、明治より前の茅ケ崎は、どんなところだったのでしょうか?

 

茅ヶ崎の歴史

古代~中世

 茅ケ崎駅構内、東海道本線と相模線の分岐点近くに、大きな岩が2つ積み上げられています。1926年(昭和元年)に発見された石神古墳の天井石です。古墳自体は破壊され今はなく、天井石も移動されたため、古墳の正確な場所も不明ですが、築造時期は7世紀前半以降と推定されます。 

 また、下寺尾からは平安時代中期の大寺院遺跡が発見され、古瓦などが出土しています。市の西部は大庭氏の開発地として伊勢神宮に寄進され、大庭御厨となりました。大庭御厨のうち懐島郷を拠点としたのが大庭景義。頼朝に協力し、鎌倉造営に中心的働きをしました。

 懐島地域は、相模川が流れるなどしており、頼朝が橋を架橋するなど交通の要衝でありました。十四世紀に町屋が形成されていました。懐島地域はその後たびたび支配者が交代しましたが、室町時代には熊野や伊勢信仰が流入、ちがさき、まちや、やはた等の村名が熊野や伊勢の御師の記録に見えます。

 

近世

 近世の市域には二十三カ村の複数の旗本などが支配する相給村落がありました。海岸地帯は半農半漁の漁村でもあったので漁場の争論が起こりましたが、近世の中期には次第に海岸地先の漁場が確定していきました。相模川河口の中島村は対岸馬入村への東海道の渡船場が置かれ、柳島湊の船や周辺農村から船頭が動員されました。

 東海道の立場であった南湖の茶屋町は、元禄から享保期ころに茶屋が開業し、参勤交代大名などの休憩地となりました。宿と宿の間にある村を「間(あい)の村」といい、間の村の中で、馬を継ぎ立てたり、人足や駕籠かきなどが休息する場所を「立場(たてば)」といいました。大名の休憩場所になるような立場があった茅ケ崎。「間の宿」としての役割を担っていたことがよくわかります。

 このように茅ケ崎は漁場と湊のある町として、参勤交代の間の宿として、いずれにしても交通の要所として栄えていたのです。

 

近代

  明治22年(1889)、町村制により茅ヶ崎、鶴嶺、松林、小出の四カ村が成立。同四十一年(1908)には小出村を除く三カ村が合併、茅ヶ崎町が誕生。昭和二十二年(1947)には茅ヶ崎市となり、同三十年(1955)には小出村の一部を合併し現在の市域となりました。その後の発展については、前述のとおりです。

 

【参考】

『神奈川県の歴史散歩』下  神奈川県高等学校教科研究会社会科部会 山川出版社

茅ヶ崎市ホームページ

www.city.chigasaki.kanagawa.jp

国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所ホームページ

http://www.ktr.mlit.go.jp/yokohama/tokaido/02_tokaido/01_aruku/0602.htm

 

  ここまで読んでくださり、ありがとうございました。 また、ご訪問くださるとうれしいです。

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